あの街この町♪

青春18キップやツアー旅行などエコで省エネな小さな旅日記。

大多喜城と勝浦ひな祭り(H20年3月)

2008年03月02日 | Weblog
今回のルート(千葉8:17→大原9:42~いすみ鉄道~上総中野→大多喜13:08→大原14:27~内房線~勝浦14:42~市内散策~勝浦18:31→千葉19:52)
 JR内房線で大原駅へ。快晴だが風はやや冷たい。
いすみ鉄道は1両だけの単線でローカル色豊か。桜と菜の花が一緒に楽しめる4月上旬頃はこの電車も観光客でいっぱいになるそうだが、さすがにこの時期は地元の人が目立ち観光客らしき人はまばら。切符は乗ってから車掌さんから1日フリー切符を購入。途中の沿線で今週から菜の花祭りをやっているとの情報で楽しみにしていたが、周りが畑だらけの平地の中の一角に黄色のノボリが立っている菜の花畑ポツンとあるだけで車内から眺めてがっかり。終点上総中野駅を目指す。上総中野駅は五井からの小湊鉄道の終点でもあり、両方の鉄道の乗換駅となっている。駅舎は小さい山小屋のよう。上総中野駅から折り返しUターンした同じ車内に、地元千葉TVのキャスターらしき若いお姉さんと武士の格好をしたおじさんがスタッフと一緒に乗り込み、マイクを持ったおじさんの観光案内を撮影していた。その案内によるとこの近くは竹の子が日本一の産地とのこと。そういえばあちこちに孟宗竹が目立つ。大多喜のとんかつ屋さんでもこのロケ班と遭遇。
 昼食後、観光地図を見ながら町なかを散策。江戸時代からの大きな旧家や川越の火の見櫓の小型版のようなものもあり、メイン通りの両側に古い建物が並んでいるため、ぶらっと見るだけなら狭いエリアなので時間はかからない。町なかは人通りも少なく静か。大多喜城は旧家のあるエリアとは反対側の山側にあり、駅から山道を歩いて約30分近くかかった。この大多喜城は徳川四天王の一人といわれた本多忠勝公が築城。現在のお城は昭和50年に建て直ししたとのこと。城の眼下に県立大多喜高校と城下町全体を望む。
 再び大原へ戻り内房線で勝浦へ。漁港で有名な勝浦は、毎年3月に町を挙げて行われる勝浦ひな祭りでも全国的に有名なところ。残念ながら今年2月の勝浦漁船とイージス艦衝突事故の影響で、恒例のひな祭りパレードは中止となったが、勝浦駅のホームをはじめ、八百屋さんや食堂、洋服屋さんの店先など町じゅうあらゆるところにお雛様置かれ、交差点や神社の前などにも大きなひな壇が飾られ、まさに街中がひな祭り一色で華やか。観光会館の1階には横10m位の天井まで届くダイナミックなひな壇が2つあり、大勢の人でぎっしり。2階の各部屋にも江戸時代からの旧い歴史雛など珍しい物が展示されている。
 街頭売りのサザエのつぼ焼き100円!、つぼ鯛の干物も100円!。さすがは本場。去年も昼食バイキングで立ち寄ったホテル三日月で小憩。
 遠見神社の有名な石段飾り(写真)は、全国各地からいらなくなったお雛様が送られてきたものが集まり、今では約1200体にもなったとのこと。真撮る人でいっぱい。