恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
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第十二章 配属の朝~NO.17~
SAB株式会社の本社会議室は、まだ着慣れないスーツをきた新入社員達であふれていた。
今日は、それぞれの配属の辞令公布の日だ。
俺の配属先は、本社営業部第一課。高井の宣言どおり、営業部配属だった。
大学も理工系を卒業し、できればこのSAB株式会社で、技術部の要となりたく思っていた俺だったが、まぁこれも会社が決めたこと。
どんな経験も今後の肥やしになると思い、心を落ち着けた。
「よぉ~同士!おまえは何課だ?」
高井がなれなれしく俺の肩に手を回した。
俺は、乱暴にその手を振り払いながら、高井に辞令書をつきつけた。
「おぉ第一課か。どこまでも縁のある奴だな。俺も第一課だ。よろしくな。」
というと大きな、ごつい手を差し出した。
「あぁ。よろしくな」
俺は、力の限り思いっきり高井の手を握ってやった。
高井は顔色ひとつ変えずに言った。
「同期入社で東京配属は、150人。そのうち、本社勤務は25人。仲良くやろうや。
営業部配属は、第一課が俺とお前。第二課が同じクラスだった。松井百合菜と綾部友香だ、第三課に、粕谷、第四課に、渡部だ。営業部は、今年は6人すくねぇな。でも、売上次第では、どんどん上がっていけるからまぁ営業部はいわや花形だな」
「SAB株式会社は、IT企業なんだから、技術部が花形だろう。」
「いくら技術部がいいシステム開発したって、売れなきゃ企業経営はなりたたねぇんだよ。俺達は、SAB株式会社というブランドに誇りを持って、自社製品をガンガン市場に売り出していかなきゃならないんだからな」
「・・・・」
(こいつ、ただの女ったらしだと思っていたら、結構やる気あんのかも知れないな)
「おはよう。松岡君。同じ営業部だってね。あぁ高井君、さっき中森さんが探していたわよ。」
「おお・・ありがとう。松井もこれからよろしくな。」
というとさっき俺にしたように高井は同じように百合菜に手を差し出した。
「こちらこそ、よろしく。第一課さんとは、同じ企業内とはいえ、売上を競い合う、ライバルの担当だから・・・お手やわらかに」
といいながら、百合菜は軽く高井の手を握り返した。
**NO.18 「第十三章 夏帆」へつづく**↓
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俺の配属先は、本社営業部第一課。高井の宣言どおり、営業部配属だった。
大学も理工系を卒業し、できればこのSAB株式会社で、技術部の要となりたく思っていた俺だったが、まぁこれも会社が決めたこと。
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「同期入社で東京配属は、150人。そのうち、本社勤務は25人。仲良くやろうや。
営業部配属は、第一課が俺とお前。第二課が同じクラスだった。松井百合菜と綾部友香だ、第三課に、粕谷、第四課に、渡部だ。営業部は、今年は6人すくねぇな。でも、売上次第では、どんどん上がっていけるからまぁ営業部はいわや花形だな」
「SAB株式会社は、IT企業なんだから、技術部が花形だろう。」
「いくら技術部がいいシステム開発したって、売れなきゃ企業経営はなりたたねぇんだよ。俺達は、SAB株式会社というブランドに誇りを持って、自社製品をガンガン市場に売り出していかなきゃならないんだからな」
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「おはよう。松岡君。同じ営業部だってね。あぁ高井君、さっき中森さんが探していたわよ。」
「おお・・ありがとう。松井もこれからよろしくな。」
というとさっき俺にしたように高井は同じように百合菜に手を差し出した。
「こちらこそ、よろしく。第一課さんとは、同じ企業内とはいえ、売上を競い合う、ライバルの担当だから・・・お手やわらかに」
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