市役所が解体されている様子をのぞき見に歩道橋へ
歩道橋の階段に立派な冬芽
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/22/e70934f20a853d888121ec25b7b39d89.jpg?1611720177)
芽麟が複数枚、葉痕に維管束が3個
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/8e/76ca2ea5eba4b0450a80ca8f67bfdddb.jpg?1611720178)
実がなっているので柿かと思ったのだけれど、柿はこんなに長い柄でぶら下がらないし・・・なんだろう?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/e4/f711cd7d6a3dd84e1aeabda0e0c01d4e.jpg?1611720178)
モミジバフウなら、実は棘があり、枝にコルク質の翼がある
アメリカスズカケノキなら、芽麟は1枚
フウなら芽麟に毛がある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f3/aade03dd74060804fcec6b966c3e5f9a.jpg?1612317714)
実の大きさや色で画像検索していたら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/3f/ad23ecb0a2143b4c8e1e56cf17dfbf1e.jpg?1612317714)
まったく意外にもハンカチノキとわかりました
こんな身近にあったとは
「植物園などで、ハンカチノキに花が咲きました」などどニュースになる珍しい樹だと思っていました
名前の由来でもあるハンカチのような白い大きな大小の苞が
球形の花序(1個の雌花と多数の雄花からなる)を覆うようにして咲くハンカチノキ
特徴のある実、見やすい冬芽で、花のない季節にも楽しめる樹だとわかりました
花が終わると「終了~」ってもう近づかなかったけれど
松戸キャンパス、大船植物園、小石川植物園、日光植物園・・・
そこでも今頃、こんな実と冬芽が付いているのかと想像すると楽しくなりました
ハンカチノキ ヌマミズキ科 ハンカチノキ属
Davidia involucrata Baill.
ダヴィディア インウォルクラタ
果実は核果で紫緑色に熟すと図鑑にありました
広沢毅・林将之,2010.冬芽ハンドブック.文一総合出版:p.31
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/12/aa876e5c042a94c13bb6a8639e17d43a.jpg?1611720180)
7台のクレーン車が働いている
高いところからホースで水をまきながらの作業
寒い中ご苦労様です
跡地は何になるのかしら
この樹は残るのかしら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/90/6a6c0e655916b3aae0f45559879ffcaf.jpg?1611720180)
セイヨウニワトコ(西洋接骨木) サンブカス・ゴールデンタワー
レンプクソウ科(旧スイカズラ科)
Sambucus nigra L.
サンブクス ニゲラ
これまた存在感のある立派な冬芽
幹の皮を突き破って出てきたようです
オーストラリアの木をおしゃれに植えているお店の前で
ニワトコの冬芽写真と比べてみると、これは葉芽のようです
向きを変えて、葉痕の様子も見てくれば良かった
でも、塀越しで他人様のお庭なので・・・
「葉は独特の臭気があり、花は麝香の香りがある
果実は黒色。花と果実は薬用・食用、花の抽出液は美顔水になる。
葉を煮た抽出液は防虫スプレーとして使える」・・・とある。
興味深い樹だ
冬芽ハンドブックp.83 ニワトコ
日本花名鑑④p.412
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/54/3269f9c241019e8b5581dc9198c3d424.jpg?1611834946)
ジンチョウゲの蕾 これも冬芽といっていいのか?
ジンチョウゲ ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
Daphne odora Thunb.
ダフネ オドラ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/d2/debd81d69ecc954b223d5c2b2c25d982.jpg?1611834946)
アオキの冬芽 アオキ科(ミズキ科) アオキ属
Aucuba japonica Thunb. var. japonica
アウクバ ヤポニカ
冬芽ハンドブックは落葉樹のほんなので、青木のような常緑樹の芽は載っていない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/1e/7fdd7ee8b01a88336fc07a54b8d01ddb.jpg?1611834946)
ロウバイが咲いていた
ソシンロウバイ(素心蝋梅) ロウバイ科 ロウバイ属
Chimonanthus praecox (L.) Link f. concolor (Makino) Maki
キモナンツス プラエコクス コンコロル
ロウバイは内側の花被が紫色、
これは黄色一色なのでソシンロウバイと見た
・・・となると、いけばなでいただいたロウバイもソシンロウバイでした
ロウバイより花は大きく薫り高い
こんな大きな実がなるんだ
そして、枝の先端、頂芽の冬芽は2個
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/74/5cf2a7f14645a78df612c0ecc12fee41.jpg?1611834946)
アジサイの仲間
Hydrangea ヒドランゲア/ハイドランジェア
アジサイ科 アジサイ属
冬芽に葉脈が見える、芽麟に包まれていない裸芽(らが)
参考: 冬芽ハンドブックp.34
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/97/bb9cca05a9de93f1efe52d2530c6897a.jpg?1611834949)
良く通る道なのに、この街路樹がなんだったか思い出せない
そんなもんかい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/a5/12a8e8ae989c4861b27b15b3b3f93570.jpg?1611834949)
うろうろしてたら葉が残っている樹があって
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/d5/888b2b48946a700cabc488989b61651f.jpg?1611834949)
イチョウだった
イチョウ(銀杏) イチョウ科イチョウ属
Ginkgo biloba L.
ギンクゴ ビロバ
冬芽ハンドブックを見ると、葉痕に維管束2個というのが最大の見分けポイント
・・・とあるのに、なんだ、この写真にはそのポイントが写っていない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_z.gif)
も一度行ってみよう
参考: 冬芽ハンドブックp.85
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/bf/79035b2e5cd6825f7df61ac5bca304b7.jpg?1611834949)
見事なシダレの源平桃
モモ バラ科 スモモ属
Prunus persica (L.) Batsch
プルヌス ペルシカ
冬芽は灰色の毛があり、芽麟は正面に5枚ほど見え、枝には葉痕から稜がある
・・・と言われるとそうなんだ
この、「葉痕から稜がある」ってのが、
葉がある時は気が付かなかった見分けポイントになりそう
参考: 冬芽ハンドブックp.37
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/a1/9b3d4e05e7bcefc0e6da008275382b63.jpg?1611835139)
今日は、家にこもっていたけれど、さあ出かけなきゃと思ったら雪だった
予約していた受診が電話での診察になったと連絡があり
おわってからもう一つ受診して薬局にいく道すがら
シャリンバイに積もっていたこの冬初の積雪
いつも、花を目当てにあるいていたけれども
冬芽ハンドブックをいただいて、おかげさまですこしずつ面白くなってきた冬芽観察
また、歩いて見よう
自粛の冬