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「風っこくるり」号は毎年4月の土日限定でJR木更津駅から終点の上総亀山駅までの久留里線で運行される臨時列車で1日1往復運行。先頭車両に丸い「風っこくるり号」のヘッドマークを付け、普通車両の後ろにトロッコ車両を連結したもので、このトロッコ車両が人気があり乗るには予約が必要だが、普通車両は並んで普通に座れた。日曜の朝のためか乗客の多くが観光客か鉄道マニアらしき人であり、地元の人はほとんどいなかった。
風っこくるり号が出発してほどなく、春の青空の下、沿線のあちこちで地元の人が手を振ったり、鉄道カメラマンがあちこちのたんぼのあぜ道で写真を撮ったりでくるり号は大人気!。ちょっとしたスター気分で乗っていて気持ちがいい。
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沿線の菜の花や桜の花もちょうど見ごろで旅気分を満喫。終点上総亀山駅に着いてすぐに、作業員の人が風っこくるり号の看板を外していたところ、周りに群がっていたカメラマンから「もうちょっと外すの待って」との声も。小さな駅舎の周りや線路内には観光客や鉄道マニアでいっぱい。
帰りの発車時間まで駅から近くの亀山ダム湖まで歩いて散策。ダム湖近くの観光会館らしきところでテントと「農業祭り開催中」のノボリが立つ広場があり、そこで地元産の筍ご飯と無料の温かいトン汁でしばし昼食休憩。風はやや寒かったが天気も良く、ダム湖の横の桜の花も今が盛りできれい。風っこくるり号は一日一往復のため、帰りは普通車両で木更津へ。相変わらず沿線には手を振る人やカメラマンが目に付く。それだけファンが多い人気路線ということか。
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帰りは桜祭りの最終日の佐倉へ。
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