
ライヴ当日の朝、思わぬバッドコンディション!
鼻が詰まっているのだ。夜中、寒かったのかなぁ?
風邪ってほどじゃないから体調は悪くないんだけど、鼻詰まりだと声がコモっちゃうんだよね。
鼻詰まりに効く風邪薬飲んで、薬用のノド飴なめて、栄養ドリンク飲んで…。
ライヴやるのにドーピングチェックがあったら間違いなく引っかかるな。
仕事が休みの日のライヴは、夜に向けて集中力を高めていけるのでいいね。
去年のライヴがどうもイマイチだったのも、仕事を抜けてリハの時間にかけつけ、リハが終わって仕事に戻ってまた小屋へ…なんてやってたからかもしれないな。
やっぱりメンタルな部分ってのが歌には重要なんだよね。
お気に入りの海外ドラマ、「エルヴィス」の、「THAT'S ALL RIGHT」レコーディングエピソードの場面を何度もリピートして見て、士気を高めていく。
(レコーディングに息詰まって、休憩中にイスを蹴飛ばすエルヴィス。「イスにあたるな!…これがあるだろ」とスラップを始めるビル。
「イヤ~!カモ~ン」とシャウトするビルに乗せられ、エルヴィスも段々と笑顔になり即興で「THAT'S ALL RIGHT」をプレイする…。
ほんの短い場面なんだけど、大好きなんだよね~)
ヨシ!と気合を入れ、髪をセット。
最近、おでこのシワが気になり(トホホ…年なんだねぇ…)、今回は思いっきり前髪にボリュームをもたせ、軽いパーマ風にクセをつけて垂らしてみた。うん、シワは隠れたぞ!(笑)
さぁ、出発だ!
雨が降るって言うんで、高円寺経由のエイトとは別行動。
野方から西武線で国分寺を目指す。
所要時間38分。
重いマイクスタンド抱えて自転車で高円寺まで行く時間と労力を考えれば、晴れてる日でもこの行き方の方が全然いいかもな。
電車もガラガラだし。
集合時間10分前にラバーソウルに到着。
オレ以外はもうみんな揃ってる。最近早いね~。
お店には、すでにテーブルに座って飲んでる方が4人いる。
ここは、バーの営業時間以外も、予約が入れば練習スタジオとしても開放してるようで、その人達らしい。
リハを見られるのはなんとなくイヤなんだけど仕方ない。むしろ、本番を見たくなるような気持ちにさせないと!
ハイ。見事に、2名ほどは残って下さいました。
6時半過ぎあたりから、チョロチョロとお客さんがご来場。
先月ほどは客席が埋まってないけど、それでも毎回必ず来てくれているみんなの顔があって安心する。
トイレに入り、鏡に向かって集中!
「ウララ~ウララ~ウラウラよ~世界~二番のシンガーが~みんなに夢を~見せたげる~~」
………ふっふっふ。本名の、生板五郎(なまいた・ごろう)からショットガン・テリーへと蒸着だっ!
今年最後のライヴ!決めてやれ!
オープニングナンバーは前回と同じく、まだ新曲と呼んでいい「MAKE THE NIGHT」!!
声を出す……うん、悪くないぞ。
直前にもらった、ハイパー薬用ノド飴が効いたか?
現段階の構想では、サードアルバムの1曲目もコレでいこうかと思っている。
レコーディングする日まで、ライヴでガンガン、完成度を高めていかないとね!
続いて「BOP!Let's BOP!」
やっぱりファーストの曲だけあって……いや、テリスラのライヴ史の中で、唯一の皆勤曲だけあって、お客さんの反応がいいね~。
3曲目は「魅惑のハニーパイ」
クラっちょのギターが入ると、オレが「このイントロはなんだ?」で、お客さんが「ハニーパイ!」
無料配布CD、「LIVE ROCK SHOW」のおかげか、すっかり浸透していて嬉しい限り!
その後は、エルヴィスのデビュー曲で「THAT'S ALL RIGHT」
そう、この曲をやるってのもあって、昼間にドラマ「エルヴィス」のこの場面をリピートして見てた…ってのもあるのだ。
あの、レコーディング風景のような楽しさを伝えられたかなぁ。
間奏までプレイし、そのままオレ達の曲「放浪列車」とメドレーにする初めてのアレンジ。
「放浪列車」も、ライヴではあえて速めにやってたんだけど、今回はやや遅く、じっくりとプレイ。
また違った味が出せたかな?
そして、街には早くもクリスマスのイルミネーションが出てきてるね…って事を意識して「ウィンターワンダーランド」
この日本語詞はすごくロマンチックに書けて、自分でも気に入ってるんだ。
みんなも気に入ってくれてれば嬉しいんだけどね。
落ちついた雰囲気を引きずって、これまたまだまだ新曲のバラード、「たそがれにつつまれて」
実はこれが一番心配だった。
スタジオリハでは、最後までちゃんと歌えてなかったのだ。
本番、ものすごく集中し、ノドがどうでも気持ちで高音が出るよう精神力を高める。
うん!なんとか出たぞ。静かな曲だし、声が裏返っちゃったりしたら台無しだぞ…と、ものすごく不安だったので、安堵感に包まれる。
さぁ~~~~~、後半はハジけるだけだ!
ガーっと飛ばすぜ!
「ジニージニージニー」では、クラっちょが楽しそうにダックウォークでエディのフレーズを決めている!
「ロカビリー・ブギ・トレイン」ではみんなが「レッツゴー!」と返してくれて、歌の中の「ゴメンだ!」のフレーズまでシャウトしている!
「ビッグ・ダディ・クール」はテリスラのスタートの曲。
ファーストアルバムのオープニングナンバーだけあって、みんなもよく覚えてくれているのがわかる!
そしてラストナンバー「恋のトラベリンバンド」
歌の前に「楽しいロックンロールなら、テリー&スラングにぃ、おまかせ~~!」と叫んだが、この言葉に偽りはない!
まずオレ達が楽しむ!そしてみんなにも楽しんでもらう。
今年最後のライヴも、そんなステージを作る事ができたんじゃないかな?
アンコール、「心の唄」
もう、何も言う事はない。オレの歌、オレ達の曲は、まだまだ少ないながらも、聞いてくれてるみんなの中に入っていってる…そう信じて歌ったよ。
そしてそして!
本年最後を飾るのもやっぱり…
「ジャンクヤード・ドギー・スタイル」
初ライヴから皆勤賞のkenさん、カメラ抱えてきてくれる元子さん、ここ最近来てくれている蝉丸さんの平虎ビッグ3!
いつもグループで来てくれて、動員面でも本当に助けてもらっているえこりんさん一座。
近ちゃん経由で来てくれて、すっかりテリスラにハマってくれたちゅぴん先生。
愛染氏の代理で(?)ここんとこ来てくれているあずちゃん。
遠いのに毎回かけつけてくれる、我がアネキ。
とても外出できる状況じゃなかったのに、ムリして来てくれた弟分、ケン坊。
他にも、メンバーの呼んだお客さん、たまたま飲みに来たイチゲンさん達…みんな、最後のジャンプを笑顔で決めてくれました!
今年最後のライヴを楽しく作る事ができて、集まってくれたみんなに感謝!
もちろん、いつも来てくれてるのに今回参加できなかったみんなにも感謝!
バンドは少しの間、お休みに入るけど、またみんなで盛りあがれる日を楽しみにしています!
2006年11月26日(日)
国分寺RUBBER SOUL
「LIVE ROCK SHOW VOL.2 ~BOP!Let's BOP!~」
01.MAKE THE NIGHT
02.BOP!Let's BOP!
03.HONIE PIE
04.That's All Right(カバー)
05.放浪列車
06.WINTER WANDER LAND(カバー)
07.たそがれにつつまれて
08.JEANIE, JEANIE, JEANIE(カバー)
09.ROCK'A BILLY BOOGIE TRAIN
10.BIG DADDY COOL
11.恋のトラベリングバンド~テリー&スラングにおまかせ~
アンコール
01.心の唄
02.JUNKYARD DOGGY STYLE
03.いい湯だな(インスト)~ニュー・イヤー・ロック・フェスごっこ~(しゅわれしゅわれジャンプ)