流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

汗ばむ日

2011年10月16日 | 日記
お参りで車を走らせていると
秋祭りのコン チキ チン トン トコ トンと、おはやしの音

秋祭りは、そのほとんどが "神事"
お寺とお祭りは、なじまないのでは?と言われそうですが
あの鐘・太鼓の音や、祭り支度の姿を目にすると「秋だなぁ」とホッコリした気分になりますね

そんな
秋一色の雰囲気のなか
少し動くと汗ばむ陽気に
暑さが好きなフウセンカズラが
まだまだ元気に、あの8mmほどの白い花を咲かせていました



フウセンカズラは
楚々とした花の後
涼しげなフウセンとなり
さらに、愛嬌満点の種となります
折々の姿が、人の心に残り、また、来年の花ともなる


・・・無常というと、とかくマイナスばかりのイメージですが
無常とは、楽しみだけでなく、悲しみもまた、いつまでも続かないということ

フウセンカズラは、まさに無常のお手本ですね
コメント
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