
五月晴れの薫風さわやかな日。久しぶりに休日切符で房総へ。
大網から東金線に乗り換え東金駅から歩いて八鶴湖へ。ここは徳川家康が鷹狩り
でこの地を訪れ東金御殿を築造のときに広げたという春は桜が名所の風光明媚な
池。一周800m。
池の周囲には散歩道が整い、カルガモや白鳥などの水辺の野鳥や周辺の山々の
緑などをゆっくり眺めながら優雅な散策ができる。
湖の東側には大正ロマンの歴史的景観をとどめる料亭「八鶴亭」の木造3階建
の大きな建物が、霧島つつじの鮮やかなピンクに映える。この日は休業日で建物
はひっそりとしていたが、普段はランチや懐石料理なども食べられるそうだ。平
成21年に国の登録有形文化財に指定。
池の西側の御成街道に、東金高校の裏山に東金城址の案内板があったので山の
途中まで行ってみたが、跡地らしきものは全く見つからなかった。
この日は八鶴湖から八鶴湖後方の山中にある日吉神社まで足を延ばす。日吉神
社は山の中の小さな神社だが、参道の両側には昼なお暗き樹齢数百年の立派な杉
並木が続く。しばらく行くと下り坂になり、曲がりくねった階段状の参道の両側
は、見事な断層がある大きな切通しとなっている。北鎌倉のようだ。
参道を下りきると小さな鳥居がある参道入口に到着。この切通しを目当てにこ
の神社を訪れる参拝客も少なくない。但し、参道入口からの上り坂はけっこうき
ついので要注意。
一日歩いて結構疲れたので茂原の「はち」で生ビールと地魚で腹ごしらえ。帰
りはグリーン車でぐっすり。
初夏の八鶴湖

湖を一周できる散歩道

湖にはカルガモの親子や白鳥の水浴びなども見られる

閑静な山中にある日吉神社

森厳な天然記念物の杉並木

断層がくっきりと見える見事な切通しの断崖

切通し2

八鶴亭の霧島つつじがは今がっ盛り

大正ロマンの息吹を感じる八鶴亭
