むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

ユーロライナーも施工完了・・・・・。

2012-02-07 23:28:00 | 工場長の独り言

旧国鉄 名古屋局の12系欧風客車 ユーロライナーの車両整備も今日で完了・・・・。古い模型ですが 再び輝き?を取り戻しました・・・・。

特徴的な展望車両はこんな感じに・・・・・

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12系座席車からの改造ではあるものの・・・・寝台用客車と同様に屋根部分を改造、さらには天窓まで取り付けた コンパートメント構造の中間車両・・・・。 実車同様、天窓から灯りがもれますが・・・・光源が強すぎるせいか かなりの眩しさになってしまった・・・・。この辺は 後日 再度の調整が必要かもしれません・・・・。 

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照明を消灯してみましたが 大きな窓から覗く 内装部分も楽しいものです・・・・。エヌ小屋さんの室内再現用シートは このユーロライナーでも効果的でした・・・。

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最後に再び7両編成を組んで 試運転・・・・。

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このユーロライナーには 色々と想い出があるのですが その辺のお話は またの機会という事で・・・。 実車撮影時のネガがスキャン出来たら 改めて話題にしますので・・・・。


12系ユーロライナーへの設置工事

2012-02-06 21:55:00 | 工場長の独り言

今週の夜間操業・・・・

当車両工場に新たに入線してきたのはTOMIXの12系欧風客車 ユーロライナー・・・。

最近リニューアルした新製品のほうでは無い・・・、以前から販売されていた旧ロットのものです。

この欧風客車に室内灯を装備する事となりましたが・・・ 古い模型だけに 同時に内装への色差しをやっておく事にしました・・・。 と、久しぶりに車両を手にしてビックリ! 既に内装部への色差しを行っていたのでした・・・・。若気の至り?という事でも無いのだろうけど 室内のソファー等、色が差してあって これはラッキー!と思える次第。 なにぶん 窓の大きなジョイフルトレインですから 室内灯を付けなくても 室内への色差しは効果的!という事で施行していたのでしょう・・・・・自分でも忘れてました。

そんな事で 色差しが省略出来た代わりに エヌ小屋さんの内装シートを 切りだして貼っておきました。どうも 最近の工作には欠かせない・・・・そんな感じになってきた この内装シート。切り出しの手間は掛るけど 窓からチラッと見える内装ディテールは もはや外せない工作となりました・・・。

ユーロライナーは7両編成・・・・・ 1両ごとにチョコチョコと工作中・・・・。最近の夜間操業では どうも集中力が持続しない?みたいなので 僅か7両分の仕事でも 1日工作では終わりそうもないのです・・・・。


ノスタルジックビュートレイン・・・・・

2012-02-03 23:57:00 | 工場長の独り言

今週もようやく週末金曜日を迎えました・・・・。

仕事のほうは定時終わりで 今宵は早々に帰宅の途につく事に・・・・。

夕食を取りながら NHKテレビの「キッチンが走る」という番組を観ていましたが・・・ この番組、最近のお気に入りなのです。 普段 あまりテレビを観ない自分ですが この番組と 同じくNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」の二つだけは 観たいな・・・・と思える番組なのです。

そんな事で 無事に?「キッチンが走る」を観終わった後、入浴を済ませて 一週間で一番幸せな時間帯?を過ごす事になりました・・・。 まずはパソコンを起動して メールチェック・・・、さらには適当にネットサーフィンを楽しんだ後、恒例の?夜間操業へと入っていきます・・・。平日は時間が無いので そんなにのんびりしていられないけど 金曜日だけは特別なのです・・・・・故に 一番幸せな時間帯、というところでしょうか?

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で・・・・今夜の夜間操業ですが TOMIXの50系客車のうち、かつて五能線を走っていた「ノスタルジックビュートレイン」編成を工作する事にしました・・・。 ノスタルジックビュートレインは3両編成でしたが 当鉄道では これを2本保有しており 都合 6両分の工作となりました。 早速 いつものように車体を分解して 全体の工作手順を確認してみました。 3両分で一編成という事で 最初は楽勝?と思い込んで 始めたこの工作ですが、これが意外と手間取る事になっちゃった・・・・。

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工場に入場してきたノスタルジックビュートレイン編成・・・・・

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観光列車らしく派手な塗装に展望デッキを備えております・・・・・。個人的にはこのカラーリング・・・派手さはあれど 嫌みの無い上品な感じで結構なお気に入りでした・・・。 展望デッキ部分の構成は先日ご紹介したJR四国の「アイランドエクスプレス四国」用のオロフ50と だいぶデザインが異なっています・・・・貴方はどちらがお好みかしら?

実車が50系客車ベースの改造車という事もありますが 寝台用客車と異なり 天井部分が低いので 導光材の配置がちょっと難しい?かもしれませんが この辺は行き当りバッタリの工作でイイでしょう・・・。 まずは手始めに 最近の工作手順に倣って 内装部分の色差しから始めてみました・・・。 ところで この客車の内装配色が良く判らない・・・・、早速 ネットで画像検索を掛けたところ 中々思うような画像を見つける事が出来ませんでしたが 検索ワードを色々と変更してみたら 何とか車内配色の判る画像を発見・・・、早速 手本にする事に・・・・。 画像を見ると 座席のモケット部は緑色、座席のフレーム部分はブラウン系の色が塗られていたようなので 手持ちの塗料から適当に選んで 色を入れてみました・・・。 まずはモケット部にグリーンを差した後、フレーム部のブラウンを面相筆でタッチアップ・・・ちょうどモールドのエッジをなぞる様な感じで色を差してみました・・・。 この工程を数回繰り返し・・・・修正&タッチアップを重ねて まずは1編成分の3両が仕上がったのは1時間半後のこと。 随分と時間を要したものです。

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塗装の乾燥を確認後、いよいよ室内灯回路を組み込んで 点灯試験・・・・、点灯はOKなんだけど ちょっと違和感があるような・・・・。 要するに 懐古調イメージの内装に対して あまりにも白色光が強すぎる感じが否めない。 白色光というよりも 若干黄味を帯びた光のほうが良いのでは? と感じて 導光用透明アクリル棒の表面に 薄くクリアイエローを塗ってみました。 乾燥後、再び点灯させてみましたが  今度は黄味が強すぎるような・・・・そんな気もする。自動車のフォグライトのような感じになって失敗か?と思いきや 実際に車体を被せてみたところ 窓から漏れる光には それ程の嫌みも無い感じ・・・・。塗装した緑色のモケット類も相まって「意外とイイ?」感じが得られたのかもしれません・・・・。

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手間取った内装部への色差し・・・、そしてようやく室内灯も無事に取付完了・・・・。

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色差しした内装部分はどんなものか・・・・? この角度ではあまり良く判りませんな・・・。

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前述のとおり展望デッキ付きのオハフ50 2500 のみ室内灯の光の具合を変えてみました・・・・・導光材にクリアイエローを薄く筆塗りしてみた結果・・・ちょっとだけ白熱灯っぽくなったかな? けれども クリアイエローよりもクリアオレンジのほうが良かったのかもしれません・・・・。  それでも この角度からでは 色差しした内装部分が綺麗に見えました・・・。座席モケットの緑色とフレーム部分のブラウンが良く見えてくれたので 手間をかけた甲斐がありました・・・・・。 

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と・・・・こんな具合で 光の色調を確認していたら あっという間に午前0時を廻りそう・・・・。 まずは1編成分の取付工事が終わっただけの結果となりました。 もうひとつの編成のほうは・・・・というと、さすがに これから手を付ける事も無く、今夜の工作は これで終了としたいと思うのです・・・・。

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最後に・・・・ノスビューの専用牽引機 DE10形ディーゼル機関車も載せておきましょう・・・・。

TOMIXの旧製品に手摺等に色入れを施したもの・・・・どうせ撮るなら 後ろに客車を繋げておけば良かったかな?

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実車はこちら・・・・・昔 撮影したネガがありましたので ここに載せておきます。

1991年3月 弘前駅での撮影・・・・。この時の東北遠征はノスビュー狙いじゃなくて海峡線が目的。海峡線 蟹田付近の天候が思わしくなく 已むを得ず青森まで引き返した後、時間つぶしのために奥羽線の普通列車で弘前まで南下しました・・・。天候は一転・・・、弘前は晴模様となっていて 冬の青森の慌ただしく変化する天候に驚いたものです・・・。 そんな訳でこの写真も 偶然?カマに出逢えた・・・というのが本当のところ。 それにしても このカラーリングは DE10にも結構似合っているように思えます・・・・。 この1186号機も既に廃車となってしまい このカラーを目にする事はもう出来ないのが残念です・・・。

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ちょっと困った・・・・・。

2012-02-02 22:47:00 | 工場長の独り言

今宵の工作・・・・・

昨日の「カヌ座」に引き続き 模型棚から引っ張り出してきたのは 同じくマイクロエース製の50系欧風客車。 JR四国に所属していた「アイランドエクスプレス四国」というジョイフルトレイン・・・・これに室内灯を組み込む事にしました。

早速 車体を分解してみましたが 編成両端のオロフ50 1,2 と中間位置のオロフ50 3 の3両を除いて 車体の部品構成が異なってる・・・・。 残りの2両は長いネジを使って台車~床板~車体を一気に固定する旧態然とした車体構造のまま・・・。 一方で オロフ50の車体構造は現行方式となっていたので まずは手始めに こちらのほうから工作を始めてみました・・・・。 まず 室内灯取付前の準備工事?というか 内装シートへの色差しを実施・・・・、雑誌のバックナンバーから色々と資料を探しながら まあ、こんなものか?という無難な配色でタッチアップしておきます。何といっても この3両は 内装の椅子がブルー系という事で 内装部品が水色成形となっていたので 車内の仕切板等をクリーム色orライトグレー等で塗装してやると違和感が無くなります・・・。編成両端のオロフには展望デッキが表現されていますが この部分の床板は製品では黒色でした。手持ちの実車資料を観ると この部分は人工芝が敷かれていたようなので 黄緑色をサ~ッと差しておきました。 内装部への彩色が終わったところで ようやく回路の組み込みに入りましたが  心配だった展望デッキ部分も 特に問題になる事も無く 意外とスムーズに加工出来たようです。 そして中間のオロフ50 3 についても同様の加工を実施・・・・こちらもスムーズに完了しました。

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加工を終えたオロフ50 1

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展望デッキというよりも テラスと呼んだほうがふさわしいかな? デッキ部分の床色は人工芝を模した黄緑色で塗ってみましたが・・・柵越しにチラリと見え隠れするのが良い具合・・・・。

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オロフ50 3 はこんな感じに・・・・・

LED光源をコンパクトデジカメで撮影するのは ちょっと辛いみたい・・・。あまりに明る過ぎて写真の色が飛んでしまっています・・・・・・まあ、工作過程の参考程度に載せてるだけなので どうぞ御勘弁を・・・。

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次に・・・・問題のオロ50 2両について取り付け方を色々と考えてみましたが・・・・台車の中心に止めネジがくるので 今まで通りの工作の場合、点灯回路の収納場所やら導光材の引きまわしやら こちらが思うように出来そうもないようです・・・。 いっその事、車体/床板の固定方法について ネジ止めを諦めれば 他車同様の工作が出来そうですが それをやろうとすると 結構な工作になりそうな気がする・・・。 車体/床板は両面テープで固定して 台車部分の長いネジについては廃止し、代わりにKATOの交換台車に入っていた短いタッピングネジに置きかえれば何とかなるかもしれません・・・・。 車内に突出したタッピング用のボスはニッパーで切り飛ばしてしまい その部分に導光材を配置すれば他社同様の工事メニューが適応出来そう・・・。

早く工事を済ませたいオロ50・・・・・。こちらの内装は赤色ベース・・・・、まずは室内灯無しの状態で撮影・・・・・。

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結局のところ・・・・オロ50への取付方法を思案しているうちに 時間切れになっちゃった・・・。

製品仕様が安定しない?マイクロエース製品には 本当に困ったものです・・・・。


続 カヌ座の室内灯設置工作・・・

2012-02-01 22:38:00 | 工場長の独り言

昨晩に続いて 今夜も「カヌ座」のLED室内灯設置工作を続けました・・・・。

今夜は忘れないうちに?工作過程を写真に収めておく事にしましたので画像付きとなりました。

ちなみに 実車の「カヌ座」についてちょっとだけ書いておく事にしましょう・・・・。

国鉄時代の終焉が迫る昭和50年代・・・、国内旅行における交通手段は 航空機も一般的となり、マイカーの普及とともに鉄道離れが加速した時代でもあります。 当時の国鉄はこの流れを食い止めるべく 様々なアイデアを試行~具現化していきました。その中でも代表的なのが この「お座敷列車」という車両・・・。 他の交通機関では得られない 鉄道ならではの移動空間として 団体旅行客(ツアー)を中心に大変な人気となった訳です。 この人気に応えるべく 各地方の鉄道管理局(・・・懐かしい言葉だな!)では その地区ごとの鉄道工場で お座敷列車の改造・整備を行いました・・・。 この際 改造のベースとなったのは 波動用として増備されていた12系客車たち・・・。 新製後の経年も比較的浅いうえ 冷暖房も標準装備・・・、さらには客車という事で 機関車を付け換えれば 電化・非電化の各線へ・・・と何処にでも行く事が出来るのですから 団体旅行用途の特別列車としては最適な車両だった訳です。各地の鉄道工場下で改造された 「お座敷列車」ですが その改造仕様は各鉄道工場独自に行ったものが殆どで ある意味「お国柄」が垣間見られるものであり これが趣味的にも大変興味深い対象となっていったのです。 初期の改造車は内装にお座敷改造を施したもの、外装部分は従来の12系客車と同一の青色車体に白帯2本・・・といった パッと見では あまり判らないものでしたが 国鉄の分割・民営化が迫る頃にもなると それぞれの所属地域をアピールするような独自の塗装が施されたものも出現・・・・、鉄道ファンの注目度は益々ヒートアップしたものです。

「カヌ座」というのも それらお座敷列車のひとつ・・・・。12系客車の改造により生まれました。「カヌ座」の名称は我々ファンが勝手に?そう呼んでいたもので 正式な名称ではありません・・・。 ちなみに「カヌ」というのは国鉄時代から引き継がれた電報略号に起因しており・・・、この車両が和式改造されて配置されたのが 新潟運転所 上沼垂(かみぬったり)支所・・・・、ここの電略が「カヌ」だったという事なのです・・・。もうひとつ 「お座敷列車」の名称は一般的なものとなりましたが 後年になって洋風の内装を模した改造車も登場・・・、この頃から お座敷車は「和式客車」、洋風サロンカーは「欧風客車」と 区別するようになりました。 今現在に至り これらを総称して「ジョイフルトレイン」と呼ぶのが一般的なようです・・・・。

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さて・・・前段はさておき 模型の話に戻ります・・・・ 

当工場に入場中の「カヌ座」こと12系和式客車・・・・。

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車体を分解・・・、面相筆で色差しした内装部はこんな感じに・・・・

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前述のとおり お座敷列車は各改造工場ごとに 凝った内装をしている訳ですが Nゲージ程度の模型ともなると このぐらいでも良いんじゃないかな?と勝手に思いました・・・。 内装パーツとして一体成形されている机と座椅子をそれらしく塗装・・・、内装の仕切板も室内灯取付時の透過防止のため 薄いグレーを塗っておきました・・・。

それにしても・・・外観はともかくとして 内装の写真が中々見つからないのが玉にキズ・・・。よって机や座椅子の色などは 「とりあえず木製なんだろ?」って勝手に思い込んでブラウン系を使ってしまった次第。間違ってても もう直さないので あしからず・・・・・。

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で・・・、有名な「夕庵式」を当工場でノックダウン生産?したものを組み込んで 通電試験・・・・・。

当工場では導光用に透明アクリル(□3mmの棒材)を使用・・・。

全てが現物合わせの工作ですが 施工両数も増えて場数を踏んだので お手軽加工の域になりました。

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点灯確認後、再びボディーを被せて 最終確認・・・・・。Img_0008

気になる内装部ですが・・・・・

窓からチラリと座椅子が覗ける感じ。まあ、色差しした甲斐があったというものかしら?

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と・・・・・、2日で7両の設置工事も無事に終了・・・。

試走線で編成を組んで 最終チェックもOK!でした。「カヌ座」の工作はこれで終了・・・・。

明日はまた 別の車両が入場予定・・・・・、この工作は暫く終わりそうにもなさそうです。