サードウェイ(第三の道) ~白井信雄のサスティナブル・スタイル

地域の足もとから、持続可能な自立共生社会を目指して

回復力の発揮と創造!

2011年03月21日 | リスクマネジメント

東日本巨大地震において、なくなられた方々のご冥福と被災された方々へのお見舞いを申し上げます。これからの復興を目指す気持ちを維持していただけるよう、願うばかりです。

私なりの立場でできることとして、知り合いの応援、災害や原子力等に関する情報整理や分析、復興後の地域づくりへの支援等ができればと思っているところです。

ところで、リスク管理の分野では、「回復力(レジリエンス)」という観点があります。リスク管理上、災害等の未然回避が重要ですが、起きてしまった災害から回復する力を高めようということです。

心理学でも回復力という言葉を使うようです。これは、ダメージを受けた後のがんばろうという気持ちの力を言います。インターネットで検索すると「なにくその力」、「負けてたまるかの心意気」「折れない気持ち」という表現でも説明されています。

社会としての回復力も大事です。公的な支援、ボランタリーな外部からの支援、地域内部のコミュニティの支えあいなどが回復力となります。回復力はなにもないときには潜んでいるだけですが、有事にあたり顕在化します。今こそ、東北、日本の回復力を発揮しなければ。

1995年の阪神大震災のとき、ボランティアが活躍し、日本でのNPOの離陸の推進力となりました。今回も多くのボランティアが活躍することになるだろうと思います。

そして、今回の復興を通じて、また次の何かが生み出されるのだろうと思います(それを創造していかねばなりません)。それは、回復力を発揮するとともに、回復力自体を高める何かであると思います。

例えば、地方自治体の相互支援、地域内の中間支援組織の働き、インターネットを通じた応援、企業CSRの新たな形など、これをきっかけに顕在化し、創造・形成される力があるはずです。

近い将来に東日本巨大地震からの復興を通じて、日本は強くなった、よい国になったといえるよう、日々の積重ねに希望を持っていたいと思います。

がんばろう。

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