CADILLAC IS BACK

思うところあって（？）ガキの頃大好きだったバンド、キャディラックのDVDを見る。
と言っても、昔、好きだった当時は映像のリリースがなく、コレは近年の再結成ライヴのDVD。
ロックンロールの最少形態、トリオから発する音楽は……これがまた、年を取っても関係なく、熱くてかっこいいぜ。
（オーディエンス録音のため客の声がでかく入っていて、オレの好きな「渚のトワイライトタイム」っていう静かな曲でゲタゲタと笑い声が耳障りなのは許せんが！）

オレも、ストレイキャッツが好きなぐらいだから、昔からトリオバンドへの憧れが強くてねぇ。
18の頃かなぁ。
どうにもウマの合うギターリストにめぐり合えず、ここはひとつ、思いきって自分でギターを弾いてトリオをやろうと、金をかき集めてグレコのフルアコを、6万ぐらい出して買ったんだよね。
もちろんそれまでも、オレのアパートはたまり場だったんで常に出所不明なギターは転がってたんだけど、そのフルアコが初めて自分で買ったギター。
早速、練習だ！と気合を入れたのだが……ど～～～にも…向いてないのか…ギターはちっとも上達せず…遊びのバンドで無理矢理「サイドギターリスト」としてステージに立ったのが唯一、そのギターのお披露目の場となり、あとは自宅での作曲用になってしまった…。
あぁ、そんなホロ苦い、トリオバンドへの憧れの日々よ…。

でも、今でも、最少の編成のロックバンド、トリオっちゅーのはかっこいいよな～と、思う事は思ってるんだよね…。