湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

♪妙高のひと

2017年02月22日 | 詩歌・歳時記
🎵春の坂道 登りゆく
 ふたつ調べの げたの音
 やがて見えくる 妙高の
 あの頂きに 誓う恋
 あー 清らかな 水芭蕉

🎵真夏の風の 切なさは
 母にそむけぬ この恋よ
 そっと背をむけ 妙高の
 お山に泣いて あきらめて
 あー 高原に 膝まずく

🎵さだめのような 秋の雲
 さよならさえも 言わないで
 別れたひとを 妙高の
 気高き嶺に しのぶ恋
 あー この夢は とこしえに

舟木さんと、西郷さん❗

2017年02月17日 | 詩歌・歳時記
今夜はBS-TBSでの「舟木一夫」の特番である。西郷さんの永遠のライバルであり、いつまでも気になる存在だわさ。

わが国の演歌の旗頭が舟木ならば、
ポップスの最先端は西郷であろう。
このお二人が、もっと活躍してくれなければ、歌謡曲の世界はじり貧であろう。
  半世紀過ぎてや初恋凍る山
そして、ふっと思った。この二人で「武蔵と小次郎」の映画を撮りたい❗ 妄想は次つきに湧いてきて、又八は三田明かな。じゃー、沢庵和尚は橋幸夫御大に頼むかな。
お通さんは小百合ちゃんしかありますまい。

テレビ画面では、舟木さんが良い顔をしておられます。こんな最高のライバルを持った西郷さんも、幸せです。ボク達の流行歌は永遠です。

ロールオーバー・北朝鮮

2017年02月16日 | 詩歌・歳時記
ワカメちゃん頭の北のデブが、実の兄を暗殺した。まるでニッポンの戦国時代を彷彿させるような、おぞましくも時代錯誤の事件ではある。

  神の声はっしと凍る伊吹山
「暗殺」という手段を北朝鮮が提示してくださったのである。今こそアメリカに先駈けて、我が国よ! ゴルゴ13や仮面の忍者赤影を、かの国へ侵入させよ。
  白日は雪をみあぐる森のうへ
トランプが北朝鮮への爆撃を命ずるまえに、横田めぐみさんたちを救わねばならぬ。
あの独裁者デブを惨殺することこそ
日本の正義なのだ。

この平成の世にも、かっての「陸軍中野学校」のごとき、秘密な組織は必ずや存在するはずである。ボクも
竹槍をかかえて足手まといはなんのその、突撃したい❗ものである。

ひこにゃんの魅力

2016年12月01日 | 詩歌・歳時記

彦根市は今、来年の「国宝・彦根城築城410年祭」のイベントに加え、NHK大河ドラマ「女城主・井伊直虎」の放映を控え、なにかと沸き立っている。
  母いまだ生きておわすや冬座敷
さて、それにつけても🌹ひこにゃんである。ゆるきゃらグランプリの初代チャンピオン以来、その座は揺るぎもしない。67歳のボクでさえ、その愛らしい仕草や、可愛らしさには「ねこ」嫌いもなんのその、魅了されっぱなしである。
  風花や湖と山とは彩ろふかむ
ひこにゃんのほかのゆるきゃらとは決定的に違うところは、歴史の裏付けにおっていることである。

ところは、東京・世田谷の豪徳寺。2代藩主、井伊直孝が鷹狩りの帰途、雷雨の激しい境内に立ち寄ったおり、白猫が手まねいているではないか。何気なく歩み寄ったその時、雨宿りしていた大樹に落雷が♪
  一合の米研ぐ夜の鰤越し
それ以来、井伊家の菩提寺となったとか。それゆえひこにゃんは「白い」のである。また、冑の赤色は家康が武田滅亡の折り、勇猛をうたわれた武田家臣団の命を救い、井伊家がそっくり貰い受けた由である。
  やがて死ぬいのち愛しき冬の星


青き狼よ、今いずこ!

2016年10月27日 | 詩歌・歳時記
今はむかしのことながら、20歳になったばかりのこと。勇躍上京し、ある短歌結社の歌会にでた時のこと。数日たって女流歌人の敬愛する先生からこう言われた。
  
「あんたのことを若い女性たちが、“怖い”と言っていたわよ!」と。
その時にはまったく意味が解らなかったけれども、それから4、5年を経てすべてがよく理解できるようになったものだ。
  君おもひ
  渚にひろふ貝ひとつ
  逢へるあてなき秋のかたみぞ
女の子たちはほんの趣味の範囲で、たしなみとしての短歌会のお勉強であったのだ。それに引き換え、当時のボクは命ギリギリの場所で、野心に燃えたぎり、作詞家の修行・歌人としての鍛練に目をぎらつかせ、飢えた狼のごとく、発言する人の言葉を、魂全体で吸収するべく肩を怒らせて捉えようとしていたのである。
ちょいと可愛い、貧しい青年ではあったのだ。
  
  秋ふかむ湖のほとりに
  独りいて
  つぶやくごとく歌は生まるる
けれども、かっての青い狼も今は老いて・・・黄ばんだ牙と目やにのたまった瞳のままに、秋の野をうろうろとさ迷うばかりである。

さて! 最期の素敵な遠吠えを、いかに叫ぼうか? その野心はいまだ健在である。