お待たせいたしました!
「無邪気なオオカミ」収録編の続きでございます。
ネタバレを考慮して、オンエア後のアップになりました。
くわしく紹介するんで、オンエアを見てくれた方は「こんなくだりはなかったぞ!」的にお楽しみ下さい!
主役の二人、テリー伊藤さんと坂口憲二さん&撮影隊がビルの中に入っていく。
あれ?オレは外のまま…どうすりゃいいんだ?
ちょっと間があって番組の人が呼びにきて、ビルの中の、ショップ入り口前へ。
「ここで待っていて下さい」
すでに店内では撮影をしている様子。どうなってるんだよ~。雰囲気ぐらいつかませてよ~。
みんなで語り合ってる横に、オレは部外者っぽく立って説明するのかなぁ…。
頭をめぐらしているとようやく、「下沢さん、入って下さい!」とドアが開く。
ビッグゲスト、武藤敬司も待つ中で…オレが参加する場面は……。
ムム!皆、一列にテーブルについて…
「下沢さん、こちらに…」
ムムム!!坂口さんの隣???なんか普通の、コメンテーターみたいな扱いだぞ!
ずっとカヤの外であいさつさえできていないので、ココで初めてテリーさん、坂口さん、武藤選手にございさつ。
皆さんにも「よろしくお願いします」なんて言ってもらえて、すぐに本番!極度の緊張!!
「それではここからは、フィギュアにくわしい下沢さんにも参加して頂いて…」だって。
一体どこの誰だよ!?
まずはアントニオ猪木フィギュアを見ながら説明。
日本のプロレスフィギュアのスタンダードサイズの13センチシリーズ。
アントンをとってみても、年代ごとにモミアゲや筋肉の形状等、その時代ごとにリアルに再現されています、と説明を始めたのだが…フィギュアを指差すオレの手がスゲェ震えている!
やべ~~。本当にキンチョーしてるぜ!落ちつけ落ちつけ!
オレの様子を見たからか、隣の憲二さんが「猪木さんの、コレはなんでしたっけ?」なんて助け船(?)を出してくれて「それは人生のホームレスなんですよ」と答えたりしてるうちにやや場慣れ……しないよっ!
緊張のまま、長州力フィギュアを出して、日本のプロレスフィギュアの歴史はまだ浅く、この長州からスタートしたんです。体型をあまりにリアルに再現していて、飾っていてもちょっと気持ち悪かったんですよね、なんて説明。
自分にとっても思い入れのあるポピーのスーパープロレスラーシリーズも紹介させてもらい、「新日本も全日本もゴチャマゼにリリースされていて、なぜかすべて、梶原一騎承認にされているんですよ」なんて言ったら皆さん大笑い。(注・当時、タイガーマスク二世との連動フィギュアのため、梶原先生承認のシリーズとなっています。場を面白くするために、なぜか梶原承認に…と語りました)
「ホントだ!梶原プロって書いてある!」と、フィギュアを見ながら憲二さん。「さすがは梶原さんだ!」とテリーさん。「結構、儲けたのかなぁ」と武藤社長。
ポピーの話が一段落して、憲二さんが持参した、ブルマァクの坂口ソフビを紹介。
「以前、ある番組で頂いたモノで、貴重な品らしいんです」というところから、他にどんなレスラーが出ていたのか、現在のプレミア価格は…なんて事を説明する。
話が落ちついたところで、司会の池田さんが「ところで坂口さん、この坂口人形を、以前に持っていた方がどなただかご存知ですか?」と憲二さんに振る。
「いえ…それはわからないですね…」
「実は…コチラの、下沢さんが持っていたものなんです」
「えぇ??」
だはは!これが今回のオレの主な役どころ!(?)
最初にこの番組の打ち合わせをしていた時に、以前日テレの依頼で憲二さんへのプレゼントの荒鷲ソフビを提供させてもらった話を披露したんだけど、そのエピソードを使いたいって事で、オレの出演が決まったんだと思う。(多分)
憲二さんは「そうなんですかぁ!やっとお礼が言えますよ」と持ち上げてくれて、テリーさんからも坂口ソフビの入手経路を聞かれ、フィギュアのディーラーが集まるイベントがあるんですよ、なんて説明。
そうこうしているうちに、カットの声がかかり、次のコーナー(?)の準備へ。
ふぅ~~~、これでとりあえず、オレが言うべき事は言ったぞ。あとはこの場を楽しめればいいんだが…。
フィギュア用リングが置かれ、憲二さんの選ぶベストバウトの撮影の準備へ。
ここで憲二さんがオレに話しかけてくる。
「保永さんのフィギュアって、あるんですか?」
うわぁ~~、カメラも回ってないのに、オ、オ、オレだけに、しゃべってきてるよぉ~。と、完全なミーハー状態!
(実は、坂口さんの息子さんが俳優としてデビューしたって知った頃から、出演作はかなり見てるし、トーク番組に出てればチェックしてたし…すげぇ好感を持ってたんだよ!)
落ちついたフリをして「残念ながら、フィギュアになってないんですよね。指人形ならリリースされているんですけど…」
「そうですかぁ。スーパージュニアで、ライガーと決勝でやった試合がありましたよね。あの…こういう(クロスする手ブリ)ジャーマンで勝った試合で」
「ダルマ式ジャーマンですね」
「そうだそうだ、ダルマ式だ」
そんな会話をしているうちに、本番スタート!
ベストバウトを説明する憲二さん。「ダルマ式ジャーマンで、保永さんが勝った試合で…」なんて言ってくれている!おぉっ、オレが役立ったじゃん!よかったぁ~~!
ムタの試合を説明する時には「タンタンタンタンタタタン~♪」と憲二さんが歌いだしたので、かぶせて一緒に歌う(笑)。
うぅ~~~、一緒に歌ったぜ!!これからは「坂口憲二と歌った男」と名乗らせてもらうぜっ!
ベストバウト紹介の後は、憲二さんが見てみたかった幻の試合!
ここでは、馬場・猪木・坂口組vs闘魂三銃士という事で、フィギュアを並べてみんなで談義。「猪木さんのアナウンサーへのビンタと、橋本選手の『時は来た事件』の時が、このカードに近かったですよね」と盛りあがる。
武藤選手は「馬場さんとだけはやってないんですよね。やりたかったなぁ。オレさぁ、馬場さんとは会った事もないのに、馬場さんの会社をやってるんだもんなぁ」と、人生の不思議さを語ってました。
この辺からはもう完全な雑談ムードで、馬場さんの描いた絵を鑑定してもらおっかなぁ、なんて武藤選手からオレに振ってもらったり(フィギュアにくわしい人として登場したのに、鑑定士にかわってる??)、憲二さんに全日本でプロレスをやってほしいという武藤選手の熱弁を聞いたり、やんわり拒否する憲二さんにテリーさんから「マスクマンはどう?当日まで秘密にしててさぁ」なんてアイデア(?)が出されたり。
するとすかさず武藤社長、「秘密にしてたら経済効果がないじゃん!ダメだよ!」と言い出し「またお金の話だっ!」なんてみんなで笑ったり…。(フィギュア談議の時から、武藤選手は版権料とか、そっち系の話に食い付いていたもんで)
いいムードで収録は進んでいきました!
オレ的にすげぇ嬉しかったのは、プロレスラー転向(?)へのラヴコールを受けていた憲二さんが「レスラーはムリですけど、プロレスを題材にした映画はやってみたいですね。タイガーマスクを実写でやりたいんですよ。ちびっこハウスのね…」と言ってくれた事!!
うぅ~~~、もっと話をふくらませてあーだこーだ言いたいところだったが、そろそろまとめに入っているところだったのでグっとガマン。
憲二さんのキザ兄ちゃん、見てみたいぜ!
ディレクターからカットがかかり、次は武藤選手とオレの退場場面を撮る事に。
事前の、高円寺での打ち合わせの時から会っていたディレクターなのに「武藤さんの次に、シモヤマさんに席を立ってもらって…」と名前間違い。
まぁ、しょうがないね、なんて思ってたけど、カメラが回ると憲二さんが「シモザワさん、ありがとうございました!」と、ちゃんと呼んで頂く!
ディレクターが間違ってた事、憲二さんもわかっていたのか。だけどその場ではどうこう言わず、本番ではしっかり正しい名前で呼んでくれて…周囲への心使いを感じるねぇ。
世界の荒鷲二世、最高のナイスガイだぜ!!
そしてオレはそそくさと退場していきました。
ふぇ~~、ここ近年で最大の緊張で挑んだ収録が終わったよぉ~。安堵感と興奮で、ドっと疲れたよ。
でもちゃっかり、バトルの店員の皆さんが武藤選手と写真を撮っているので、オレも撮ってもらいました!
憲二さんやテリーさんとも撮りたかったけど、まだ次に撮影するカットがあるようであわただしく、写真を一緒に…とは言えない雰囲気。
残念!!
でも、本当~~に、いい経験ができたよ。
ガキの頃からプロレスを愛し、大人になってからは、先が見えない不安定な商売だけど腹をくくってプロレスフィギュアに情熱をかけてきたご褒美をもらえたのかな。
こんないい機会を与えてくれたNHKのNさん、アリガトーーーーございましたっ!
「無邪気なオオカミ」収録編の続きでございます。
ネタバレを考慮して、オンエア後のアップになりました。
くわしく紹介するんで、オンエアを見てくれた方は「こんなくだりはなかったぞ!」的にお楽しみ下さい!
主役の二人、テリー伊藤さんと坂口憲二さん&撮影隊がビルの中に入っていく。
あれ?オレは外のまま…どうすりゃいいんだ?
ちょっと間があって番組の人が呼びにきて、ビルの中の、ショップ入り口前へ。
「ここで待っていて下さい」
すでに店内では撮影をしている様子。どうなってるんだよ~。雰囲気ぐらいつかませてよ~。
みんなで語り合ってる横に、オレは部外者っぽく立って説明するのかなぁ…。
頭をめぐらしているとようやく、「下沢さん、入って下さい!」とドアが開く。
ビッグゲスト、武藤敬司も待つ中で…オレが参加する場面は……。
ムム!皆、一列にテーブルについて…
「下沢さん、こちらに…」
ムムム!!坂口さんの隣???なんか普通の、コメンテーターみたいな扱いだぞ!
ずっとカヤの外であいさつさえできていないので、ココで初めてテリーさん、坂口さん、武藤選手にございさつ。
皆さんにも「よろしくお願いします」なんて言ってもらえて、すぐに本番!極度の緊張!!
「それではここからは、フィギュアにくわしい下沢さんにも参加して頂いて…」だって。
一体どこの誰だよ!?
まずはアントニオ猪木フィギュアを見ながら説明。
日本のプロレスフィギュアのスタンダードサイズの13センチシリーズ。
アントンをとってみても、年代ごとにモミアゲや筋肉の形状等、その時代ごとにリアルに再現されています、と説明を始めたのだが…フィギュアを指差すオレの手がスゲェ震えている!
やべ~~。本当にキンチョーしてるぜ!落ちつけ落ちつけ!
オレの様子を見たからか、隣の憲二さんが「猪木さんの、コレはなんでしたっけ?」なんて助け船(?)を出してくれて「それは人生のホームレスなんですよ」と答えたりしてるうちにやや場慣れ……しないよっ!
緊張のまま、長州力フィギュアを出して、日本のプロレスフィギュアの歴史はまだ浅く、この長州からスタートしたんです。体型をあまりにリアルに再現していて、飾っていてもちょっと気持ち悪かったんですよね、なんて説明。
自分にとっても思い入れのあるポピーのスーパープロレスラーシリーズも紹介させてもらい、「新日本も全日本もゴチャマゼにリリースされていて、なぜかすべて、梶原一騎承認にされているんですよ」なんて言ったら皆さん大笑い。(注・当時、タイガーマスク二世との連動フィギュアのため、梶原先生承認のシリーズとなっています。場を面白くするために、なぜか梶原承認に…と語りました)
「ホントだ!梶原プロって書いてある!」と、フィギュアを見ながら憲二さん。「さすがは梶原さんだ!」とテリーさん。「結構、儲けたのかなぁ」と武藤社長。
ポピーの話が一段落して、憲二さんが持参した、ブルマァクの坂口ソフビを紹介。
「以前、ある番組で頂いたモノで、貴重な品らしいんです」というところから、他にどんなレスラーが出ていたのか、現在のプレミア価格は…なんて事を説明する。
話が落ちついたところで、司会の池田さんが「ところで坂口さん、この坂口人形を、以前に持っていた方がどなただかご存知ですか?」と憲二さんに振る。
「いえ…それはわからないですね…」
「実は…コチラの、下沢さんが持っていたものなんです」
「えぇ??」
だはは!これが今回のオレの主な役どころ!(?)
最初にこの番組の打ち合わせをしていた時に、以前日テレの依頼で憲二さんへのプレゼントの荒鷲ソフビを提供させてもらった話を披露したんだけど、そのエピソードを使いたいって事で、オレの出演が決まったんだと思う。(多分)
憲二さんは「そうなんですかぁ!やっとお礼が言えますよ」と持ち上げてくれて、テリーさんからも坂口ソフビの入手経路を聞かれ、フィギュアのディーラーが集まるイベントがあるんですよ、なんて説明。
そうこうしているうちに、カットの声がかかり、次のコーナー(?)の準備へ。
ふぅ~~~、これでとりあえず、オレが言うべき事は言ったぞ。あとはこの場を楽しめればいいんだが…。
フィギュア用リングが置かれ、憲二さんの選ぶベストバウトの撮影の準備へ。
ここで憲二さんがオレに話しかけてくる。
「保永さんのフィギュアって、あるんですか?」
うわぁ~~、カメラも回ってないのに、オ、オ、オレだけに、しゃべってきてるよぉ~。と、完全なミーハー状態!
(実は、坂口さんの息子さんが俳優としてデビューしたって知った頃から、出演作はかなり見てるし、トーク番組に出てればチェックしてたし…すげぇ好感を持ってたんだよ!)
落ちついたフリをして「残念ながら、フィギュアになってないんですよね。指人形ならリリースされているんですけど…」
「そうですかぁ。スーパージュニアで、ライガーと決勝でやった試合がありましたよね。あの…こういう(クロスする手ブリ)ジャーマンで勝った試合で」
「ダルマ式ジャーマンですね」
「そうだそうだ、ダルマ式だ」
そんな会話をしているうちに、本番スタート!
ベストバウトを説明する憲二さん。「ダルマ式ジャーマンで、保永さんが勝った試合で…」なんて言ってくれている!おぉっ、オレが役立ったじゃん!よかったぁ~~!
ムタの試合を説明する時には「タンタンタンタンタタタン~♪」と憲二さんが歌いだしたので、かぶせて一緒に歌う(笑)。
うぅ~~~、一緒に歌ったぜ!!これからは「坂口憲二と歌った男」と名乗らせてもらうぜっ!
ベストバウト紹介の後は、憲二さんが見てみたかった幻の試合!
ここでは、馬場・猪木・坂口組vs闘魂三銃士という事で、フィギュアを並べてみんなで談義。「猪木さんのアナウンサーへのビンタと、橋本選手の『時は来た事件』の時が、このカードに近かったですよね」と盛りあがる。
武藤選手は「馬場さんとだけはやってないんですよね。やりたかったなぁ。オレさぁ、馬場さんとは会った事もないのに、馬場さんの会社をやってるんだもんなぁ」と、人生の不思議さを語ってました。
この辺からはもう完全な雑談ムードで、馬場さんの描いた絵を鑑定してもらおっかなぁ、なんて武藤選手からオレに振ってもらったり(フィギュアにくわしい人として登場したのに、鑑定士にかわってる??)、憲二さんに全日本でプロレスをやってほしいという武藤選手の熱弁を聞いたり、やんわり拒否する憲二さんにテリーさんから「マスクマンはどう?当日まで秘密にしててさぁ」なんてアイデア(?)が出されたり。
するとすかさず武藤社長、「秘密にしてたら経済効果がないじゃん!ダメだよ!」と言い出し「またお金の話だっ!」なんてみんなで笑ったり…。(フィギュア談議の時から、武藤選手は版権料とか、そっち系の話に食い付いていたもんで)
いいムードで収録は進んでいきました!
オレ的にすげぇ嬉しかったのは、プロレスラー転向(?)へのラヴコールを受けていた憲二さんが「レスラーはムリですけど、プロレスを題材にした映画はやってみたいですね。タイガーマスクを実写でやりたいんですよ。ちびっこハウスのね…」と言ってくれた事!!
うぅ~~~、もっと話をふくらませてあーだこーだ言いたいところだったが、そろそろまとめに入っているところだったのでグっとガマン。
憲二さんのキザ兄ちゃん、見てみたいぜ!
ディレクターからカットがかかり、次は武藤選手とオレの退場場面を撮る事に。
事前の、高円寺での打ち合わせの時から会っていたディレクターなのに「武藤さんの次に、シモヤマさんに席を立ってもらって…」と名前間違い。
まぁ、しょうがないね、なんて思ってたけど、カメラが回ると憲二さんが「シモザワさん、ありがとうございました!」と、ちゃんと呼んで頂く!
ディレクターが間違ってた事、憲二さんもわかっていたのか。だけどその場ではどうこう言わず、本番ではしっかり正しい名前で呼んでくれて…周囲への心使いを感じるねぇ。
世界の荒鷲二世、最高のナイスガイだぜ!!
そしてオレはそそくさと退場していきました。
ふぇ~~、ここ近年で最大の緊張で挑んだ収録が終わったよぉ~。安堵感と興奮で、ドっと疲れたよ。
でもちゃっかり、バトルの店員の皆さんが武藤選手と写真を撮っているので、オレも撮ってもらいました!
憲二さんやテリーさんとも撮りたかったけど、まだ次に撮影するカットがあるようであわただしく、写真を一緒に…とは言えない雰囲気。
残念!!
でも、本当~~に、いい経験ができたよ。
ガキの頃からプロレスを愛し、大人になってからは、先が見えない不安定な商売だけど腹をくくってプロレスフィギュアに情熱をかけてきたご褒美をもらえたのかな。
こんないい機会を与えてくれたNHKのNさん、アリガトーーーーございましたっ!