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七戸町のイチョウの巨木

2009-11-08 | イチョウ巨木
七戸町(旧天間林村)には4本のイチョウの巨木があります。
小安イチョウ以外はあまり知られていませんが、どれも主幹周10メートル前後の立派な巨木です。
青森県内では10番以内に3本が入るのに日本一のイチョウの巨木があるので遠慮しているのか、案内板もなくひっそりと佇んでいます。
電線や道路に架からないように枝を落とされたりしていますが、全国でも50番以内に入る立派なイチョウの巨木はもっと大切にされてもいいのだと思います。




七戸町 白石のイチョウ

2009-11-08 | イチョウ巨木
幹周1110cmの立派な巨木です。
個人宅の敷地にあり道路から見学することになりますが、遠くからでもそれと分かるほどの威容を誇っています。
残念なのは道路脇にあるために枝打ちされているように見えることです。
これほどの巨木が伸び伸びと育てば周囲を圧倒するほどの枝振りになるはずなのに、人間の都合で長く生きていたイチョウを剪定するのは悲しくなってしまいます。

敷地の主の手入れは大変なのでしょう。
長く生きた木に敬意を払って道路を若干移動してもらえればいいなと思いました。









七戸町 鳥谷部のイチョウ

2009-11-08 | イチョウ巨木
こちらも個人の敷地にある巨木です。
枝振りも素晴らしく、隣の小屋を守るように佇んでいます。
数百年は経っているのだと思いますが、この木が生まれた時は今の状況とは違ったものだったのでしょう。

イチョウは中国原産で日本に伝わったのは平安時代とも言われています。
でも青森県には縄文遺跡も多く環日本海交流があったのは遺物などからも予想されています。
もっと古い時代にイチョウはやって来たのではないか。
青森にイチョウ巨木が多いのも、そんな空想をかき立てる元になっています。

イチョウの実は大きく栄養も多いため食用になりますが、発芽率もとても高いのです。
食用に銀杏を持った渡来人がやってきたのなら。
空想は広がります。






七戸町 中野のイチョウ

2009-11-08 | イチョウ巨木
国道4号線に面した場所にある中野のイチョウ。
家と家の間に窮屈そうに佇んでいます。
この木が生まれたときに今のような状況は想像もできなかったでしょう。
調査年が書かれていないので何時の事なのかは分かりませんが、以前は樹高35mだったらしいこの木が今では17mになっています。
周囲の状況からは道路整備によって根を切られ剪定されている事が推測されます。

イチョウの巨木マップを作って気が付いたのですが、奥州街道沿いに多い様に感じます。
イチョウは中国原産なので、日本国内ではほぼ人の手によって植えられています。
この場所にも遠い昔銀杏を蒔いた人がいたのかもしれません。
信仰にまつわるものだったか、たまたま落とした銀杏だったのかは分かりません。
時代を超えて今まで生きてきたイチョウだけが残っています。










七戸 子安いちょうの黄葉

2009-11-06 | イチョウ巨木
七戸の子安イチョウは黄葉も見ごろを迎えています。
広い公園にのびのびと広げた枝は見事な樹形を形作り、距離をとらなければカメラに収まってくれません。
一本の木で森のような大きさの巨木は絶好の被写体です。
桜に例えれば八分咲きの色付きです。
毎年見ようと思いながらも気がつくともう黄葉の終わっている時期で、今年こそはと気を揉んでいました。
散り始めも是非見てみたいものです。








法量のイチョウ

2009-11-05 | イチョウ巨木
青森県にはイチョウの巨木が多くあります。
環境省の全国巨樹・巨木林巨樹データベースで検索すると、東北6県の中でも際立って多い。
イチョウは1綱1属1科1種の特異な植物です。近縁種というものがありません。
生きた化石と呼ばれてもいい程古い種でありながら、世界中にあるイチョウは親近感を持たれて人々に愛されています。
日本では長寿であることを尊ばれるのか神社やお寺に多く植えられています。

法量のイチョウは主幹周が1450cmで、県内3番目のイチョウの巨木です。
イチョウの美しさは黄葉にあると思うのですが、巨木は黄葉が遅いのか10月末に見に行った時もまだ葉は緑色のままでした。
この巨木が黄金色に輝く姿は素晴らしいものなのでしょうね。
見頃は今週末になるかもしれません。







岩手県二戸 タンナイ様のイチョウ

2009-05-22 | イチョウ巨木
岩手県の二戸市は青森県と接していて、青森県南部地方と同じ文化圏の地域です。
南部氏の歴史

4年程前に二戸の歴史を案内するウォーキングツアーに参加したときには、ちょうどリンゴの花が満開の先に萌え出したばかりのこのイチョウの木があり、その色と迫力の美しさに感激した記憶があります。
もう一度見てみたくてこの季節に行ってみましたが、春の気温が高かったためかリンゴの花は終わっていてイチョウの新緑も黄緑から緑に変わっていました。

名前のある樹木は風格を具えています。
この木もその下に祠が祭られていて、地域のシンボルとなっているようです。



巨樹は神の降りる場所として祭られていることが多く、昔から人は長く生き続けるものに畏れと敬いの気持ちを持っていたようです。
人の一生よりもはるかに長い年月を生きつづけ、今も毎年新緑の葉を萌え出させる姿はやはり何か特別な力を感じさせます。



青森の巨木 根岸のイチョウ

2009-04-13 | イチョウ巨木
おいらせ町にある根岸のイチョウ。
大山将棋記念館やみなくる館の直ぐ近くにあります。
昨年始めて見に行ったのは黄葉の頃でした。
数件の住宅に囲まれた一画に、とても樹高の高い木があるなと感じていました。

主幹周では青森県内4番目の14.1メートル、樹高では全国1位の青森県北金ヶ沢のイチョウと同じ40メートルです。
県内4番目ですが全国では7番目の巨樹です。
イチョウは主幹周で全国TOP20の内、7本が青森県にあります。

植物も動物も高緯度になるほど大きくなります。
動物の場合は体表面積の割合が体積に比べて低くなり寒さに強くなると説明されています。
植物は夏の日照時間の長さとの関係と言われています。
青森県にイチョウの大木が多いのも緯度の低さとの関係があるようです。
夏の涼しさが植物には優しいのかもしれません。







青森の巨木 七戸 子安大銀木

2009-03-21 | イチョウ巨木
七戸町にある子安イチョウ。
道の駅七戸から東八甲田旅行村への道の途中を右に曲がった先にあります。
道の駅七戸はよく買い物に行く場所です。
地場産農産物や鉢植えなどが格安で売られています。
直ぐ近くにこのような巨木があることは知っていましたが、見に行くのは初めてです。



こんな道を通ります。
両側に牧場が並んでいて、松やカラマツの並木が続いています。
ここでは春と秋の年二回、七戸馬力大会が開催されています。
今はまだ雪に覆われていますが。



目指す子安イチョウは公園の中にありました。
主幹周12.9m 樹高26m
県内8番目のイチョウです。

広がる谷地の中で長くこの地を見つめていた巨木です。
小さな社が、この木を大切にする人達の歴史を現しています。
直ぐ隣には小さな花壇が作られていました。
今も大切にされている大イチョウなのでしょう。