鍾馗を探そう

鍾馗(しょうき)さんをご存じですか?
魔除けとして、古い民家の屋根などに置かれています。

奈良市法華寺町(6/15)

2011-06-15 08:09:06 | 奈良県
2月下旬に服部さん宅にお邪魔した際に、各地で撮られた鍾馗さんの写真を見せていただきました。
その中にサウスポーがいるのをめざとく見つけ出した私。
撮影地をその場で教えてもらったのですが、出かけたのは2カ月以上すぎた5月9日でした。




表情だけ見ると邪鬼のようですが、れっきとしたサウスポーの鍾馗さんですよ。


このお宅から離れて歩かなければ、見つけにくいところに置かれています。



この鍾馗さん、剣を持っていますが、後からつけたものと思われます。
近くで別に2体見つけていますが、いずれも右手に剣はありません。

このように穴を開けていて、あとから剣がつけられるようになっています。






師匠の収蔵室から探し出せず、助けを求めました。
#262(師匠の収蔵室)の一番上のだと思いますよ。」で一件落着。
いつもいつも申し訳ありません。





あれっ、なんだろう?


近寄ってみると、初めて見る鍾馗さんでした。

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吉野郡吉野町矢治(6/14)

2011-06-14 08:43:11 | 奈良県
友人のOさん(82歳)とともに近畿では珍しい蝶・スギタニルリシジミが生息している奈良県の山間地へ行こうと計画、
Oさんにメールすると、
「体調を崩して医者のはしごをしているような状態です。」という返事がありました(4月21日のこと)。
昨年末にお会いしてから4カ月。
「元気が出てきましたらまたメールをいただけると嬉しく思います。」と返信しました。

寂しい思いを抱いて、ひとりで行ってきたのは4月25日。
過去の例からこのころが最盛期と踏んでいましたが、天気もイマイチで、ちらほらしか見られませんでした。










こんな収穫もありました。
トウゴクサバノオだと思います。



蝶が生息しているのはこんなところです。






帰りに寺のそばを通ったので、近くを探索すると鍾馗さんがいました。
苔生しているのが難点ですが、これは仕方ありません。





後ろの鬼瓦には亀がいます。また、足元にも新しい亀がいます。




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岸和田市五軒屋町(6/13)

2011-06-13 07:36:54 | 大阪府
昨日紹介した鍾馗さんの写真を撮ってからちょうど1カ月後の3月3日に、ネットを徘徊していて、
「ぶらぶら岸和田なんやこれ?」を見つけました。
翌日、さっそく現地へ行き、今回は交渉することもなく2時間200円の駐車料金を払い(ヲイ、前回はたった200円をけちったのか!)
紹介されている「かじやまち」周辺を探索しました。



こぢんまりとはしていても、鍾馗さんらしさが凝縮されています。







類例はたくさんありますが(こちら=師匠の収蔵室)、ほかのに比べると小ぶりで、スマートです。


                  =いずれも2011年3月4日撮影

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既出の鍾馗さんたち。
 

 

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岸和田市本町(6/12)

2011-06-12 15:29:50 | 大阪府
「鬼瓦ノ呟キ 物数寄建築士の雑記帳」で紹介されているのを師匠が見つけ、連絡をくださいました。

岸和田城の西側に駐車場があり、2車線の道路を隔ててこの鍾馗さんがいます。
この駐車場を利用して、ひとつ西側の通り・紀州街道を過去に探索したことはありましたが、
鍾馗さんは大通りに面して置かれており、盲点でした。









写真を撮りに行ったのは2月3日で、近辺でほかに鍾馗さんの情報を持っておらず、
駐車場にお金を払って車を止めるのはちょっともったいないので、係員の方と交渉です。(^^ゞ
私  「10分ぐらい置かせてもらえませんか?」
係員 「5分なら……」
小用を足して大急ぎで撮影しました。\(^O^)/

「せこいぞぉ~~~!」という声がどこからか……。ん~、空耳?(^^;

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八幡浜は雨だった(6/11)

2011-06-11 15:56:14 | 愛媛県
6月19日を以てETCを利用した休日特別割引の上限1,000円が廃止され、
20日午前0時以降はこれまでのように気軽に高速道路が使えなくなります。
そこで最後の恩恵に与ろうと5日、愛媛県八幡浜市へ出向いてきました。
数日前までの週間予報では曇りときどき雨だったので今回は見送る腹づもりでしたが、
実家に着いた4日夕の予報が晴れときどき曇りに変わっており、急遽行くことに決めました。
5月に続いての保内町入りで、
あるみていくらさんのブログに掲載されている3体の鍾馗さんを探し出すためでした。

松山市辺りまでは晴れてきそうな気配でしたが、内子町に入ったころから厚い雲に覆われ、
保内町に到着して駐車すると同時に雨が降り出しました。
出はなをくじかれそうになりましたが、雨に屈するわけにいきません。
せっかく遠征してきたのですから「雨ニモマケズ」の精神でがんばるしかないのです。
カメラを入れたバッグをたすき掛けにし、傘をさし、三脚を持っての探索で、
運動靴がびしょ濡れになりながらも、鍾馗さんを見つけるために歩き続けます。
しかし、4時間近く歩き回っても成果はなく、そろそろあきらめの境地に……。



車1台が通れる坂道の小路に入ったところで時計を見ると、午前10時45分を過ぎていました。
歩きながら後ろを振り返って屋根をひとつひとつ確認しているとき、目に入ってきたのがこれです。



棟端の鍾馗さんとしてはずいぶん小ぶりです。
正座して両腕を組み、一体なにをしているのでしょうか?
わたしには邪鬼をこんこんと諭しているように見えるのですが。

「お約束」のひとつである『剣』は持っていませんが、
『進士巾』をかぶっている、『立派な髭』をたくわえている、
などから判断して、鍾馗さんに間違いないと思います。


結局、かのブログに掲載されている鍾馗さんは見つけられず、
雨の中を歩き回って疲れていたのか、反対側の棟端瓦の確認をし忘れる、という体たらく。
このことを思い出したのは実家に到着してからで、お恥ずかしい。
また、車の中に長靴を積み込んでいるのをすっかり忘れていたことも告白しておかなければなりません。
これを思い出したのは翌6日の夕方でした。
どんだけアホやねん!

【追記】(11日午後4時15分)
この鍾馗さん、あるみていくらさんのと同一でした。
コメント (4)
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