世帯主の62.5%が60才以上だそうです。
去る16日に「うえのまち再生へ!」フォーラムにて、立命館大学院政策科学研究科の都市プランニングプログラム研究チーム(代表・高田昇教授)がアンケート調査を行った際の結果報告で明らかになりました。
研究チームが今年の8・9月に上野城下町区域の576世帯を対象に行っていました。うち433世帯(75%)の回答があり、その一部をご紹介
☆居住している住宅の建築時期は江戸時代から戦前が46.8%、ほぼ同数の4割の世帯主が外観修理などの公費助成を希望。建替えや改築希望は28%にとどまる。
現状の問題点では
☆まちに活気がない(74.6%)
☆子どもの遊び場や公園がない(42.7%)
☆地震が心配(37.9%) など
活性化に必要な取り組みに望むものは
☆多世代が住み働ける生活環境づくり(%)
☆歴史的な町並みと町家の保存・再生(46.9%)
☆集客力のある店の集積(39.3%) など

(小さくて見づらいとは思いますが、伊賀市中心市街地の区域図)
このエリアを中心に
23日創立総会が開催された「㈱まちづくり伊賀上野」や上野商工会議所・伊賀市などが中心になって進める中心市街地活性化協議会では、6つの基本的な方針を出しています。
①住民や事業者の利便性を高めるための<集客交流・回遊性創出>⇒観光、商業を一体化とする中心市街地におけるにぎわい回復
②高齢者等にも暮らしやすい生活環境を整えるための<快適な暮らしの場づくり>⇒多世代が住み、働くことのできる生活環境づくり
③伊賀地域の核として機能できる地区とするための<伊賀らしい顔づくり>⇒伊賀市の個性を明確に表現できる拠点づくり・情報発信
④効率的な経済活動を支える基盤としての役割を果たすための<テナントミックス(個店の集合体のようなものでしょうか)>⇒集客力のある店づくりによる商業集積としての独自魅力の創出
⑤歴史的、文化的、かつ社会的地域資源を活用し、投資の効率性を確保するための<まちなみ保存・再生>⇒「うえの」の歴史的まちなみ、町家の保存・再生
⑥環境負荷の小さなまちづくりにつながる、歩いて暮らせるまちとするための<コンパクトシティ>⇒生活と都市機能が共存できるコンパクトなまちづくり
アンケート結果などを生かした「まちづくり」になるといいですね。
でもやたらと〇〇計画とか〇〇会議・〇〇協議会があるんですよね、ちょっと多すぎやしませんか。理想論ばかり言ってないで「早く始めの一歩を踏み出そうよ」なんて思ってるのは筆者だけかしらん。