“メロドラマ”って(昔、よくあった午後1時からの某局のドラマのことではありません(笑))
先ず、今回の衣装について説明してくださる村田さん。
エプロンのようにみえて「紐」はゴムなので、女性が赤ちゃんを身ごもっても(要するにお腹周りが太ろうがやせようが)自由自在に調節できる、しかも大きな袋として使える。機能的な衣装なんです、との紹介から始まります。
さて、メロドラマの始まり~~
「動物の祈り」
語りに近いようでありながら、ピアノ音楽と一体化しています。
メロディーが合ってそこに歌がのっかっている、というのではなく“物語”があって、そのお話を“音楽”が盛り上げるし背景にもなる・・・そんなかんじかな。
目をつぶって聴けば、動物たちが“私たちは、どうしてこの地球で生きているの?”という答えが見つかったような・・・そんな動物を作った神、神の願いによってこの世に生きている動物たちの“声”を彼女の声に重ねて聴いてました。
登場動物は、
雄牛・鼠・猫・犬・蟻・象・亀・キリン・猿・オンドリ・年老いた駄馬・蝶々たち。
ピアノは単なる「伴奏」ではありません、物語の一部です。
そして、「マッチ売りの少女」
クリスマスイヴの夜
一人ぼっちの貧しい少女が、マッチを売りに街にでています。
しかしマッチはひとつも売れません。
家族で過ごす夜、人々は家路を急ぎます。
深夜、売れ残ったマッチをつけると、あかりの中に暖かな食事や暖かなストーブが映しだされますが、マッチが消えた瞬間、消えてしまいます。
少女は次々にマッチをつけます。
やがて、亡くなった両親の代わりに育ててくれた、優しいおばあさんが映りました。
おばあさんは少女に話かけます。
天国でお前のお父さんとお母さんと三人で暮らしている、お前も来るかい?
少女は、どうか私を連れていって下さいと言いました。
翌朝
街の人々が見つけた少女は、倒れて亡くなっていましたが、幸せそうな、安心した顔をしていました。
そんなお話ですが、村田さんや川森さんの演奏によって、そのひとつひとつの場面が目に浮かんでくるんですね・・・感動しました
村田さんからのメッセージ
最後は、クリスマスソング・ホワイトクリスマス
ああ、30年ぶりに懐かしい声を聴かせていただきました。
年齢とともに熟し、人を引き込む声の魔力、再び“とりこ”になりそう~~
もう一度、コンサートがあるようです。
「ふぅ~」っと癒されに行きましょうか~~
追記
中日新聞(12/26付け)