ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

210708 新宿御苑 3/5 温室で

2021年07月08日 | 植物・園芸など
公開温室の北側に非公開と思われる大きな温室群がありました
その前に、大きな花序 これはもしや・・・

アオノリュウゼツランでした、何年かに一度しか咲かないという花
隣の茶色い花序は去年の名残でしょうか

アオノリュウゼツラン

アオノリュウゼツラン
温室に入って、剪定を行っていた職員の方に伺ったところ「咲いてました? 昨年咲いたのですが、そのまわりの子株から咲いたのでしょう。10年とか何年とかに一度といわれていますが、子株から2~3年ごとに咲くんですよ」とのことでした

アオノリュウゼツラン 蕾
Agave americana L.
アガベ アメリカナ
キジカクシ科(旧リュウゼツラン科) リュウゼツラン属
メキシコ
 


リュウゼツラン アオノリュウゼツランの外斑品種
Agave americana L. 'Marginata'
クサスギカズラ科(旧リュウゼツラン科)
 


 温室の遺構を見ることができる 明治から大正にかけて建てられ戦後まで使われていた

温室遺構
解説板: E字型の東側の基礎部分の上に切石、さらにその上に積まれた煉瓦
平成22年、大温室工事に伴う埋蔵文化財発掘調査で発見された
 
 
 
 
バウヒニア フォルフィカタ
Bauhinia forficata Link
マメ科 ハマカズラ属 
南アメリカ
解説板: 鋭いトゲがあり、早朝に咲く
 
 
・・・温室に入りました
植物園の温室でおなじみの種類がたくさん展示してありました
 


アリアケカズラ
Allamanda cathartica
アラマンダ カタルチカ
キョウチクトウ科 アリアケカズラ属
黄色い花にまじって青い花もある
 

ヒョウタンウツボカズラ 交配種?
Nepenthes × hybrida
ネペンテス ハイブリダ
ウツボカズラ科 ウツボカズラ属
 
 

カミガヤツリ 紙蚊帳釣
Cyperus papyrus
キペルス パピルス
カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
 
解説版が立っていました
古代エジプトの紙。属名がパピルス、茎からパピルスという紙をつくった。アフリカでは今でも船や家を作る材料とする。ナイル川などの岸辺や沼地に大群落を作って生え、たかさ3~5mとなる
 


サガリバナ

サガリバナ
Common putat
コモン プタト 読み方?
サガリバナ科 サガリバナ属
熱帯~亜熱帯地域原産(日本では沖縄など)
解説板: 花は夜咲き夜明けとともに散る。温室では昼も見られることがあるので香りを嗅ぐことができる
 
咲いているところは見られなかったけど、花が落ちていました、いちど香りをかいでみたいものです
 


アンスリウム オオベニウチワ 大紅団扇
Anthurium andreanum cv.   cv.は園芸品種という意味
アンスリウム アンドレアヌム
サトイモ科 アンスリウム(ベニウチワ)属
 
 

サンゴノボタン

サンゴノボタン
Medinilla speciosa
メディニラ スペシオサ
ノボタン科 ノボタンカズラ属
 


レッドジンジャー
Alpinia purpurata
アルピニア プルプラタ
ショウガ科 ハナミョウガ属
 


クスダマジンジャー 別名: マツカサ(松毬)ジンジャー(花の形から)
Tapeinochilos ananasae
タペイノキロス アナナサエ 読み方?
オオホザキアヤマ科 タペイノキロス属
インドネシア原産
 

パキスタキス
Pachystachys lutea
パキスタキス ルテア
キツネノマゴ科 パキスタキス属
 
 

ムサ ウェルティナ

ムサ ウェルティナ
Musa velutina H.Wendi. et Drude
ムサ ウェルティナ
バショウ科 ムサ(バナナ)属
アッサム
解説板: 温室植物でよく栽培される。花序は直立し花は縦に並ぶ
 

アリストロキア ギガンテア
Aristolochia gigantea Mart. et Zucc.
ウマノスズクサ科 アリストロキア属
パナマ
解説板: 蔓性の低木、蕾は風船状、花は長さ50cm幅30cmにもおよぶ
 
蔓で木ってのがあるんだ、フジもそうか、木ってことは年輪ができるのかしら、しかし、大きい
 


プルメリア
Plumeria   英名: Frargipani
キョウチクトウ科 プルメリア属(インドソケイ属)
熱帯アメリカ
解説板: 花束やレイにする熱帯の代表的な花木。香り高く多彩な園芸品種が作られている
 
つづく

210708 新宿御苑 2/5 新宿門から温室まで

2021年07月08日 | 植物・園芸など
森を抜けて新宿門を経て温室に向かうことにしました
 

クロコスミア ヒメヒオウギズイセン 
Crocosmia x crocosmiiflora (Lemoine) N.E.Br.
クロスコミア クロコスミフォラ
アヤメ科 ヒオウギズイセン属
交配種。明治中期に日本に導入され、今では野生で各地で普通に見られる
 


コウテイダリア(皇帝ダリア) ・・・低い所で咲いていたので1枚パチリ
見上げるほどの高さになるから写真にとりにくい花
和名: コダチダリア 別名: タラノハダリア
Dahlia imperialis Roezl ex Ortgies
ダーリア インペリアリス
キク科 テンジクボタン属
 

クリナム・・・ラベルはなかった
 


パイナップルリリー
温室入り口にもあった

パイナップルリリー
Eucomis ユーコミス
属名はてっぺんの葉状苞が髪の毛に見えるところからeuiomes(ギリシア語で美しい髪の毛)
フィールドガイド14園芸植物p.250
 


アガパンサス 受付で伺ったら、いまはアガパンサスがあちこちで見られますよとのことだった

アガパンサスの白

青と白が混植されている
ムラサキクンシラン 別名: アガパンサス
Agapanthus africanus (L.) Hoffmanns. 栽培
アガパンツス アフリカヌス
ヒガンバナ科 アガパンサス属
種小名から連想する通り南アフリカ原産
常緑もあると知り以来気になる、あちこちで見かけるけどどっちかわからん
 


サンゴシトウ
サンゴシトウ Shrub coral tree 珊瑚刺桐
Erythrina x bidwillii Lindl.
アリスリナ ビドウィリー
マメ科 Fabaceae ハギ属
ここの丸いラベルには学名ではなくて英名と科名が併記されている
公園だから?
 
 

温室の入り口にもサンゴシトウ
 

茶色の大きいのは何だろう?と近寄ってみたら、ロウバイでした
あの花からこんな実が・・・
ロウバイ 蝋梅
Chimonanthus praecox (L.) Link 栽培
キモナンツス プラエコクス
ロウバイ科 ロウバイ属

210708 赤坂 〜 新宿御苑 1/5

2021年07月08日 | 植物・園芸など
草月会館へいけばな展「創造の空間2021,4期」を見に行った
 
人流を抑えるべき時なのに来てしまった、比較的すいているはずで乗り換えの無い地下鉄で、そして電車にのらずに徒歩で千駄ヶ谷へ出て、JRで帰ることにしました
 

高橋是清翁記念公園の植栽を見て、どの駅へ行くかまだ迷いながら歩き出す
ヒャクニチソウ,インパチェンス

インパチェンス,トレニア,コキア

トレニア,コキア
コキア、秋になって色付いたら綺麗だろうなと想像する
 
・・・ ・・・・・
地図アプリを見て思案して、やはり千駄ヶ谷へ回ることにしました

これは後日7月になってから見た地図で、黒い線のところは通行止めです
この日も歩いてから分かったのですが、競技場・絵画館・イチョウ並木は通行止めで、徒歩でも大回りして駅へ向かうことになりました
東京オリンピック2020 聖火リレーは3月にスタートしているけれど
 


3月にトサミズキ土佐水木と判断した木
大きな葉が展開して実がなっていました
Corylopsis spicata Siebold et Zucc.
コリロプシス スピカタ
マンサク科 トサミズキ属 ヒュウガミズキも同じ属
 
 

冬芽が何の気かわからなかった大木は、葉から見てトウカエデかもしれません
 
 
小雨が降ってきましたが、もう、またしばらく来れないと思って、新宿御苑の中を抜けて四谷に向かうことにしました
 
 

園内、特に西側のそこここに、満開の白い花序はヤブミョウガ

北浦和公園でも咲いていました

あちこちで群れて咲いていました
実になっている株もありました。やがて黒く熟すようですが、この緑の輝きも綺麗、黒くひょろひょろついているのは雌しべの柱頭の名残
ヤブミョウガ 藪茗荷
Pollia japonica Thunb.
ポリア ヤポニカ 読み方?
ツユクサ科 ヤブミョウガ属
 
 

千駄ヶ谷門から日本庭園へ

11月に菊花壇展を見に来た日本庭園も 今日は人の姿もなく

旧御凉亭
 


芽生えはナンキンハゼの葉に似ている
 
母と子の森に入ってみました Fさんがキノコを見に来ると言っていたのはこの森のあたりかなと思って

カジノキとだけ書いてある
Broussonetia papyrifera
ブロウソネティア パピリフェラ 読み方?
クワ科 コウゾ属
 


奇数羽状複葉で葉軸に翼があるので、ヌルデと見ました
 


ハンゲショウ 別名: カタシログサ
Saururus chinensis (Lour.) Baill.
アウルルス チネンシス
ドクダミ科 ハンゲショウ属
 


レバノンシーダーの森

横に伸びた枝
樹の下は一面の落葉
レバノンスギ 別名: レバノンシーダー
Cedrus libani A.Rich.  外国
ケドルス リバニ
マツ科 ヒマラヤスギ属
 
大木戸門の近くに大きなヒマラヤスギが何本かある
風景式庭園にはギンヨウヒマラヤも
マツ科 ヒマラヤスギ属 は4種が北アフリカーアジアの山岳地帯に分布する雌雄同種の常緑高木。
線状針形の葉は長枝にはらせん状に短枝には束状に付く(その様子はちょっとカラマツ似)。灰白色に見えるのは気孔線が前面にあるから(こんど見てみよう)
枝端につく球果は少なくても2年かけて熟す。種子が2個つく鱗片は剥がれておちる。ヒマラヤスギの鱗片が残った先端部分はバラの花の様
レバノンスギの材には芳香があって防虫効果がある
 
 
参考・引用: 日本花名鑑④ p.73 他
 
 
 

宿題
 

210703 買い物の道で アオギリ,カツラ,サンゴジュ 他

2021年07月03日 | 植物・園芸など
散歩の途中で


コリウスをきれいに寄せ植えしているお宅のプランター、育って来て、見ごたえ十分
コリウスっていいよね、葉の色も形も大きさもいろいろで、育てやすくて、さし芽もできて
 
キンランジソ 金襴紫蘇
Coleus scutellarioides (L.) Benth.
コレウス スクテラリオイデス
シソ科 コリウス属
 


小学校のアオギリ 大きな冬芽で、葉が出るのは特に遅かった
茶色いのは雄しべが合着したものでこれが雄花、おそらくオレンジ色の中心がでっぱっているのが雌しべで雌花
雌雄同種で雄花と雌花が一つの円錐花序につく
花弁は無く、花びらに見えるのは萼
 
アオギリ 梧桐 
Firmiana simplex (L.) W.F.Wight
フィルミアナ シンプレックス
アオイ科(旧アオギリ科) アオギリ属
 


医療モールのアベリア
ハナゾノツクバネウツギ
Abelia x grandiflora (Rovelli ex André) Rehder
アベリア グランディフロラ
スイカズラ科 ツクバネウツギ属
 


グミの斑入り、何グミかは宿題
 


カツラの葉が黄色くなってる、アートパークのカツラも同様に黄色くなっていた、何か、気象のせいだろうか
この枝は今年の新梢(シュート、長枝)だと思う、葉がハート形ではないから
雄雌があって、雌の木には落葉の頃までバナナみたいな実が残っているので見分けられる。秋には黄葉してカラメルの匂いがする、樹木の先生がシダレカツラがお好きでよく講義でこの木のこと、枝の伸び方のお話しをされていた
カツラ 桂
Cercidiphyllum japonicum Siebold et Zucc. ex Hoffm. et Schult.
ケルキディフィルム ヤポニクム
カツラ科 カツラ属
なんと、カツラ科はカツラ属のみ、カツラ属はたった2種、中国と日本に1っ種ずつ、雌雄異株の落葉高木(日本花名鑑④p.77)
→でも、日光植物園のHPやYListにはカツラとヒロハカツラが日本に自生するとある。カツラの品種でシダレカツラがある。
 
 
 
公園で
サンゴジュの実が色づいてきた 珊瑚の色
Viburnum odoratissimum Ker Gawl. var. awabuki (K.Koch) Zabel
ビブルヌム オドラティッシムム アワブキ
ガマズミ科(旧スイカズラ科) ガマズミ属 
 
 
 

公園で
三崎口の道路わきのアガパンサスの列の見事な咲きようを思い出す
ムラサキクンシラン 別名: アガパンサス
Agapanthus africanus (L.) Hoffmanns. 栽培
アガパンツス アフリカヌス
ヒバンバナ科 ムラサキクンシラン属
日本花名鑑では広く栽培されるのはA.praecoxだとされているけど・・・宿題
 
小さな公園だけど、サンゴジュと桜とマンサクとクリと、小さな花壇には季節の草花がちょっとずつ、また見に来よう
 
 
公園の前の駐車場で

オオトリトマと思われます

オオトリトマ
Kniphofia uvaria とおもわれます
クニフォフィア ウヴァリア 読み方?
ツルボラン科(またはユリ科)シャグマユリ属
 
 
お買い物や散歩で楽しむ植物観察
植物園にも行きたいよ


ニオイバンマツリに似ているけれども、宿題

210701 ヤブミョウガ ハト

2021年07月01日 | 植物・園芸など
通院の帰り道

北浦和公園のヤマモモ 雄雌両方植わっているのが花でわかりました
実がなる木とならない木があるとおもっていたら雄雌のちがいだった
 


全縁だけど老木だからと考えて、ヒイラギモチではないかと思う
ヤバネヒイラギモチ 別名: ヒイラギモドキ, ヒイラギモチ
Ilex cornuta Lindl. et Paxton
イレクス コルヌタ
モチノキ科 モチノキ属
 


歩道に面した斜面には白い花序が散在
丁寧に大きな手書きのラベル看板が立っていました、書いてくれた方ありがとうございます

ヤブミョウガ
Pollia japonica Thunb.
ポリア ヤポニカ 読み方?
ツユクサ科 ヤブミョウガ属
ツユクサ科?ツユクサ科なの?
 
 
あらためて公園内にはいってみます
 


求愛なのか争いなのか、片方の羽を大きく上げたキジバト2羽
繁殖期は初夏から秋のようです
 
 
隣の駅で降りて歩き始めました
ピンクの花が咲いていたエゴノキ(種や品種不明)が実になっていました
 
 
忙しい日とぐったりの日をすごしていたら花が枯れてしまいました
またあらたに買ってきて、気持ちも少し元気になりました