エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

ランキングを通し偉人の意外な一面を知る『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』

2024-12-05 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り…で、本来なら前回(R6.11.28)の続きなのですが、御免なさい。私の推し作家さんである真山知幸先生の新刊を読み終わったので、そちらを先に紹介させてください。『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』については、次回の記事で書かせていただきます。
 では、さっそく始めましょう。今回紹介するのは、さくら舎『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』です。著者は、もちろん真山知幸先生。
 書名から分かる通り、これは日本史に登場する様々な有名人をランキングで紹介する本です。と言っても、「戦国最強」とか「幕末人斬り」みたいな、割と有りがちなランキングではありません。「実家が太い」や「性格に難あり」、「FIFA蹴鞠ランキング」、「忘れ物がヤバい」、「料理上手」、「満員電車に耐えられなさそう」等々、「はぁ? 何ですか、そのランキングは?」と言いたくなる様なランキングがズラリと並んでいます。
 しかも、そこに登場する有名人が意外な人だったりします。例えば、「都会っ子」ランキング…1位から3位まで、誰だか分かりますか?
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 ・ (ちょっと考えてみてください)
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 1位・源頼朝(ミナモトノヨリトモ)、2位・西行(サイギョウ)、3位・永井荷風(ナガイカフウ)です。「永井荷風は何となく分からないでもないけど、西行なんて出家して隠遁生活してたのに何で? あと、頼朝は鎌倉幕府を開いて都を築いたからですか?」と考えた方が、割と多いのではないでしょうか。
 しかし、本書を読めば分かります。「へぇ~、頼朝がモテたのは聞いた事があるけど、それは、こんな感じで都会風を吹かせていたからなんだ」とか、「西行って隠遁生活していたと思ってたけど、案外、我慢できない性格だったんだ」などと感じる事でしょう。
 そう、この本を読む事で、日本史に登場する様々な有名人の、一般には知られざる一面を知る事が出来ます。
 そう言う点では、この本、令和6年の夏頃に出た『実はすごかった!? 嫌われ偉人伝』と似ています。
 『実はすごかった!? 嫌われ偉人伝』は個人そのものにスポットを当て、少し深掘りな感じで書かれている本です。それに対し、『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』は意外な個性にスポットを当て、広く浅く紹介している本だと言えます。共に、広く知られた日本史上の有名人の知られざる側面や、新しい研究で分かってきた部分を知る事の出来る本ですが、広く浅い分だけ『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』の方が、取っつきやすいかもしれません。
 『実はすごかった!? 嫌われ偉人伝』の感想でも書きましたが、ついつい我々は、先入観をもって出来事や人物を見てしまう事があります。その結果、時には決めつけてしまう事も少なくありません。
 でも、出来事にしても人物にしても、そんなに単純なものではありません。思っている以上に、多面性をもっている事が多いのです。
 『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』を読み、日本史上の有名人の意外な一面を知る事は、「へぇ~、この人って、こんな面もあったんだ」と感じる事に繋がるのではないかと思います。そして、それは、出来事や人物を一面的に見て理解するのではなく、多面的に見る事に繋がるのではないかな…そんな風に私は思います。

 ところで、令和6年12月2日と4日の記事に「いいね」などを沢山いただきました。いつも、ありがとうございます。今週は残り1記事…頑張ります!
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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