あの街この町♪

青春18キップやツアー旅行などエコで省エネな小さな旅日記。

かたくりの里(H20年3月)

2008年03月29日 | Weblog

今回のルート(湘南ライン→赤羽8:12→高崎9:50~両毛線→佐野着11:24~かたくりの里~佐野厄除大師~佐野発14:17→栃木着14:30~うずま川~山車会館~栃木発17:22→大宮着18:35)

前橋から両毛線に乗り換え、駅裏公園の桜が満開の佐野駅前から大型の無料シャトルバスで約15分。うららかな春の日差しの下を大きなカメラをぶら下げた大勢の観光客と一緒に歩いて万葉の里へ。

途中の道端に、思いがけず水芭蕉の白い花の小さな群生があり一度で二度おいしい気分に。万葉の里自然公園は山の斜面いっぱいに、紫色のかたくりの花と白い小さな「イチリンソウ」などが群生しており、まさに見頃。地面に這いつくばるカメラマンを横目にしばし散策。

帰りがけに公園入口広場で炊きたての山菜おこわで小憩。400円で超大盛り、しかも抜群に旨かった!。  佐野駅に戻り、有名な佐野厄除け大師へお参りの後、せっかくだからと近くの観光会館で名物の佐野ラーメンといもフライを食べたがごく普通で特に感想なし。

 再び両毛線で次の目的地である蔵の町栃木へ。夕方近くのためか降りる観光客は少なかったものの、数名のグループがちらほら。駅前もきれいに整備され、町なかの大きな寺や蔵造りの古い建物などの名所スポットは、ゆっくり歩いて回れるほどの近いエリア内に点在している。町の東側を流れるうずま川の両域には遊歩道があり、川岸に建ち並ぶ歴史ある古い石造りの蔵と、満開の桜の花がどマッチし、夕暮れの蔵の町はなかなかの風情がある。近代的な山車会館では、大きなスクリーンに映し出される賑やかな栃木秋祭りの映像と、展示してある劉備玄徳や張飛などの本物の大きな山車とのコラボレーションによるショーは、なかなかの迫力があり楽しめた。   http://www.city.tochigi.tochigi.jp/kankou/kankou.html  


佐原と香取神宮(H20年3月)

2008年03月22日 | Weblog
今回のルート(千葉9:34→成田10:04~新勝寺~12:03→佐原12:33~ランチ「夢時庵」~ジャージャー橋14:30~サイクリングで香取神宮~利根川沿い16:30~佐原17:14→千葉18:23)
 佐原に行く前に春の成田山を散策。広い境内にはピンクの岩ツツジや散り始めの桜の花下で記念写真を撮る中国人らしき観光客もちらほら。
 佐原駅は平屋の小さな駅だが、屋根に駅名の木の看板が懸かかり、軒先には紺地に白で「さわら」と染め抜かれた暖簾がかかるなど訪れた人を旅気分にさせる。駅前の観光案内所で観光マップと見所を聞き市内へ。町全体は静かでのんびりしており、観光シーズンでないためか歩いている観光客も少ない。
 佐原は数年前に「水郷あやめ祭り」のバスツアーでちょっと立ち寄った時に石垣の川沿いの風景が印象に残り、もう一度ゆっくり訪れたいと思っていた所。
 市内を流れる小野川は近くを流れる利根川の支流で、川の両岸は石垣で整備され船外機付の観光用の小舟も走っている。川の両側の車も通る散歩道の柳の木と古い建物が小野川とよく合い旅情豊かな気分に。
 佐原は伊能忠敬の故郷でもあり、記念館や旧宅も観光名所となっており、近くの公園には立派な像もある。伊能忠敬旧宅横にある通称「ジャージャー橋」は、文字通り定刻になると橋の中を通る水が滝のようにジャージャーと川に流れ落ち観光客の目を楽しませる。
 大きな暖簾に「夢」と書かれた川沿いの洋食屋でランチタイム。フォアグラなどのフレンチのコース料理は評判どおりでななかなか美味。お替り自由の自家製の小さな酵母パンも旨い。9個も食べた。 近くの三菱館の観光会館で自転車を借り隣町の香取神宮までサイクリング。香取神宮へは電車の本数が少ないのでマイカーでないと不便。観光案内所の人は20分くらいですよと言ってたが、知らない道をゆっくり走ったので30分ほどかかって到着。焼き鳥や土産物店が両側に並ぶ正面の大きな鳥居をくぐって境内へ。参道の右側に元巨人軍の城之内投手の石灯籠を発見。
 香取神宮は鹿島、伊勢と並んで皇室の参拝も多いとか。桧皮葺の重厚な黒い屋根に鮮やかな迷彩色の絵付けの柱が古の歴史を感じさせ、森厳という言葉がぴったりの古社。
 香取神宮参拝後は春の利根川沿いをサイクリング。帰りは20分位で佐原駅が望めるところまで到着。小野川沿いの小路を沿道の蔵造の建物を見ながらゆっくりとペダル踏んで帰路へ。




大多喜城と勝浦ひな祭り(H20年3月)

2008年03月02日 | Weblog
今回のルート(千葉8:17→大原9:42~いすみ鉄道~上総中野→大多喜13:08→大原14:27~内房線~勝浦14:42~市内散策~勝浦18:31→千葉19:52)
 JR内房線で大原駅へ。快晴だが風はやや冷たい。
いすみ鉄道は1両だけの単線でローカル色豊か。桜と菜の花が一緒に楽しめる4月上旬頃はこの電車も観光客でいっぱいになるそうだが、さすがにこの時期は地元の人が目立ち観光客らしき人はまばら。切符は乗ってから車掌さんから1日フリー切符を購入。途中の沿線で今週から菜の花祭りをやっているとの情報で楽しみにしていたが、周りが畑だらけの平地の中の一角に黄色のノボリが立っている菜の花畑ポツンとあるだけで車内から眺めてがっかり。終点上総中野駅を目指す。上総中野駅は五井からの小湊鉄道の終点でもあり、両方の鉄道の乗換駅となっている。駅舎は小さい山小屋のよう。上総中野駅から折り返しUターンした同じ車内に、地元千葉TVのキャスターらしき若いお姉さんと武士の格好をしたおじさんがスタッフと一緒に乗り込み、マイクを持ったおじさんの観光案内を撮影していた。その案内によるとこの近くは竹の子が日本一の産地とのこと。そういえばあちこちに孟宗竹が目立つ。大多喜のとんかつ屋さんでもこのロケ班と遭遇。
 昼食後、観光地図を見ながら町なかを散策。江戸時代からの大きな旧家や川越の火の見櫓の小型版のようなものもあり、メイン通りの両側に古い建物が並んでいるため、ぶらっと見るだけなら狭いエリアなので時間はかからない。町なかは人通りも少なく静か。大多喜城は旧家のあるエリアとは反対側の山側にあり、駅から山道を歩いて約30分近くかかった。この大多喜城は徳川四天王の一人といわれた本多忠勝公が築城。現在のお城は昭和50年に建て直ししたとのこと。城の眼下に県立大多喜高校と城下町全体を望む。
 再び大原へ戻り内房線で勝浦へ。漁港で有名な勝浦は、毎年3月に町を挙げて行われる勝浦ひな祭りでも全国的に有名なところ。残念ながら今年2月の勝浦漁船とイージス艦衝突事故の影響で、恒例のひな祭りパレードは中止となったが、勝浦駅のホームをはじめ、八百屋さんや食堂、洋服屋さんの店先など町じゅうあらゆるところにお雛様置かれ、交差点や神社の前などにも大きなひな壇が飾られ、まさに街中がひな祭り一色で華やか。観光会館の1階には横10m位の天井まで届くダイナミックなひな壇が2つあり、大勢の人でぎっしり。2階の各部屋にも江戸時代からの旧い歴史雛など珍しい物が展示されている。
 街頭売りのサザエのつぼ焼き100円!、つぼ鯛の干物も100円!。さすがは本場。去年も昼食バイキングで立ち寄ったホテル三日月で小憩。
 遠見神社の有名な石段飾り(写真)は、全国各地からいらなくなったお雛様が送られてきたものが集まり、今では約1200体にもなったとのこと。真撮る人でいっぱい。