繁浩太郎の自動車と世の中ブログ(新)

モータージャーナリストとブランドコンサルタントの両方の眼で、自動車と社会をしっかりと見ていきます。

企業、組織、人・・説教話(笑)

2015-10-20 15:27:59 | 日記
「説教話」というのは、世間で「又あの人の説教が始まったよ」と何の益にもならない、聞き流したい話のたとえとして使われている様ですが、漢字で見ると「教えを説く」となるのでしょうね。言葉は面白いです。
「お役所仕事」という言葉も今思い出しましたが、ここんとこお役所に行くと取り敢えずは、ものすごく親切ですよ。中でどういう仕事をしているかまではわかりませんが、とにかく親切でこちらが少々の事を言ってもおこらない。人間ができている。そのうち「役所人間」と言うと、親切で怒らない人の事を言うようになるかもですね。(笑)

本題です。
「企業は人なり」と松下幸之助さんは言いました。また、「社員が社長」と本田宗一郎さんは言いました。
これはなんとなく分かりますがその「人」が集まった「組織」とは何でしょうか?

皆様はホンダと聞いて、1つのブランドイメージをお持ちでしょうが、実はホンダは本田技研工業株式会社と株式会社本田技術研究所と2つの会社(組織)から成り立っています。
本田技研工業株式会社は生産と販売等を主としていまして、株式会社本田技術研究所は商品開発を担っています。
つまり、株式会社本田技術研究所の開発した商品図面を本田技研工業株式会社が買って生産販売するとなっています。

余談ですが・・・世間的にも、例えば銀行から住宅ローンを借りる時、本田技研工業株式会社なら、そんなに突っ込まれませんが、株式会社本田技術研究所の場合は「それはどこの会社ですか」となり従業員数から資本金など事細かに聞かれ書類を提出しました。これは私の25年くらい前の実際のお話です。その時の私の格好はダサいジーンズにポロシャツでしたからね。
まあ、当たり前といえば当たり前の話ですが(笑)。
そうそう格好は大切ですよ。今では気をつけています。(爆笑)

その昔、スーパーカブが大評判になった頃、末永くこういうクリエイティブな商品を出し続けるには、会社をどうすればいいか? 考えぬいた人がホンダにはいたのです。その結果、組織を2つに別けたという事のようです。つまり、クリエーターの保護です。
現在のホンダマンでもなぜホンダは2つある?のか、本当の理由を知っている人は少ないのではないかと思います。
これは、教えられてもわからない。言葉で理解出来ても本当のトコはわからないし、組織や形式はクリエイティブな仕事自体にはあまり関係無いのです。体で覚える?というヤツ?
入社して、仕事をやりまくって、様々な課題を乗り越え、そうしているウチに身にしみて、株式会社本田技術研究所になぜ自分がいるか、わかってくるのです。組織の意味も。

つまり、組織という箱は形だけ真似をして作っても、「仏作って魂入れず」じゃないですけど、だめなんですよね。
「人」、人なんです。人をまず作ってから組織をどうしようか?とならないと。
「企業は人なり」という所以です。
モノ造りは、人が社会やユーザーの事を考えぬいて造れば、その先でその造り手の魂や想いが商品を通して伝わり、ユーザーは感動する、そういうものかなと思います。
「人is First。」・・何じゃこの英語?

青臭い話のようですが、これが中々理解して行動レベルに行けないのです。
特に、形だけ組織だけ変えて、さあ魅力的な商品作ろうと言っても、これは出来ませんよね。
商品もそうです。「カッコイイクルマ」を作ることが先にくると、以前お話した「整形美人」になってしまいます。
人創りは大切です。

ホンダには昔から「自前主義」というのがありました。モノ造りにおいて「何でも、自分でやってみもせんで、なにがわかるか」と本田宗一郎さんは言ったのです。つまり、「まず、自分で考えろ」「考えつくせ」と。その為の自前主義だったのです。「何もかも全部自前でやろう」というものではありませんでした。
今の自動車のハードはコモディティ化してきているので、外に目を向けなくてはなりません。

大企業でのモノ造りは、人が考えぬく事で情熱がわき行動し、それが回りに伝わり、賛同した人が動き、大きな渦になるのではと思います。
組織という形にはめて、命令・指示で人を動かそうとしても、本心から動きません。

モノ造りは「人」→人の何とかしたいという「情熱」から。
その後に、組織。・・・だと私は思います。

ダイハツ キャストって?

2015-10-14 12:14:18 | 日記


出ました、ダイハツからハスラーっぽいクルマが(笑)。
ダイハツでは、ハスラーが出る前から開発していたとアナウンスしている様ですが、想像としては「ハスラーみたいなの作れ」となったような気がしてなりません(笑)。
そのハスラーっぽいクルマは、9月9日に発売開始した新型軽乗用車 「CAST(キャスト)」です。
しかしこのクルマはキャスト下さいと販売店に行っても、「アクティバ」 「スタイル」 「スポーツ」 のどれですか?と聞かれます。
つまり、キャスト・アクティバ、キャスト・スタイル、キャスト・スポーツと後ろの名前を付けて言わないと、どれだかわからないのです。つまり「キャスト」だけの名前の車はありません。

画像は、日経トレンディネット「小沢コージのビューティフルカー」より拝借
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20100519/1031823/


これは、せっかく作るのだからより多くの好みの異なるユーザーに選んでもらえるようにと、つまりテイスト違いを何種類か作ればそれぞれをユーザーが選んでトータルの販売台数は1車種より多くなるだろう、と考えているのかな?と思いました。

しかし、このやり方は意外とトータルの販売台数は増えません。
詳しくは紙面的に書けませんが、まずキャストは新型車なので名前もどんなクルマかもユーザーの頭に入れなくてはなりません。その為には当然1車種1つの形のほうが、あれもこれもありますと見せられるより、頭に入りやすくクルマのイメージも覚えやすい。
つまり、ユーザーに「キャストアクティバ」「キャストスポーツ」「キャストスタイル」と3つも頭に入れてもらうのはハードルがチト高いということです。
そうなるとまずは、「キャストアクティバ」ブランドをユーザーに十分認知してもらってから、「スポーツ」「スタイル」等を順番に出した方が、良かったかもしれません?
ただ、一度に出すとインパクトはあります。後からスポーツが出ても話題になりにくく、認知されないかもしれません。
これが、ブランディングです。ターゲットユーザーの価値観や各メーカーの都合で変わりますが、基本はどうすればお客さんの頭に入って残るか ! 広がるか !

別の話題になりますが・・軽自動車は、特にダイハツのミラやタントのデザインを見ていて、「何でこんなに軽っぽくするのかな?」と言うのが私の兼ねてからの疑問です。殆どの人はキャスト◯◯を見て、「カワイイ」と思われると想像します。メーカーは当然「軽の可愛さ」を表現したかったのではないでしょうか。それが私にはカワイイより「軽っぽく」映ります。各パーツやデザインのバランスが軽なのかもしれません。軽はサイズが小さいので独特のバランスになります。
ウエイクとムーヴは明らかに「モチーフ」があるので、チョット軽っぽく無くなっているとは思いますが・・。

なぜメーカーは軽っぽくしたか? を考えて私には1つしか答えが思い当たらないのです・・・。
ダイハツとしては地方に純粋な軽のユーザーを多く抱えているせいかなと思います。
つまり、「軽=女性=毎日=親しみ」というユーザーが多く、あえて言うと、あんまりセンスの良いデザインより親しみの、ぬいぐるみの可愛さのようなデザインをより多くのユーザーが好むと長年の商売で強く実感しているのではないかと想像します。
特に昔、ミラ、アルトが軽自動車の中心だった頃は確かにそのとおりだったと思いますが、今とこれからはどうなのでしょうか? いや、昔と変わらないのかもしれません。

デザインはターゲットとするユーザー層によって変わります。
例えば、ダイハツが多く抱えているであろう「純粋軽のユーザー」には軽を感じる親しみデザインで対応する。
ホンダのNシリーズ等は「ダウンサイザー」をターゲットとしたため「軽っぽくないデザイン」にする。

これは良い悪いでなく、どういうユーザーをターゲットにして、そのユーザーの価値観を創造して、というまさに各社のマーケティング戦略になってきます。
マーケティング戦略はブランドを意識したものでないとダメです。
だから、ターゲットユーザーの価値観が「軽っぽいデザイン」なら、それを提供するのがユーザーにとってありがたい事になります。だから、良い悪いではありません。

各軽自動車のデザインを見ていると、各社の戦略やブランドに関する取り組みなど、色々と見えてきて面白いです。

2017登場と噂のマツダ RX-7

2015-10-03 09:35:04 | 日記


カッコいいじゃないですか~。
ロードスターは私から見てイマイチな感じですが、こちらはいいじゃないですか~。
この手のスタイリングは、やはり、全長がある程度は必要なのかもしれません。
あと、カッコだけじゃなく「中身」があります。
そう、あのロータリーエンジンが載ると噂されているのです。

ロータリーエンジンといえば世間的には初代コスモですが、私にとっては「カペラ」でした。
大学の頃の先輩が買って乗っていました。自慢でした。「俺のはみんなと違ってロータリーだぞ」と。
・・よくわからん自慢ですが・・これが大切なのではと今では思います。
勿論、私は子供の頃からクルマ好きでした。しかし、大学の頃は若くて活動的?ですから①にアレ、②にバンド、③がクルマでした。

話をカペラに戻すと・・・
ある夜、つまりチョット入ってて先輩の機嫌が非常に良くて、自慢のカペラを「乗ってもいいよ」と開放してくれたんです。
私は当時は飲まなかったので、「是非」と言って、カペラを借りだし夜の街を走りました。
当時は燃費の事など誰も気にしていない時代で、私も思いっきりアクセルを踏みました。

それまで、スカGやスバル1300、チェリー、サニークーペ、ランサーGSR、SSS、輸入車ではポルシェ、X19、ロータスヨーロッパなど、
友達の色々なクルマに試乗?していました。つまり、かなり加速のいい、走るクルマも経験していました。
そんな私が度肝を抜かれたのが「カペラ」でした。
アクセルを思いっきり踏んで加速していく間に頭に浮かんだのは「カペラは風」という当時のマツダのキャッチコピーでした。
まさに、風のように、すう~っと音もなく、しかし強烈なGで加速していて、ヤバイ事にあっという間にレッドゾーンに回転は上がっていて、さらにまだ上がっていこうとするのですが、先輩の顔が浮かんで、アクセルを離しました。
その後相当な時間走り回りました。そう走るのが目的。

「あれから40年!!!」 

こんな感覚、気持ち、今ではありません・・・笑。

この噂のマツダRX-7が、「カペラは風」のような感動を与えてくれるか?
楽しみです。

しかし、先輩のカペラのガソリンはあっという間に減って、そのまま返したので後で怒ってたかもな???







開かなくなったgooブログ

2015-10-02 08:22:15 | 日記
ブログを読んでくれてる友人から、「ブログが見れなくなってるよ」と連絡があり見ると、確かに開かなくなっていました。
早速、gooブログにメールで問い合わせると、とりあえず自動返信のメールがきて、順番に対処するからお待ち下さいということでした。
それから2日してまた、もうしばらくお待ち下さいときて、昨日下記添付が来ました。

下記を読んでも、結局なぜ開かなかったのか?非表示になったのか? よくわかりません。
その間、友人からは「また変な写真をアップしたんじゃないの?」と誠に的を得た指摘をもらったり、自分でも何がわるかったのか?
と色々と考えましたが、???で、悶々としました。

しかし、回答は下記で???
世の中、こんなものなんですね。

また、書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
VWについては、まだまだ書くネタが多くあります。
シートの「あんこ」を自作したり、クワイエットマフラーの排気口が上をむいているので、
雨の日には、雨がマフラー内に入るので、その防止策とか・・・。
ご期待ください。







件名
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■回答内容 Eメール経由(goo事務局) - 2015/10/01 07:23 PM
こちらはgoo事務局です。
日頃よりポータルサイトgooをご利用いただき、誠にありがとうございます。

まず、ご連絡が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

お問い合わせの件ですが、
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この度、お客様のブログを非表示処置にしてしまい
大変申し訳ございませんでした。

本日、表示を再開いたしました。
ご確認いただけますと幸いです。

今後ともポータルサイトgooをご愛顧くださいますようよろしくお願いいたします。

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