鍾馗を探そう

鍾馗(しょうき)さんをご存じですか?
魔除けとして、古い民家の屋根などに置かれています。

東筑摩郡麻績村麻

2011-11-23 08:00:00 | 長野県
きょうから紹介する信州の鍾馗さんたちは、
さんろくさんとnaoさんが事前に見つけてくださっていたものです。

麻績と書いておみと読みます。

ここでクイズです。
麻績村には「麻」「日」という字(あざ)があります。
それぞれ、なんと読むでしょうか?










ここには鍾馗さんが2体いました。





【クイズの答え】
麻=「お」、「日」=ひ

長野県須坂市

2011-11-22 06:33:14 | 長野県
須坂市立博物館が10年以上前に発行した「須坂の甍」という図録に、
2体の古い鍾馗さんの写真が掲載されているのを見つけたさんろくさん
その図録を手に、9月中旬の暑い夏の2日間を、奥さまと二人で須坂市内の個人宅の探索に費やされました。

さんろくさんと奥さまの奔走で、1体は玄関に、もう1体は蔵の中に置かれていることがわかりました。

11月5日朝、さんろくさんのお店に集合した私たちのツアーの始まりはここからです。

下半身が割れており、動かすとばらばらになりそうです




蔵から出して撮影させていただきました


剣は金属製で、顔や胸は焦げ茶色、黄色、青色で彩色されていたことがわかります


右側は寒山拾得の「寒山」


恵比寿さん


家の中に飾られていますが、外に出してくださいました


さんろくさんとnaoさんが発見された信州の鍾馗さんたちを、数回にわたって紹介します。

長野市丹波島など

2011-11-20 09:16:42 | 長野県
せっかく安曇野まで行くのだから、長野市内の鍾馗さんをゲットしておかなければ……ということで、
単独行動の2日目に当たる4日は、長野市丹波島まで足を延ばしてきました。
ここには、さんろくさんや師匠・kiteさんが見つけている鍾馗さんがいます。




丹波島には5体の鍾馗さんがいますが、すべてにこのような案内板がついており、探す必要はありませんでした。






師匠の「鍾馗全国版」マップで事前に居場所をカンニングしていたのですが、
この鍾馗さんは目印のところにはおらず、そこから東へ100メートルほど行ったお宅に転居していました。
師匠は2006年12月に、ある情報をもとに探したがそこでは見当たらず、別のお宅で見つけたそうです。
(「ある情報」というのはこちらのホームページかもしれません)
それから5年後に私が行ったわけですが、また住居を移していたことになります。
師匠のホームページの写真を見ると、バックの外壁が違っています。=こちら
※案内板は2010年3月につけられたそうで、師匠が探索したころにはありませんでした。




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丹波島の東端から南北の道路を挟んだ青木島にはこちらの鍾馗さんがいます。
ただ、丹波島の外なので案内板はありません。

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メインストリートは昔日の面影はありませんが、一歩裏に回ると鏝絵があったり、リンゴ園があったり。

正月用の串柿づくり

2011-11-18 08:54:34 | 折々に
和歌山県かつらぎ町四郷地区は、「串柿の里」と呼ばれています。
その四郷で、晩秋の風物詩「串柿づくり」が始まっていました。









竹製の串を刺すのは手作業です。




10個串。両脇に2個ずつ、真ん中に6個。
「いつも『ニコニコ(2個2個)仲むつ(中6個)まじく』、共に白髪の生えるまで」
だそうです。


5個串。両脇に1個ずつ、真ん中に3個。
「ひとりひとり(1個1個)が、みんな(3個)しあわせに」


18年前のものですが、皮むき機そのものは現在も変わっていないようです。

「皮むき」をYouTubeで探しました。
http://www.youtube.com/watch?v=Z2hgVEbr4zk&feature=related

長野県山形村の鍾馗さんの鏝絵

2011-11-13 16:36:17 | 鏝絵
さんろくさんのお膳立てによる信州の鍾馗さん撮影ツアー直前のある日、
ネットを徘徊していて、鍾馗さんが描かれた鏝絵があるのを見つけました。=こちら
場所は、信州まつもと空港の西側にある山形村というところで、安曇野まで車で1時間もかかりません。
みなさんと合流(5日朝)する前に深まり行く信州の秋を楽しもうと2日夜に出発、
合流までは単独行動とし、3日に山形村を組み込んだのはもちろんです。


さっそくブログ運営者のモモさんに連絡を取ったところ、ご丁寧にも
>非常に解り辛い場所ですので
>もし必要とあらば当日ご案内いたしますよ

との心温まる返信をいただき、現地の地図に加えて携帯電話番号も添えられていました。

地図があれば自分で探し出せるだろうと高をくくっていたのが大間違い。
広大な敷地に屋敷林が植えられ、母屋があって離れがあって、倉庫があって蔵があって……。
畑や田んぼの中にそんな光景があちこちで見られ、2時間近く車で探し回りましたが見つけられません。
やはり最初からモモさんのご厚意に甘えるべきだったようで、
とりあえず山形村を離れ、次の目的地へ向かうことにしました。

昼過ぎに再び山形村を訪れて車で一回りしたものの午前の部同様見つけられず、
私の趣味の世界に引きずり込んで申し訳ない気分で、頼みの綱・モモさんに電話しました。
現地まで案内してくださるというモモさんのお言葉に、こんどは素直に甘えることにしました。

と、ところが、連れて行ったいただいたところは、
早朝に別の鏝絵の写真を撮った場所から数十メートルしか離れていません。
そこから後ろを振り返れば、鍾馗さんの鏝絵が目に入っていたはず、と思うと、
自分の不甲斐なさに腹が立つばかり。
しかし、私の視力では無理かもしれない、と言い訳しておくことにします。

鍾馗さんの鏝絵は、ご覧のように見事なものでした。
モモさんには貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。

=写真は2011年11月3日撮影(最後のは2011年11月6日撮影)