名札のついている植物園や庭園に行きたいけど自粛の冬
近所の木々を見て歩く
9日に見つけた公園のマンサク、どうなったか見に行ってみようと歩き出した
参考: 210209 冬芽
やった、咲いていました
昨年の葉が残っているところもある
握った拳からこぼれ出たリボンのようなマンサク、頂芽はまだ芽吹いていない
一か所から2~3個の花が咲いている、小さな花序
萼4、ねじれたしわのあるリボン状の花弁4、
雄蕊(完全な雄蕊4+機能を持たない鱗片状の雄蕊4)、雌蕊(先端が2つに分かれる)
・・・雄蕊の様子よくわからなかった
線路向こうの別の住宅前で
すこし緑がかった小振りのマンサク
マンサク 満作・万作
Hamamelis japonica Siebold et Zucc.
ハマメリス ヤポニカ
マンサク科 マンサク属
この学名は日本に自生するマンサクで、花は小振り
いけたことは無いけど、マンサクは
撓めがよくきき、水切りがあまり良くないので枝を割るようにとされる
「まず咲く」→マンサク、といわれ、この花がよく咲く年は豊作満作(まんさく)といわれるのだそうだ
タンニンを含む葉は止血に、材は籠や木工に使われる
北海道~九州の山地に自生する落葉高木
植栽によく利用されるのは、シナマンサクHamamelis mollis Oliv.やその園芸品種、
およびマンサクとシナマンサクのの種間交雑種Hamamelis ×intermedia
インテルメディアの花弁は縮れる
シナマンサクは開花が早く、花は大きく芳香があり、花期に葉が残り、花弁は縮れない
今日見た2本のマンサクはどれなんだろう
公園のは花が大きいけど葉が少ししか残ってない
住宅のは花は色が薄くて小振りだけど葉が残っている
今度は、匂いも嗅いででこないといけない
参考: 現代いけばな花材事典p.649 庭木・街の木p.128 日本花名鑑④p.193
公園の前の駐車場で、一昨年の春、別のお宅で満開だったのを見て知った花
ウンナンオウバイ雲南黄梅→和名オウバイモドキ
Jasminum mesnyi Hance
ヤスミヌム メズニー
モクセイ科 ソケイ属
常緑低木 花冠は6~8裂あるいは八重、香りは無い
このブログを書いていたら、Cさんから写真が届いた
葉が無い緑の枝にたくさんの黄色い花、オウバイの様です
オウバイは落葉低木で、3小葉の葉より先に咲く、香りは無い
中国では旧正月のめでたい花とされる
写真は他にもツバキや紅白の梅、お会いすることはかないませんが
同じ花を見ているのがうれしかった
参考: 190329 ウンナンオウバイ
八重のスイセン(水仙)
Narcissus tazetta L.
ナルキッスス タゼッタ
ヒガンバナ科 スイセン属
品種名不明
ミツマタはもう咲いたかな・・・と足をのばした
咲き始めていました、まだまだこれから
咲き始めていました、まだまだこれから
同じ科のジンチョウゲ同様、頭花の周辺から中心へと咲き進むようだ
内側が赤橙色の品種''ベニバナミツマタもある、修善寺で見た
中国原産で、江戸時代に渡来した
樹皮に強い繊維がある製紙材料で栽培されるが、公園樹としても多く植栽されている
沈丁花の花弁と思っていたところが萼なら、この筒状の部分も萼
ミツマタ三叉・三椏
Edgeworthia chrysantha Lindl.
エッジワーシア
ジンチョウゲ科 ミツマタ属
参考: ポケットガイド庭木・街の木p.227 日本花名鑑④p.145
自動車販売店の角にあるカワヅザクラ
花弁の長さ・幅は15~18mm
ほぼ平らに開く
萼片は先が鋭く尖り内側に巻きこむ
下部に角張りがあり鋸歯が1~2個
萼筒は長さ8~9mmの太い釣鐘型、無毛でつややか
小花柄は無毛
最下の苞は広いくさび状で1mm深さの粗い鋸歯がめだつ
花弁はピンクで色むらがある
カワヅザクラ河津桜
Cerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’
ケラスス
バラ科 サクラ属
栽培品種・早咲き
若葉の伸び具合は気象条件によって異なる
参考: サクラハンドブックp,28
駅前のサクラは咲いたかな・・・と足をのばす
咲き始めた
咲き始めた
この並木、大胆に剪定されていますが
(園芸では桜切るバカ梅切らぬバカ・・・という)
アンギョウカンザクラは剪定に強く、また、天狗巣病にもなりにくいサクラ
アンギョウカンザクラあるいはアンギョウザクラと呼んでいるオオカンザクラ
アンギョウカンザクラあるいはアンギョウザクラと呼んでいるオオカンザクラ
花弁の縁に細かい鋸歯が多い
萼片は先が丸く、最下部で幅が最大
萼筒は細長く大型7.5~9mm
もっとたくさん咲いてきたら、またじっくり見に来よう
昆虫の他、メジロやヒヨドリが来ている、よく見つけるもんだなぁ
幹は桜特有の横縞と皮目
昆虫の他、メジロやヒヨドリが来ている、よく見つけるもんだなぁ
幹は桜特有の横縞と皮目
こちらは、小学校の前のアンギョウカンザクラの街路樹
まだほんの数輪、でメジロが来ていました
オオカンザクラ 大寒桜
別名:安行緋寒桜・安行桜・安行寒桜
Cerasus x kanzakura ‘Oh-kanzakura’
バラ科 サクラ属
栽培品種、早咲き
カンヒザクラとオオシマザクラの自然交配によると推測されている
参考: 埼玉県花と緑の振興センター・オオカンザクラ 多くのサクラが園内・温室内で栽培されている
GKZ植物事典 アンギョウカンザクラの由来・履歴が詳しい
植木の里 安行 植木と鋳造は地元の2大産業
密蔵院・安行桜生みの親沖田さんインタビュー 昭和20年頃のセンターや安行緋寒桜のこと
梅ノ木天神社の梅は咲き進んだかしらと足をのばす
趣味の園芸の万葉の花でも取り上げられ、花葉会の長岡先生が百草園で梅を紹介しておられた
趣味の園芸の万葉の花でも取り上げられ、花葉会の長岡先生が百草園で梅を紹介しておられた
こどものころ、遠足や家族で行ったことのある京王線の百草園
落語家の志ん朝師匠が時代劇の撮影をしていた
私にしては大ご馳走のトウモロコシを食べていたら、
馬の世話をしている方が、それをくれという
ええ~~私でもめったに1っ本食べないのに、これをくれと?
と思ったのが顔に出たのだろうか
それをくれというのではない、食べ終わった芯が馬の好物なんだとよと
笑われた、
馬は芯を苦も無く食み、芯が柔らかそうに見えてびっくりした
そんなことを思い出す百草園
万葉の歌に詠まれたのは現在の一重野梅のような一重の小輪の白だという
万葉の歌に詠まれたのは現在の一重野梅のような一重の小輪の白だという
こういう枝垂れもあったのだろうか・・・
前回と同じアングルで撮ってみた
前回と同じアングルで撮ってみた
まだ写真でしか見たことのない鬼子母神の御会式(おえしき)の灯篭はこんなだろうかというような人の頭をすっぽりおおうような枝垂れ
御会式の飾りは枝垂桜だけど・・・
お参りする人カメラを構える人がちらほらおられた
ウメ梅
Prunus mume Siebold et Zucc.
プルヌス ムメ
バラ科 スモモ属
線路の向こうの洋菓子工場のアウトレット会場へ足をのばす
ツバキ'乙女’
Camellia japonica L.
カメリア ヤポニカ
ツバキ科 ツバキ属
花と緑の緑化センターには桜よりさらに多くの椿・山茶花の品種が集められている、行きたいな
洋菓子は見るだけにして駅前のペデストリアンデッキへ
季節のプランターは月が替わって植え替えられて
ニホンスイセン/フサザキスイセン
Narcissus tazetta L.
ナルキッスス タゼッタ
ヒガンバナ科 スイセン属
フクジュソウ 福寿草 日本固有種
Adonis ramosa Franch.
アドニス ラモサ
キンポウゲ科 フクジュソウ属
ツルニチニチソウ蔓日日草
Vinca major L.
ウィンカ マヨル 流通名ヴィンカ・マジョール
キョウチクトウ科 ツルニチニチソウ属
花が多くなったな・・・と歩いていたら、滋賀県から「滋賀は今日20℃、春~」とメールが届きました。梅が咲き始めたそうです。ということは、そろそろコハクチョウも琵琶湖から北へ飛び立つ頃、芝川のカモも今年はあまり会えなかったけど、調整池のハクチョウも見にいけなかったけど、季節は変わっていく。
薄暗くなってきた買い物の帰り道、歩道から離れたこのサクラはなんだろう
萼片の先は尖る、下が一番幅広くは無い、萼筒は釣鐘型
色むらがある、花弁に鋸歯がある
カンザクラ・・・かと思われる・・・宿題
クラッスラ 花月・金の成る木
Crassula ovata(= C. portulacea)
クラッスラ オウァタ
ベンケイソウ科 クラッスラ属
参考: 日本花名鑑④p.104
この日は陽気に誘われてたくさん歩いた
冬芽は別の頁に