湖の子守唄

琵琶湖・湖北での生活、四季おりおりの
風景の移り変わり、旅先でのふれ逢いなど、
つれづれなるままに、語りたい。

醒ヶ井の春

2010年04月25日 | 句歌・歳時記
むかし昔、日本武尊が伊吹山に棲息する、おそらくは土着の民族を、神話では神の使いの金の猪
となっているけれど、征伐にでかけた時、毒にあたって高熱におかされ、目が見えなくなった。

ようよう、たどり着いた泉で目を洗ったところ、覚醒したノダトサ。それが、醒ヶ井の地名のは
じまりだとか。

それはともかく、中仙道の宿場町のたたずまいを、生活のなかで今もゆったりとした時の流れの
なかでのこしている、醒ヶ井の町並みは 今は桜が終わり、初夏にむかって、水中に咲く 梅花
藻や百日紅の紅い花の待たれる季節です。

  太古より清水湧き継ぐ
  醒ヶ井の
  母を歩ますつわぶきの花

どうぞ、醒ヶ井の美味しい水を 飲みにきておくれやす。  

道誉ざくら

2010年04月25日 | 句歌・歳時記
   伊吹山の麓の邑、清滝へ今年も枝垂れさくらを見に行ってきました。
鎌倉時代の、婆沙羅大名 佐々木道誉のお手植えと伝えられる、えぞ ひがんの一種でそれはそれは、小ぶりのかわいい花なのです。

   あお空は青を極めて 
    枝垂れ咲く花はいのちを 
    いま、極めたり


   久しぶりの青空と逢えた、その喜びを花と共有できた、のんびりと時 とすごした貴重なひとときでした。  

     あいまみゆ ふたつのいのち この桜

   湖北の四季を、ご案内します。 どうぞ、よろしく。