ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210402 小石川植物園へ 1/3 イロハモミジ、モクレン ほか

2021年04月02日 | 植物・園芸など
いけばなのお稽古が再開しました
せっかく行くので、お稽古前に小石川植物園に行こうと思います
やっと、名札のついた植物を観察できます、うれしい
今日はサクラといけばなの写真を撮るのだ・・・と言い聞かせながら、つい他の植物にも眼がいってしまう
 
駅への途中で「赤・白・黄色」のチューリップを発見

覘いてみると、柱頭が3つに分かれた雌しべとそれを取り囲む雄しべが6本



こちらも、雌しべ一本と雄しべ6本
大塚駅から歩き始めて新大塚あたりで、八重のチューリップを発見

八重って、雄しべが花弁に変化したものと習ったんけれど(ABCモデル)
花弁が3枚(もともと)+3枚(雄しべが変化)=6以上にあるよ、これは
しかも花弁になっていない雄しべの葯も見えるし・・・
チューリップの八重ってどうやってできるのだろう・・・宿題
    
・・・

私立学校の校門わきで、バラ科の何か? シャリンバイでした 
ヒメシャリンバイ
Rhaphiolepis indica (L.) Lindl. var. umbellata (Thunb.) H.Ohashi f. minor (Makino) H.Ohashi
バラ科 シャリンバイ属
 
210321 に見た蕾と同じかしら
 


播磨坂のマンション車寄せで・・・宿題
 
 
・・・・・いよいよ小石川植物園へ
入り口に職員さんが出て、入場券を買う人も数人たまっており、入園者はやや多そうです


ハナヒョウタンボク
Lonicera maackii (Rupr.) Maxim.
スイカズラ科
日本(本州),朝鮮,中国北部,モンゴル,シベリア東部
 
 
坂を上って記念館方向・シダ植物の方へ矢印に従っていくと、サクラソウの特別展示がありました

全景、パウチした説明の束がつるしてある

野生種
園芸品種からいいなと思った大須磨

絞りで八重、花弁の切れ込みも可愛い舞紅葉
古風な名前ばかりかと思ったら宇宙とは
 
サクラソウ
 
 
 
 

園内に在来タンポポを発見

カントウタンポポだとおもう
 
 
キク科 
 
 
温室前のイロハモミジ並木で、低い枝もあるので、花の写真が撮れるかも

1つの花序に雄花と両性花が混在するという

雄しべの見えるのが雄花か両性花のどちらか、雌しべのもとが三角に膨らんでいるのが両性花
 
 
ラベルを見て驚きました、こんな高木になるんだと

コノテガシワの品種で'千手’
 
 
ソメイヨシノはもう葉桜になっていましたが、よく咲いている樹を巡りながら歩いていると
養生所井戸のあたりにエゴノキみたいな花が

アメリカアサガラ
Halesia carolina L.
エゴノキ科
北アメリカ
 
 
・・・・・分類標本園で気になる木があって、よらないつもりだったのに、
いけばなが始まる時間につくにはもう出なくてはいけないのに、あと10分、いや30分ここにいたら・・・1時間遅くなりますとメールした
 
満開の白い花はモクレンの仲間、やったミケリアかと期待したら、モクレン属でした
ウンナンオガタマ
Magnolia yunnanensis Franch.
モクレン科(Magnoliaceae)
中国
 


ラベルはモクレン(シモクレンMagnolia liliiflora Desr.じゃなかった)
Magnolia quinquepeta (Buchoz) Dandy
モクレン科
中国
この学名はYListでは栽培・シモクレン(別名モクレン)Magnolia liliiflora Desr.のシノニムとして載っていました
萼はめくれずペタッと外側の花弁の間に立っていました
 
 
標本園のこの列にはほかにもモクレンの仲間が
シデコブシ、蕾もありました
芽麟が残っています
上の方の黒い冬芽は咲かなかったものかしら
シデコブシ 別名ヒメコブシ
Magnolia stellata (Siebold et Zucc.) Maxim
モクレン科
日本(本州)
準絶滅危惧種(NT)
 
図鑑や写真で見て想像していたよりずっと小さくて華奢な花でした
準絶滅危惧種(NT)とは・・・環境省のHPを見ると『現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種』とのことです
 
 

シキミ
Illicium anisatum L.
シキミ科 
日本(本~琉),中国,台湾,朝鮮
 


ハマダイコン
ラベルはRaphanus sativus L. var. raphanistroides Makino
YListではこれはシノニムで、標準名は
Raphanus sativus L. var. hortensis Backer f. raphanistroides Makino
アブラナ科
 


ハナズオウ
Cercis chinensis Bunge
マメ科
中国
日本では栽培


ムレスズメ
Caragana sinica (Buc'hoz) Rehder
マメ科
中国
日本では栽培
 
 
柵の外の木陰のオベリスクに変わった形の花が咲いていました
ラベルのヒロハウマノスズクサの文字が消してありました
キダチウマノスズクサ 別名マンシュウウマノスズクサ
Aristolochia manshuriensis Kom.
ウマノスズクサ科 
東アジア
YListの生態情報は外になっていました
 


オオバウマノスズクサ
Aristolochia kaempferi Willd.
 
ウマノスズクサ科
日本(本~九)
 


タンザワウマノスズクサ
 
Aristolochia tanzawana (Kigawa) Watan.-Toma et Ohi-Toma
ウマノスズクサ科
日本(本州)
簡易ラベルのメモはAristolochia kaempferi var tanzawana で和名などの情報はありませんでした、これはタンザワウマノスズクサのシノニムなので、同じもののようです
 
ウマノスズクサは薬草でもあり、千葉大学柏の葉キャンパスの薬草園ではこい茶色の花にジャコウアゲハがやってきます。どうしてここに咲いているのがわかるのだろうと不思議に思いました
 

売店近くの木陰にはサクラと同じバラ科のクサイチゴ
クサイチゴ 別名ワセイチゴ
Rubus hirsutus Thunb.
バラ科
日本(本~九),朝鮮,中国
 
 
ラベルはウンナンオウバイになっていましたが
和名はオウバイモドキ 別名ウンナンオウバイ
Jasminum mesnyi Hance
 
モクセイ科
中国
日本では栽培
 
 
帰り道、温室前の夏には木立ダリアがそびえたつところに、フジガ何種か並んでいました

ヤマフジの園芸品種で白花美短
Wisteria brachybotrys Siebold et Zucc. cv. Shirokapitan
マメ科
cv.は園芸品種を示す略語
 
 
サクラだけ見る・・・と自分に言い聞かせてきたのに、他の花もいっぱい、ツツジもいっぱい
おなか一杯見てしいました
あわてて退園し、お作品の写真を撮りに向かいました


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