今日、3月10日は東京大空襲が行なわれた日。
そして私の祖母の命日。
62年前の今日の事。
私の母一家は恵比寿に住んでいました。
祖母はお産婆さんで、たまたまその日に台東区に仕事で出かけて行き、空襲に巻き込まれたとの事です。
知らせを受けた母の叔母夫妻が青森から駆けつけてくれて、 上野~浅草近辺を祖母の事を捜し回ってくれたのだそうです。
その現場は、とても筆舌に尽くし難い状況だったそうです。
死者は10万人ともいわれています。
結局は見つけられる訳もなく、両国で関東大震災の被害者とともに無縁仏として祀られています。
折りしも昨日「東京大空襲の遺族が国を相手取り提訴」 というニュースをやっていました。
これに対しニュース日記に見当違いなおバカな
反論をしてる方が多数いますが…
要はカネや補償の問題じゃないんですよね。
軍属でも民間人でも立場は同じです。
風化させてはいけないと。
実際、私の母も80歳です。この出来事を伝えられる人達が
どんどん高齢化している。
伝えられるうちに、どんな形であれアピールしなければ…
そんな気持ちから来た行動だと思います。
ヒロシマ・ナガサキは被爆都市として世界に発信してます。
でもそれだけじゃない、色々なところで罪のない人々が
犠牲になった「戦争というものの実態」を風化させては
いけないと。
改めて思い直せる材料になれば良いと思います。