現在、宇奈月国際会館・セレネ美術館、2Fオープンギャラリーでは、
第5回 おらがふるさと写真展 ふるさとの宝をさがして・・・ を開催いたしております。
本写真展は、毎年一回開催しており、美しく変化に富んだ、自然豊かな黒部を広く県内外の方々に知っていただこうと
「ふるさとの宝をさがして・・・」をテーマに黒部のアマチュア写真家が、ふるさと黒部の自慢したいとっておきの風景や
イベント等を中心に写真で紹介するものです。
「ふるさとの宝」と聞いて、みなさまは、どのようなことを思い浮かべるでしょうか?
文化的な物?人?自然?動物??、その他??
人には、必ず一つ。何かしらのとっておきの故郷に対する想いがあるかと思います。
写真家がそのような想いを写真で表すとどのようなものになるのでしょう。
写真展では、以下のようなテーマごとにわかれ、展示されています。
テーマは、「山」、「川」、「海」、「宇奈月」、「水」、「里山」、「桜」、「牧場」、「夕日」、「まつりイベント」、「レイルウェイズ」。
多様なテーマにわけながら、写真家がそれぞれ大切にしている故郷の宝を持ち寄り、
素敵な作品として、展示しています。
左写真は、「まつりイベント」のテーマから。右写真は、「里山」のテーマから。
額は手作りで、ボード紙で作ったもの。
手作りの額は、鑑賞者をなごやかな気分にしてくれます。
左写真は、「幻日」というタイトルの作品。
太陽の左側に輝く、光の斑点はどのようなものでしょうか。
右写真は、「春のアルプス」というタイトルの作品。
一面に広がる菜の花畑。色味が少し濃く感じるのは、菜種油採取用のものだからだそうです。
いったいどのような場所で撮られたのでしょう。
キャプションには、タイトルと文章のコメントがあり、どのような写真であるかなどが、書いてあります。
入口には、自分たちでデザインし作成した黒部市のマップがあり、写真がどこで撮影されたのかわかるようになっています。
展示はどこか、ぽかぽかとした穏やかな感じがします。なぜでしょう。
深く共有出来るものが、やはり、写真に写されているものにあるのではないかと思います。
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以前、海に立ち寄った際、
夕陽がとてもきれいで、眺めながら、無心で写真を撮っていました。
気がつくと、横に女性が一人。同じように、スマホで写真を撮影していました。
気にもせず、また夢中に写真を撮り、撮り終えて、まわりをみると、おもわず「あっ」と叫んでしまいました。
まわりには、同じように写真を撮る人が、たくさん。
その時、「あぁ、いいなぁ」と思いました。
美しいさまを見ていたい人。記憶に留めておきたい人。写真に残したい人。SNSにのせたい人。誰かに伝えたい人。
そういうのが、いっぺんにわかって、なんだかいいなぁ。わかるなぁと。
自分ひとりじゃなくて、皆で共有して同じように感じているということが、皆それぞれに、感じられたので、
とても幸せな気分になりました。
昨今、写真には、ますます人の心を繋ぎ、豊かにする力を感じます。
一枚のふるさとの写真に、あなたは何を想うのでしょうか。
展示は、9月30日まで。入場無料。
開館時間は、9時~17時30分(入館は、17時まで)。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP