土曜日のお魚特売、今日は「ほき」でした はじめてのお魚です お買い物ついでに、また植物を見て歩きました
保育園のお庭にこれでもかというような八重と絞りのチューリップ
かつてヨーロッパで破格の値段で取引された(17cオランダ、チューリップ狂時代)絞りのチューリップはのちの研究でウィルスによるものだと分かったという、これは?
チューリップ
Tulipa gesneriana L.
ツリパ
ユリ科 チューリップ属
中央アジア・北アフリカ原産、野生種も多い
トルコ人により多くの品種が作られ、オスマントルコの国花
16cにオランダに入り栽培と品種改良が始まった
Tulipaはトルコ語のtuli-pamターバンのラテン語化した言葉から
日本には江戸時代末期に紹介され鬱金香という古い和名がある
いまは富山県が生産の中心
内花被・外花被各3
花被片が40枚の八重もある
一丁目公園の周囲を囲むサンゴジュに蕾が付いていました
サンゴジュ 珊瑚樹
Viburnum odoratissimum Ker Gawl. var. awabuki (K.Koch) Zabel
ウィブルヌム オドラティッシムム アワブキ
レンブクソウ科(旧スイカズラ科) ガマズミ属
常緑高木、耐塩性あり・大気汚染に強い、対生
葉脈の腋にダニ質がある
日本(本洲山口~琉),済州島,台湾
冬芽はクリでよかったみたいです、平行な側脈が縁を突き抜けて尖った緑色の鋸歯につながっています
栗の実のようだった冬芽の芽麟がまだ残っています
クリ 栗 シバグリ(柴栗・芽栗)・ヤマグリ
食用は栽培品種(丹波栗など)、自生種と同種
Castanea crenata Siebold et Zucc.
カスタネア
ブナ科 クリ属
Castaneaは栗の山地で有名なテッサリアのCastania(カスタニア)地方の名から
落葉高木、雌雄同株、互生
尾状花序の大部分が雄花で同じ花序の下方に1~2個の雌花群がつく
日本(北~九、朝鮮半島南部)北日本に多い、温帯~暖帯の林内
天津栗やヨーロッパクリは別種
参考: 野山の樹木p.147
リボン状の花弁が落ちて、褐紫色の萼片4枚が残っている
葉は菱状円形、6~7本の側脈、波状の鋸歯、先は短く尖り、基部はゆがんでやや心形
マンサク 満作
Hamamelis japonica Siebold et Zucc.
ハマメリス ヤポニカ
マンサク科 マンサク属
落葉低木・小高木,両性花
日本(北海道~関東の太平洋側),四,九
自生するマンサクは花が地味なので、花の大きなシナマンサクの園芸品種や種間交雑種の品種が多く利用される・・・これはどれかな
オウゴンマサキ マサキ正木・柾
Euonymus japonicus Thunb.
エウオニムス ヤポニクス
ニシキギ科 ニシキギ属
常緑低木~小高木、海岸林
強権、大気汚染に強い
対生、鈍い鋸歯
園芸品種が多い
オウゴンマサキは新芽からしばらく明黄色でのちに緑色
日本(北海道南部~沖)の海岸近くの林
モッコウバラ
Rosa banksiae R.Br.
バラ科
中国原産、江戸時代に日本にもたらされた栽培種
バラの季節が近づいています
コデマリ小手鞠・小手毬 別名スズカケ鈴懸(江戸時代以前の古名)
Spiraea cantoniensis Lour.
スピラエア カントニエンシス
バラ科 シモツケ属
低木、しばしば枝がアーチ状になる、散房花序
葉の裏側が白い
花20個程・径約3cmの酸房花序が枝の上面に並んでつく
品種名不明
サトザクラ 品種名不明
Cerasus Sato-zakura Group
ケラスス サトザクラ
バラ科 サクラ属
八重のラッパズイセン、品種名タヒチが近いと思う
Narcissus
ナルキッスス
ヒガンバナ科 スイセン属
属名はギリシャ神話のナルキッソスという少年に由来
あるいは、ある種のスイセンに催眠性があるところから英語のnarcotic(麻酔)の起源に関係して
野生種30(地中海沿岸中心)、園芸品種2万
いいなこの開く寸前の形
アメリカヤマボウシ亜米利加山法師(ハナミズキ花水木)
Cornus florida L.
コルヌス フロリダ
落葉低木・高木
暑さ寒さに強い
総苞片の先は凹み色は白で、園芸品種にはピンク色・赤色もある
黄緑色の少花が集まる球状の頭状花序で核果になる
北アメリカ南東部・メキシコ北部
明治中期に渡来
東京からワシントンに贈ったサクラの返礼木(日比谷公園)
ヤマボウシは総苞片の先が尖り、複合果
ライラックかな・・・
ムラサキハシドイ 別名ライラック、リラ
Syringa vulgaris L.
シリンガ ウルガリス
モクセイ科 ハシドイ属
落葉低木~小高木
耐寒性・芳香強い
明治中期に渡来
前年枝の葉腋から円錐花序をつける
豊富な花色と花形の品種がある
雌株の花は実になってきた
ヒサカキ
Eurya japonica Thunb. var. japonica
エウリア ヤポニカ ヤポニカ
モッコク科 ヒサカキ属
常緑低木・小高木 雌雄異株
本州~琉球,小笠原
耐陰性で日陰でも育つ(たしかに、この木も神社の日陰にある)
葉の先端はわずかに凹、鈍い鋸歯あり
今日は、八重の花をいくつか見ましたが、萼や苞や雄しべ・雌しべが花弁に変化する(ホメオティック変異)(ABCモデル)以外にどんなメカニズムで八重になるのか(花弁や雄しべの数自体が増える仕組み)不思議、知りたい