序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

料亭老松物語3

2014-06-22 21:42:39 | 演劇

ここは北国の港町。

このマチもご多分に漏れず過疎化や高齢化の問題を持っており、何とかしようと努力をしていた。

第一場。

このマチの橋南地区にマチの始まりからあるという伝統と格式を重じる料亭老松がある。

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この老松もマチの衰退とともに苦しい台所事情にあった。

女将の芳村時江はひょうんな事から金貸し寛十と忌み嫌われる高利貸しから借金をしその取立てに苦しんでいた。

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今日も寛十の息子寛治が取り立てに来た。

板前と仲居頭のスエは店の経営状態配していた。

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心配する二人に時江は常連の大栄産業の会長に援助を頼んだ事を告げ、安心させる。

そこへ時江の養女の美千代が訪ねてくる。

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美千代の実母美代松は時江の芸者時代の朋輩であったが、美代松が病没したのを期に時江は美千代を養女に迎えてた。

二人は実の親子の様であった。

こうした二人の語らいが今の時江の憂さ晴らしになるのだった。

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023_1024x680 そこへローカル紙日日毎朝の記者の高橋遼子が老松の取材の為に現れる。


遼子の取材の主旨はマチの活性化の為に、この橋南地区を観光特区にする事を市議会は決めたので、この地区で一番古い老松を取材対象に選んだのだそうだ。

取材の始めに写真を撮る事になったのだが・・・・

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