数年前から思っている事。
小・中学校の生徒がよく使用する単語で「シンタイ」という言葉を耳にした事はないでしょうか?
そう、身体障害者の総称なんですが。
これがちょいと気になってます。
元々は教育現場(教師や教育委員会等)で障害者を分類する為に日常的に使われている言葉です。
「~本年の入学者は、身体〇名、知的が〇名~」てな感じです。
これを教師が生徒の前で普通に口にしてしまう為に(身体の人には席を譲りましょう…みたいに)、子供達も単語として受け入れてしまっている。
昔、お客さんで元教師の方がいて、(すごく人格者)その方もそういう言い方をしてたんで、ああ、教育に携わる世界ではそうなんだって驚いた事があったんですね。
そこまでならまあ、いいんですが、時として、障害者を蔑む、あるいは友達を「侮蔑」しようとする時の言葉として使用される…
「だって、あいつ、シンタイじゃん…」 というようにね。
「障害者」って言葉を使うのははばかれるけど、「身体」って言葉は使いやすいんですよね。だって先生達が使ってるんだもん!
言葉尻だけを捕らえて突っかかるつもりはないですけど、大人も子供も心無い言葉を口にしすぎではないかな。
悪気はなくても、「悪気がない程やっかいなものはない。」
って事、ありますよね…