あの街この町♪

青春18キップやツアー旅行などエコで省エネな小さな旅日記。

プラハ(中欧の旅2007年冬)

2007年12月04日 | Weblog
11月30日(金)
 7:30 ホテル出発。一路バスでプラハへ。朝ホテルを出るときはみぞれだったが、気温はわりと暖かい。残金290€。
 車窓から見る景色は雪景色一色。天気は晴れたり曇ったり。
 9:00 チェコ国境へ。パスポート提出なし。途中の道端の小さな両替所でユーロからチェココルナに両替。来年はチェコもユーロが使えるようになるそうだが、国ごとに通貨が違うのは不便。ガイドさんがたくさん両替はしないほうがいいですよとの助言で60€を両替(1374チェココルナ、約7.2円/kc)。
13:00プラハ着。曇りだが暖かい。
 小高い丘をバスで登ってプラハ城を見学、聖ヴィート大聖堂のステンドグラスが見事。丘の上からブルタバ川を挟んで川向こうの対岸のプラハの旧市街地区を一望。百塔の街といわれるだけあってあちこちに尖塔が見える。川の手前のプラハ城近くの地区はオレンジ色の屋根が目立つ。下方にカレル橋も良く見える。プラハ城から坂を歩いて下り、カレル橋へ。手前は橋梁工事中だったが、カレル橋の両側には片側15体づつ両側に30体の聖人の像が立ち並び、かのフランシスコザビエル像もある。橋を渡って旧市街へ入るとき、地元らしき大きな若者のグループがすれ違いざまに「サムライ」と叫んだ。小さな日本人としては複雑な気持ち。
石畳の細い街路を抜けてプラハ市民のつらい歴史を見つめた旧市街広場へ。15世紀に作られた中世の時計台の中でキリストの12人の使徒が夕方5時の時報とともに行進。運よくみることができた。
近くの観光会館で翌日用の1日フリー切符を購入。プラハ市内もウィーンと同じく80コルナ(約600円)でどの交通でも24H乗り放題の優れもの。
7:30 プラハの北方郊外のホテル『ホテルデュオ』到着。大きなホテル。
夜はガイドさんたちと一緒に路線バスに乗って、巨大なスーパー「TESCO」へ。そこで軽めの夕食。

12月1日(土)小雨のち曇り 1日自由行動。
ホテルで腹いっぱい朝食を食べてからゆっくり市内見物へ。
9:30ホテル発 バスで地下鉄駅まで行ってトラムに乗り換え、最初の目的地であるモーツアルトがドンジュバンニを作曲したといわれるベルトラカム荘へ。近くまで行ったがなかなか場所が見つからずやっと探して邸内へ。白いハプシコードと古い木目のハプシコードが展示。2階建ての小さな建物で観光客もまばら。受付の人がいたようだが気がつかなかった。再び地下鉄で市街中心地区へ。チェコの偉大な画家ミーシャ美術館を見学(240kc≒1700円/2人)。正直言って名前は知らなかったが、絵は良く見たことがある。女性や花木をモチーフにしたものが多くプラハ城の聖ヴィート大聖堂のステンドグラスにも作品がある。
 市街中心部のバーツラフ大通りから市民会館、火薬塔へ。トラムに乗ってぶらり途中下車の旅へ。通りがかりに入った小さなレストランで遅い昼食。3時頃。リゾットとパスタを注文。当然ビールも。店は女性二人が働いていて、若い美人の娘さんと片言の英語で話をしていたら、お父さんが日本の富山で働いていたことがあるとのことでびっくり。遠い外国でこんな話がでるなんて世界は狭い。
再びトラムでカレル橋へ、歩いて散策後地下鉄でホテルへ。昨夜目をつけておいたホテル内のレストランへ行ったが何と「本日休業」。仕方なく別のレストランでポークリブとサーモンを注文。初めての中欧の旅もいよいよ最後の晩餐となった。チェコビールで乾杯。

12月2日(日)最終日。残金200€。思ったより金が残った。
 5:30モ-ニングコール。7:15 朝食後、ロビー集合。一路プラハ空港へ。
 10:00プラハ発→11:00チューリッヒ着。空港から本場のアルプス山脈が雲間に浮かんで見える。
13:00チューリッヒ発が遅れて14:00離陸。さらばプラハよ。又来る日まで。
翌12月3日(月)成田着。曇り。駐車場から運転して帰宅。お疲れさん。

ウィーン(中欧の旅2007年冬)

2007年12月03日 | Weblog
11月28日(水) 快晴
 イーヴィスホテルの窓から早朝のブタペスト市内を撮影。左遠方の丘の上に王宮が見える。車も少なく街は静か。快晴


 8:00ロビー集合。ホテルからバスで市内を抜けて郊外の国道からウィーン国境に向かう。残金580€。
 道路の両側ははるかかなたまで丘陵や畑が広がり高い山は見えない。郊外に出ると両側は一面雪で真っ白。民家もまばらでひたすらまっすぐな道路だけが続く
 10:40オーストリア国境へ。ガイドさんが全員のパスポートを集めて入国の手続きの準備。国境といっても高速道路の料金所みたいなところを通過するだけ。一行は国境過ぎの小さなドライブインでしばし休憩。天気はいいが相変わらず寒い。
 11:50ウィーン市内へ到着。車窓から川沿いのOPEC本部ビルを遠望。小さいビルでびっくり。オペラ座横の観光馬車がいる小さい広場で解散、13:00に集合まで自由にそれぞれ昼食タイム。インターネットで調べた近くの「天満屋」といううどん屋さんへ。従業員もカウンターも日本人で小ぎれいな店内だが値段が高い。駅の立ち食いと同じような普通の山菜うどんが9€(約1600円)。同じツアーの夫婦も食べていた。
 現地の日本人ガイドさん曰く「灰色のウィーンと言われ、この時期はいつも曇っている日が多いんですが、こんなに晴れているのは珍しいですよ」とのこと。これも日ごろの行いがいいせいだろう?!。
 ガイドさんの案内で歩いてぞろぞろ市内を散策。近くの立派で広大なウィーン王宮を巡りウィーンの中心の街のシンボルとして遠くからでも高い尖塔が見える。重厚なステンドグラスと特徴的な幾何学模様の屋根が立派な寺院。 

OPEC本部。意外に小さい建物だ。


ウィーンオペラ座。今夜はここでオペラを鑑賞


立派な石造りのウィーン王宮


王宮前のパントマイム。全く動かない。


ウィーンの中心にあるシュテファン寺院。特徴ある屋根は遠くからも見える。


  15:30ホテル着『アルティスホテルウィーン』大きなバス通り沿いのホテルで中心地に近い。
 17:10 ロビー集合。昨夜も食べた名物のウィンナーシュエルツの夕食を食べに全員でバスでレストランへ。白ワインを注文。いよいよ今回のツアーの目玉の一つであるウィーン国立歌劇場でのオペラ見学へ。座席によっては舞台が見えない席もあるとのことで公平性のためガイドさんのくじ引きで席を抽選。ガイドブックには男性ネクタイ正装、女性ロングドレスと書いてあったが、我々はセーターあり、カジュアルありでかなり自由だがお咎めなし。コートも預けないでそのまま入場できた。服装やマナーが厳しいのは舞台に近いはるか下の方の高い席の人で確かにタキシードが多い。我々観光客の席は5階席でそれも前後左右がキツキツの上、身を乗り出さないと舞台が見えない。運よく一番前の席があたったので何とか舞台を見ることができたが、後ろのほうの席の人はたぶん見られなかっただろう。演目は「ロミオとジュリエット」で事前にガイドさんがストーリーを説明してくれたので何とかストーリーはわかったが、かなり太めのジュリエットで声量も迫力あり。この歴史ある劇場の音楽監督が日本の小沢征二さん。舞台は19:00~22:00まで。疲れた。外へ出ると夜は寒い。

オペラ座の中。1F席はタキシードとドレス。我々はセーター。


11月29日(木)快晴 本日は一日自由行動。
7:30 ホテルで朝食。量も味も満足。旨い。
 前日購入した1日なんでも乗り放題のキップ(5.7€)を使って観光へ地下鉄U1路線で、今回の目的地のひとつであるシューンブルン宮殿へ。10:30着。
マリ-アントワネットの生母であり女帝であるマリアテレジアが1740年に完成させた建物で、その名前にちなみマリアテレジアイエローと呼ばれる薄黄色の外壁が特徴のハプスブルグ家ゆかりの宮殿。幾多の歴史の戦火に焼かれた城で1955年に修復。日本語のオーディオガイド付のインペリアルツアー(9.5€)で宮殿内を見学。約30分。広大な敷地内を散策後、再びウィーン市内へ。昼食はガイドさんお奨めの「オバラ」へ。店に入ると先客あり。永井さん夫婦と同じツアーの娘さん二人がちょうど食事が終わって帰るところで、おいしかったというので、永井さんと同じメニューを注文。まんまるのものが二個のった肉料理。ビールとマリアテレジアコーヒーを飲む。計30.6€。
 ヨハンシュトラウス像のある市内の公園を散策後、有名な高級スーパーマーケットでお土産のコーヒーとチョコレートを購入。かの有名な「デーメル」本店でお菓子を買う。大勢の観光客でかなり店内は混雑。
一度ホテルに戻って荷物を置き、再びトラムに乗ってリンクで市内を一周。支庁舎前の広場で大勢の人手で賑やかなクリスマスバザーを見学。飾り付けとイルミネーションがきれい。寒いのでホットワインが旨い。一度カップ買えば違う店でも中身だけ飲めるのを後で知った。一杯で返してしまったので失敗。リンクでウィーン市内を一周しても約30分。

第三の男の舞台。プラッター遊園地の大観覧車


シュテファン寺院の中庭。マリアテレジアイエローの壁が特色。


ウィーン市内「オバラ」の昼食。まんまるの肉料理が旨かった。


市庁舎のクリスマスイルミネーション。屋台のホットワインで身体を暖める。


ブタペスト(中欧の旅2007年冬)

2007年12月02日 | Weblog
11月26日(月)東京は快晴
 成田発11:10 スイス航空LX169便 <両替100,000円⇒€600(166円/€)>
  ガイドは中里さんという40歳前後のキャリアウーマン。後日、プラハで一緒に食事をしたときに旅行会社の契約社員ガイドといっていた。
 →チューリッヒ23:40着(現地時間15:40~17:25発)<両替50€→1300ft(≒8100円)>
 空港内はチョコレート土産が目に付く、喫煙ルームやインターネットルームもある。
→ブタペスト~くさり橋夜景見事~20:30ホテル到着『イヴィスヴァーチウート』
                    近くの雑貨屋さんで缶ビール500ml

11月27日(火)快晴 
7:00ホテル朝食 ソーセージなどボリュームたっぷりのビュッフェで腹いっぱい
9:00ロビー集合 午前中はバスでブタペスト市内観光。快晴だがさすがに風は寒い。
ハンガリー建国の祖といわれる17人の部族長の騎馬像が立ち並ぶ「英雄広場」へ

旨くてボリュームたっぷりの朝食


英雄広場。天気快晴だがとにかく寒い。


その後、バスでくさり橋を渡り、石造りの坂道を登ってドナウ川対岸の高台にある新ブタ王宮や有名な漁夫の砦のある王宮の丘から、眼下にくさり橋と対岸のペスト地区を一望。

モザイク屋根のマーチャーシュ協会は外壁工事中


漁夫の砦。ここから対岸の旧市街が一望できる。


 午後は自由行動だが、ガイドさんが中央市場へ行って昼食を食べるといったので、ツアー全員でガイドさんの後をついてぞろぞろ。街の中心のバーツラフ通りでは、あちこちでクリスマス飾りの取付け作業中。天気はいいが風は相変わらず冷たい。
 12:30中央市場2Fのファーストフード店が立ち並ぶ店の前で立ち食いの昼食。言葉は通じないが指さしでOK。照り焼きチキンとパプリカを丸ごと一個酢漬したものが実に旨い。ビールにぴったり。

バスを降りたところ。エリザベート広場。


広い中央市場2階のフードコーナーで現昼食。パプリカが最高!


 隣で食べていた長野県からきたという年配の永井さん夫婦と話をしているうちに、今夜、民族音楽を聞きながら食べられるレストランに同行させてもらうことになり、早速、地図を見ながら一緒に店を探し、エリザベート橋近くのホテルの地下にある店を夜7時に予約。
 午後はガイドブック片手に市内をあちこちぶらぶらしながら、15:00のオペラ座の見学ツアーに参加。外人ばっかりの英語のガイドのため内容はさっぱりわからなかったが、ウィーンのオペラ座と同じくらい有名なブタペストのオペラ座は、玄関前にリスト坐像があり、建物内の天井画やたくさんの彫刻、円形の客席などさすがにどっしりとした重みが感じられ一見の価値あり。

ヨーロッパ大オペラ座の一つ。ブタペストオペラ座


旧市街からブタ王宮側を望む。くさり橋は夜はライトアップされてきれいだ。


 ドナウ川近くのホテルでコーヒータイムの後、待ち合わせまでしばらく時間があるので国会議事堂からくさり橋を歩いて往復。夜の橋の上の風は特に冷たい。ライトアップされた美しい景観を堪能するどころではない。早めに待ち合わせホテルへ。
永井さん夫婦と一緒に地下のレストランへ入ると、客は我々4人と地元の人らしき数人のグループだけで、広い店内の割りにややもの寂しい感じ。ボックス席へ案内され、メニュー見たがチンプンカンプン。
 英語表記があったので永井さんが電子辞書で調べながら、2人づつ違うものを注文しようということで、ホタテと肉料理を注文。
ところが出されたものは、明日の夜、ウィーン国立劇場へ行く前にみんなで食べる予定の、地元名物の薄く延ばしたヒレカツ「ウィンナーシュエルツ」だった。店の人に聞いても注文の品物に間違いないとにべもない。注文した両方の違う料理とも付け合せのポテトフライが特盛りでメイン料理もイメージとかけ離れていたためお互いに顔を見合わせて苦笑。ビールを飲みながらしばし談笑。
永井さん夫婦の旅談義に花が咲く。
 客が少ないので嫌な予感がしたが、食事中に始まった5人グループの民族衣装を着たバイオリン弾きが我々の席へ。リクエストを求められ、永井さんが慣れた調子で、「ハンガリアンダンス」と「ドナウウエーブ」をリクエスト。♪聞きなれたおなじみの明るい曲を目の前で演奏してくれたのはいいが、何回もしつこくリクエストされたので、チップを渡してようやくお引取り願った。
 食事の後それぞれ別ルートに分かれてホテルへ。