外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

オリエンテーション

2016年08月27日 | 日記

8月27日(土) 晴れ

昨日の会議、会議とはいえ外教担当の先生と私たち日本人二人の三人の会議で、外教担当からの
説明と質疑応答といったものですが、今までの学校とはまた違う項目がありました。

1.教科書が配布されない授業
私が担当するのは全学年、うち3年生が写作(作文)の授業で教科書がないと。
「毎回テーマを決めて学生に書かせてください」との話。
毎週書かせてそれを添削すると結構大変な仕事量だと考えますが、ある学生の話によると
先学期の作文は「専四対策をしていました」と。つまり試験対策講座になってる訳ですね。
この学校では教案が要らないそうで、授業計画書もこの科目については教科書がないので
提出の必要もなし。ただ成績をつけるだけ・・・ですね。
いっそのことスピーチにしようかと。

2.一種の課外授業?
1年生の科目が「語音指導」となっており、おそらく発音指導のことだと思うのですが
昨年はクラスをグループ分けし週ごとに外教の部屋で実施したとのこと。
私の部屋に余剰と思われる椅子が置いてあったのですが、その為だったようです。
部屋で実施となると授業というよりはホームパーティーになりそうな予感が。。。

3.配布された教科書以外の資料を使う際は主任に確認必
以前の外教が日本から持ってきた書籍の中に政治に関する記述があり、それに敏感に反応した
学生がいたのだとか。
「宣教等の政治に関わる話は避けること」という注意です。
南シナ海と東シナ海の緊張がかなり高まっていますので、注意は確かに必要ですね。

その他、諸々の注意があったのですが、その一つに「再契約」についての項目があり
「教師本人の意思と学校側の評価によるもの」と。ごく普通のことなのですが
「学校側から再契約をしない場合、いつ頃までに通知してくれるのか」と質問してみました。
だいたい2学期の初めか遅くても4月末頃だと。
ビザが切れる1週間前に再契約はなし、との通告をされた旨を話すと二人とも驚かれていました。
もう一方の先生は私より外教生活が長いのですが、私の経緯を話すと
「そんな話は聞いたことがない」と唖然とされていました。

私も第三者なら唖然とすることでしょうね。

 

コメント
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