むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

消えゆく485系特急 「雷鳥」・・・・

2011-02-21 23:16:00 | 工場長の独り言

もうすぐ3月・・・・3月と言えば恒例?のJRダイヤ改正。 今年は九州新幹線全線開業とか東北新幹線に新型車両E5系が投入されたりと 新幹線絡みの話題が豊富です・・・。その一方で 在来線の話題といえば やっぱり気になるのが消えゆく列車たちの事・・・。 改正までもう1カ月を切っているので このブログでも惜別企画と題して色々と取り上げてみる事にします・・・・。

まず第一弾として関西と北陸を結んでいる特急列車「雷鳥」号から・・・・

雷鳥号には既に10年程前から新型車両(681系・683系電車)が導入され、これら新型車両を投入した列車は名称も「サンダーバード」となって今現在も北陸路の代表列車として君臨しています。一方で 国鉄時代から引き継いだ車両(485系電車)を使用して運行してきた列車たちは 名称もそのまま「雷鳥」として運行されてきた訳です。 今回、ようやく?車両の置き換えが完了する事で この「雷鳥」も消えていく事となりました・・・・。ところで 雷鳥の英語訳を調べてみたら"Ptamigan"とか言うみたい。 「サンダーバード」と訳した(訳ではないと思うけど)ところは さすがに日本人的だなあ・・・と思ったものですが・・・・今では立派に定着してしまいましたね。

そんな訳で 消えゆく485系特急 雷鳥号の画像を貼っておく事にします。

「電気釜」の名称もあったクハ481-300を先頭に・・・・

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車両の分割・併合を考慮して製造された貫通扉付きのクハ481-200も雷鳥に。 もっともこの貫通扉・・・雷鳥運用では殆ど機能する事無く、後年は老朽化により冬季の隙間風が酷くて乗務員には不評だった、との話もありました・・・。

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485系一族の珍車・・・改造先頭車であるクハ481-800。この車両は国鉄の分割民営化時代の落とし子?とでも言えましょう・・・、特急列車の短編成化のため、中間車に運転台取付工事を実施したもの。この車両・・・、当時は紀勢線の「くろしお」に使用されていましたがそれもつかの間の事・・・、結局 北陸特急に転用されたものです。紀勢線はカーブの多い区間・・・、当時のくろしおの主力は振り子式電車である381系でしたから 当然といえば当然の結果だと思うのです・・・。先の200番台と同様に改造して取り付けた正面には簡素な貫通扉がありますが こちらも さほど活用されなかったようです。 いかにも改造車らしく?国鉄特急のシンボルマーク(V字のもの)も平板状のものとなっていました・・・※ 正規のマークを取り付けてしまったら扉の開口部に支障が出るからなのでしょう・・・・。

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定番・・・岸辺のカーブにて撮影。

当時はあまりに定番?だったせいか 同じ撮影に来ていたファンでもカメラを向けなかった方もおられました。 それだけ日常の風景だったんですね。関東人の私としては当然「珍しかった?」訳で・・・。

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485系のグレードアップ改造で誕生したパノラマグリーン車・・・。スーパー雷鳥としてデビューした当時の写真も撮っているけど・・・・いずれネガをスキャンして並べてみましょう。

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こちらも岸辺のカーブにて・・・・パノラマグリーン車って 意外に格好良いかも。

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と・・・、パソコン添付するには簡単なデジカメ撮影画像から適当に貼ってみましたが デジカメ導入以前のものも結構あるので いずれスキャンして貼り付けたいと思います・・・・。

「雷鳥」には 自分も色々と想い出がある列車です。中一の時、父に連れて行って貰った北陸路で 初めて食べた鱒の寿司は 雷鳥号の車内。 やがて社会人となり 仕事の関係で毎年秋の季節に出張した新潟、富山へ行く際にもお世話になりました・・・。当時は上越新幹線 長岡乗り換えで北陸路へ向かうのが普通・・・、時間的に余裕がある時には 信越線経由の特急白山でそのまま現地入りしたこともありました。 出張先での休日はほぼ1日 最寄りの駅に詰めていて列車撮影に勤しんだのも今では良い想い出です・・・。今でもそうですが 当時の北陸線は まさに特急街道ともいうべく様相で 大阪行き「雷鳥」以外にも 名古屋行き「しらさぎ」、新潟行き「北越」、米原行き「加越」など蒼々たるメンバーが揃っていましたし・・・・。