東北巨木調査研究会の巨木見学ツアーに参加してきました。
巨木はただ大きなだけの木ではなく、色々な歴史と巨木をとり巻く風景と、自然と人間の関わりの作り上げた美しさが堪能できる魅力があって、大勢で見学に行く事で各人の知識や考え方も共有できる。
そんな楽しさがある上に、今回の巨木はどれも素晴らしい木ばかりで、本当に参加して良かったツアーでした。
なかでも色々と考えさせられたのは、三陸町にある三陸大王杉。
眼下の町が壊滅的被害を受けている高台の、国土地理院地図で海抜を調べると27m~30mの高さにあります。
ここに樹齢千年超の杉の木があるという事は、この樹齢の期間にこの高さまでは津波が到達していないと考えられ、遠い昔の人からの津波被害のメッセージのように思いました。
長い時間を生きる樹木が生きた時間の長さの安全を語っているようで、文字の無かった時代の世代を越えた伝達方法かもしれないと。
県道209号から見上げた上の左が大王杉。右はもう一本の杉の巨木。
下の県道付近まで津波が来ていて、建物は無くなっていました。
県道209号から見た海側風景。画像右端にポプラの木がありますが、この木は津波に耐えて生き残った木と思われます。春の新芽がふきだしていました。
昭和の津波記念碑。ここまで津波は到達しています。
大王杉は自らの樹齢をもって安全な高さを示しているように感じました。
岩手の巨木2015
巨木はただ大きなだけの木ではなく、色々な歴史と巨木をとり巻く風景と、自然と人間の関わりの作り上げた美しさが堪能できる魅力があって、大勢で見学に行く事で各人の知識や考え方も共有できる。
そんな楽しさがある上に、今回の巨木はどれも素晴らしい木ばかりで、本当に参加して良かったツアーでした。
なかでも色々と考えさせられたのは、三陸町にある三陸大王杉。
眼下の町が壊滅的被害を受けている高台の、国土地理院地図で海抜を調べると27m~30mの高さにあります。
ここに樹齢千年超の杉の木があるという事は、この樹齢の期間にこの高さまでは津波が到達していないと考えられ、遠い昔の人からの津波被害のメッセージのように思いました。
長い時間を生きる樹木が生きた時間の長さの安全を語っているようで、文字の無かった時代の世代を越えた伝達方法かもしれないと。
県道209号から見上げた上の左が大王杉。右はもう一本の杉の巨木。
下の県道付近まで津波が来ていて、建物は無くなっていました。
県道209号から見た海側風景。画像右端にポプラの木がありますが、この木は津波に耐えて生き残った木と思われます。春の新芽がふきだしていました。
昭和の津波記念碑。ここまで津波は到達しています。
大王杉は自らの樹齢をもって安全な高さを示しているように感じました。
岩手の巨木2015