出たと言っても何か悶着があっての事ではありません。
待望の一人暮らしを始めるのです。
朝から引越しをしていたみたいで、私が帰ってくると彼女の部屋は綺麗に空っぽでした。
普段ごみ屋敷みたいだった彼女の部屋の光景からは想像が出来ないくらいさっぱりしたものです。
私の家族は私ら夫婦と娘二人の四人家族でした。
長女は3年前に結婚して去年子供をもうけ子育ての真っ最中です。そして次女が今日家を出ました。
「巣立ったんだ」
そう思いました。
もっぱら子供の事は母親にまかせて親らしいことはしなかった私ですが、でもこんな親でも親です。その元から子供が出て行った現実を目の前にするとやはり感慨深いものはありますね。
まあ、うまくやってくれることを祈るばかりです。
なんて感傷的な事を書きましたが、実は毎日会わなくてはならないのです。
私が主宰する劇団芝居屋はワークショップの最中です。劇団員の娘はその中で人一倍まめに立ち働かなくてはなりません。
次回公演のオーデションも始まります。
役者としての稽古。チラシの作成。宣伝活動。
弱小劇団の中心メンバーにはやることが山のようにあります。
でも巣立って独り立ちしたんだから言い訳ナシで頑張って貰いたいものです。
いや、頑張ってくれるでしょう。
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