ちょこっと山歩き

山が大好きな30オトコの思い出登山日記です
が・・・ひとりごとはもっぱら「食」のコト

【2日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

2012-12-29 22:33:11 | 北関東の山
2012年12月19日

某大学山小舎(5:30-7:30)===ロケ地(8:30-8:35)===武尊避難小屋(10:00-10:30)===避難小屋とセビオス岳の中間地点周辺(11:30)

2日目。5時30分起床。のんびり準備して7時30分出発。
予報通り、雪。風も強い。
ただ、今日は樹林帯なので風はあまり問題ない。


三合平

スキー場の最上部は三合平という場所。
その名の通り平。
この日は総じてゆるやかな登りが続く。


ロケ地

通称、ロケ地と言われてる場所。
出発して1時間。まぁまぁのペース。

「眠る男」とかいう映画の撮影をした場所らしい。
有名な映画なのだろうか!?存ぜぬ。。。


ブナの森

ずっとこんな感じのルートが続く。
といってもルートマークもところどころしかなく、
地図とコンパスを頼りに進んでいく。

ときどきズボっと膝上まで埋まる時もあったけれど、
スノーシューのおかげかラッセルらしいラッセルはしないで済む。
これにはだいぶ助かった…。


武尊避難小屋

この避難小屋。探すのけっこう難しい。
なぜなら周辺の地形がとっても平だから…。

地形は平、周りは雪、で同じような木ばかり、
ルートマークもみあたらない、
というほどルートファインディングが難しいものはない。


なんとか発見!!

10時。無事に避難小屋に到着。

本当はなかに入って休みたかったけど扉が雪であかない…。
スコップで掘ったけれどやっぱりあかない…。
扉上部の入口から入るほど雪があるわけでもない…。

しかたなく外で大休止。

意外に疲労困憊だったので糖分をとりまくる。
レーズンが威力を発揮してくれたと思う。


雪深し

避難小屋を越えると夏であれば頂上まであと2時間とちょっというところ。
冬は、、、その2倍、3倍とかかってしまうので、この日は予定通り途中で1泊。


なかなか激しい

セビオス岳を超えると樹林帯も少なくなることはわかっていたので、
セビオス岳と避難小屋の中間あたりを今宵の宿とする。
天気はさらに悪くなり、風の影響を受けない場所を探しまわる。


テント設営

うまく風を凌げる場所を見つけてテント設営。
ツェルトも張ってテント内に入りきらないものは外へ。

時間はまだ12時過ぎで下界じゃ考えられないけど行動終了。


テント場周辺

夜にかけても風の勢いは収まることなく、
もちろん雪も降り続き、、、、
天気予報を見るとなんと翌日は雪に!!

なんてこった…。確度Aの予報じゃなかったのかよ…。
と、2人して気落ちしながら明日の行動方針を決める。

「風、雪ともに、天候が今日と同じであれば撤退」

長い午後を、明日の天気回復を祈りつつ、
読書したり昼寝したりしながら過ごしました。


朝:中華雑炊 / 昼:らーめん / 夜:豚汁

【3日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

【1日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

2012-12-29 21:16:02 | 北関東の山
2012年12月18日

自宅(8:30)===武尊牧場スキー場(13:40-14:00)===某大学山小舎(15:40)

「武尊山」と書いて「ほたかさん」と読む山がある。
おそらく山を知らない人にはなかなか読めないと思う。
山を知ってる人でもなかなか読めない!?

でも、実はこの山、日本百名山のひとつだったりもする。
標高は、2,158m。位置は群馬県北部。
尾瀬に近い、と言えばわかりやすいだろうか。

というわけで、今回は、武尊牧場スキー場から武尊山を目指しました。

結論から言うと、天候に恵まれず無念の敗退。


地図1(※クリックで拡大)

このルート、冬はとってもマイナー。
まず準備段階での情報の少なさには苦労した。
そして、尾根も長い。雪も深い。
ルートファインディンもまぁまぁ難しい。
中ノ岳の鎖場を考慮しザイルやガチャも携行。
結局、酒とかも入れたら30kg近い荷物に…。


地図2(※クリックで拡大)

ちなみに、このルートの基礎情報として、、

地図を読めない人。
コンパスを使えない人。
そもそも体力に自信のない人。
そもそも寒さに自信のない人。
ツボ足で登ろうと思っている人。

無理です。登れません。


スキー場の登り

朝の8時に家を出発。武尊牧場スキー場まで車を走らせる。
12時には登り始めれるかなと思っていたのにまさかの渋滞。
2件の事故渋滞につかまり、着いたの結局13時40分。

この日の行程はスキー場下からスキー場上の某大学山小舎まで。
スキー場がOPENしていればリフトで楽できたのだけどOPENは22日。

1週間前にあった遭難のことなどをOPEN準備中のスキー場の人とお話して、
すでに2件の遭難が起きているのでくれぐれも注意するようアドバイスをいただき、
登山届を警察に渡してもらうことをお願いして(※本来はNGなので直接警察へ)、
いやはや、本当にありがとうございました。


意外に急

天気は曇。スキー場の雪は下部はクラスト、上部はふかふか。
スキー場を直登。なかなか急でしんどい。
上部は膝までもぐる雪なので早速スノーシュー。

今回の山行のために2人とも購入したスノーシュー。
使い心地は?!もう最高!!
スノーシューの威力、絶大。
スノーシューなかったら無理でした。


スキー場上部から武尊山

目指す武尊山は雲のなか。
てか、想像以上のロングルートに怖気づく…。


山小舎

今宵は某大学の山小舎をお借りした。
ビジターで確か1泊2千円だったと思う。

スキー場下から3時間を予想してたけど1時間40分で到着。

この山小舎。なかなかきれい。
もちろん常駐している管理人はいないけど、
ストーブもあるので天国。

夜はロープワークの練習などをして過ごし、
美味すぎる酒(ただのビールですが)を飲む。

天気予報によれば明日は雪。明後日は晴れ。
頂上アタックの日の晴れの予報にウキウキ。
なんとか登ろうと2人で決意新たに就寝。。


朝:サンドウィッチ / 昼:うどん / 夜:豚のステーキカレー

【2日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

ちょこっと山歩きについて…

このサイトは自然好きの管理人が記す趣味のページです。
キーワードは、登山、スキー、国立公園、旅行、etc...
お時間のあるときにでも読んでいただければ幸いです。

Copyright 2009-2020 ちょこっと山歩き. All rights reserved.
Never reproduce or republicate without written permission.