毎日幸せに in青森

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奥州糠部三十三観音参り

2009-01-30 | 名所 旧跡
全国津々浦々にある三十三観音。
ここ青森にもいくつかあります。

津軽三十三観音、田名部三十三観音、八戸城下三十三観音、浅虫三十三観音。

奥州糠部三十三観音は八戸から三戸郡、二戸市などに点在する観音参りのコースです。
もちろん信仰の対象として作られたものだと思うのですが、江戸時代は伊勢参りが庶民の娯楽だったそうで、この三十三観音も娯楽の要素が多分に含まれていると思います。
昔のツアー旅行ですね。
もちろん今たずねても小旅行としての魅力があります。

私は奥州糠部三十三観音と津軽三十三観音を少しずつ訪ねて回っています。
日本にある仏教や神道の大きな系列ではない、地元の人から親しまれる小さなお堂が多いです。
お堂に張られている請願文や参拝人名簿などを見ると、今も生きている信仰の対象であることが判ります。

  

先日は遅ればせながら初詣に行ってきました。
八戸市にある寺下観音です。
すぐ横を流れる川の水がとても澄んでいます。
お堂の近くには小さな滝もあって、私にとっての大切なヒーリングスポットです。

写真って楽しいぞ

こちらのリンクからはより魅力的な寺下観音がご覧いただけます。

寺下観音は奥州糠部三十三観音の第一番札所です。
まだ全てを回ったわけではないので、雪が消えたら今年こそ三十三番札所の天台寺まで行きたいと思ってます。

出来れば瀬戸内寂聴さんの説法会に御参りできますように。

食堂で写真が撮れません

2009-01-30 | 青森の味
グルメ系のブログがたくさんありますね。
私もお店の情報を知るためによく見ています。
とてもおいしそうな料理の写真。

OHAMARO日記
モチゾウのグルメな旅

青森のグルメを知りたい人のバイブルです。(笑)

先日は十和田市の有名店、ラーメンの「そべーぴ」へ行ってきました。
一月から数百メートル離れた場所に移転して、新しい店舗になっています。
駐車場も広くなっています。
自家製麺に独自の味わいのスープ。
味を文章で表現するのはとても難しいので、できれば写真を載せたいところ。
でも・・・・
料理店で料理の写真を取るのはすごく勇気がいります。
さりげなくカメラをテーブルに置き、同行の友人に写真データを見せたりといろいろ努力したのですが。

お待ちかねのラーメンが目の前に出てきても、やっぱり写真は取れずにそのまま完食。

あおもりのブロガーの皆様のようにおいしそうな写真、撮ってみたいです。

幸せはどこに

2009-01-29 | 思うこと
ガンで闘病中の友人がいます。
抗がん剤の影響か、かなり弱気になっています。
病が怖いのではなく、生きる気力をなくしているのです。

私が病気で経済的にも精神的にも参っていたとき助けてくれたのはその人でした。
私が三味線を始めるきっかけを作ってくれたのもその人でした。
今度は私が手助けをする番です。

その人が入院してから連絡手段は文通になりました。
たまに電話もかかってきますがこちらからはかけられません。
電話ではありきたりの楽しい話などをします。
でも手紙ではその人のことを想い、多分その人にとって一番大切で元気を出してもらえる事が書けます。

口では言えないけれど力になれる言葉を伝える。
文章の、手紙の持つ役割は大きいものです。

その人には
「幸せは未来の到達点ではなく、日々の生活の中にある」
という、どこかで耳にしていた言葉を伝えようと思う。

今を大切に、生きてほしい。

冬の鳥たち

2009-01-28 | 青森自然
鳥インフルエンザのニュースがありました。
少しずつパンデミックが近づいてきそうな不安を感じます。

青森では各地で毎年冬になると飛来する白鳥などの渡り鳥に餌付けをしていました。
でも今年は鳥インフルエンザの影響で自粛しています。
子供をつれて近くの飛来地でパンをあげるのは楽しかったのですが、仕方のないことかもしれません。

わが家の庭にも小鳥が来るようにと餌台をつけています。
秋には胡桃を買っておいて、雪が積もったら餌として入れていました。
でもこれも今年はやめています。
それでも野鳥はやってきますが、すぐに次の餌場へと飛んで行ってしまいます。
ちょっとさびしく思います。

野鳥は外見だけでは固体識別ができませんが、毎日観察していると固体ごとに行動が異なるのがわかります。
餌台に餌を入れると好奇心旺盛な一羽がまず近づいてきます。
何回か通ってきて意を決したようにある日餌台の餌を食べると、次の日からは毎日だいたい同じ時間にやってきます。
慣れてくると餌台の中にすっぽり入ってしまって時間をかけて食事を楽しみます。

するとほかの固体も少しずつ近づいてきて、そのうち餌を食べるようになるのですが本当におっかなびっくり食べています。
餌台に近づくルートも固体ごとに決まっていて、隣の木からだったり地面からだったりします。

今年の冬はちゃんと食べているのか気をもみながら、足早に通り過ぎてしまう小鳥たちを見ています。


津軽三味線との御縁

2009-01-27 | 青森文化芸術
津軽三味線を習っています。

まだ二年目なので初心者です。
芸事の世界では、
「三年たってやっと初心者マークが外れる」
というのが一般的です。

周りには、まだ経験が浅いにもかかわらずとても上手な人もいますが、やはり初心者として見られます。
もともと手先の器用な人や練習熱心な人は上達も早いですから、年季の入った先輩方よりうまかったりすることもあります。
でも芸事は一日でも早く入門した人が先輩ですし、上下関係はきっちりしています。

不満というわけではなく、不思議に思っていました。
でも最近なんとなく理解できるようになって来ました。

芸の上手下手を問われるのはプロの世界です。
趣味のひとつとして芸事をする場合、大切なのはその人が楽しいのかどうかでしょう。
楽しいと思えるからさらに上を目指そうと努力をするし、続けていける。
ひとつの芸事に楽しみを見出してかかわっている「時間の長さ」にこそ大事な意味があるように思うのです。

この二年の間に同じ教室には何人かが入門しましたが、ほとんどは途中でやめしまいました。
けして指導が厳しいわけではありません。
ただ「自分には向かない」と決めるのが早すぎたのだと感じます。

津軽三味線は簡単なものではありませんが、かといって一部の才能ある人にしかできないものでもありません。
不器用な人であっても一年ほど続けていれば一曲覚えることはできると思います。
ただ、左手で字を書くような難しさは理屈で考えて解決していくものではなく、日々できるようになることを願いながら続けていく訓練に近い。
理由など考えずに続けるのは案外難しいことなのかもしれません。

そういえば芸の世界で
「馬鹿になれ」
という言葉をよく聞きます。
あれは、理屈でああでもない、こうでもないと考えてはいけない、できると信じてひたすら続けろという意味なのでしょう。
無心になって続けていく先にはきっと新しい世界が待っています。
新しい世界を見ることができるのは三年頑張った後。

たった一つの芸事もいろいろなことを教えてくれます。
この御縁は大切にしていきたいです。

ほんとうにある輪廻転生

2009-01-21 | 環境
庭にコンポストを置いているのでわが家から出る野菜くずや魚のアラは土中の有機物や無機物になります。

ここに花を植えるととてもよく育ちます。
家族で食べ残したものを花や木が吸収しいているんですね。
庭の花と私は同じものを食べていると思うと、とても可愛いく思いえます。

生きものは死ねばみんな有機物へ無機物へと分解していき、他の生きものの体を創っていきます。

今この世にいる生きものは、今までこの地球上に生きてきた多様で無数の生きものたちの体だった事もある、ほんの小さなパーツから成り立っています。
この小さなパーツは時を越え、ある時は微生物に、ある時は美しい花に、ある時は海底の泥に、鳥に、虫に、恐竜に、魚に、ネアンデルタール人に、家族を愛し幸せに暮らしていた人に。

空を渡り、海を渡り、風に乗り、川を流れ、世界中のどこかでなにかの生きものとして暮らしていた小さなパーツ。
生きものは日々食べ物として他の生きものを体の中に取り入れ、新しい体のパーツとしています。
そして今、私の体としてここにもあります。


いずれ私にも死ぬときが来ます。
そのときは私の体が命の連鎖に戻れるように、命のあふれるところに戻してほしい。
そこで草になり、虫になり、鳥になってまた世界のどこかで生きてみたいと思う。



ミッション・インポッシブル

2009-01-20 | 思うこと
まだ十代の、バイト先の居酒屋でのこと。

バイト仲間と帰りに遊びに行こうということになりましたが、なにせまだ十代。
先立つものがありません。
それで会計経理担当のおばちゃんと前借交渉をすることに。

するとおばちゃんはこう言ったのです。


「いいよ。だけど一言言っておく。
 前借は借金だよ。
 借金で遊ぶのはやっちゃいけないことだ。
 それでも前借したいなら出すけど、もう一度よく考えな。」


そう言われてもう一度考えてみましたが、おばちゃんの言葉に何か迫力を感じてその日はまっすぐ帰ることになりました。
若かった私はその言葉の意味などほとんど解っていませんでした。
おばちゃんはその一年後に癌のため亡くなりました。

それは、自分の人生の中で一番大切な教えを受けた瞬間だったと今なら解ります。

その後の自分が道を踏み外さずに生きてこれたのも、この言葉のおかげです。
今思えばあの頃はまだそんな、若い人に大切なことを教えてくれる大人がたくさんいました。

私もあの頃のおばちゃんの年に近づいています。
今まではその教えを思い出しながら歩いてきました。


これからは、若い人たちに、大切な話をしていきなさいよ。
それが大人の務めだよ。


そんなおばちゃんの声が聞こえてきそうです。

今日は私の四十八歳の誕生日でした。

星野宣之 2001夜物語

2009-01-19 | book
本も漫画もよく読みます。

では今まで読んできた本の中でベストは?と言われればジャンルがたくさんあるのでこれこそと言うものは出てきません。
文章が良い、内容が良い、著者の熱意が良い、心に響く。
それぞれの理由でたくさんのベストがあるのです。

年齢によっても好きなものは変わってきます。
若い頃夢中で読んでいた本は、今読むとどうも心にしっくりこなかったりします。
より良いと思えるものに出会っているからでしょうか。
本を読むと言う事はいろいろな魅力を味わう楽しみを含んでいるのですね。

マンガに関してはベストがはっきりしています。

星野宣之 2001夜物語

もう十年以上も私の中でのベストであり続けています。
一話完結のオムニバスで、どの話もとても良いのですが、自分のその時々の状況で感動する話が少しずつ変わってきます。
それは、人間の一生にあるであろう多くのことが、このコミックの中に凝縮されているという事なのでしょう。

ただ 西原理恵子 毎日かあさん も現在自分の中で猛追中。

どちらが勝つのか!
いえ、自分の好みの中の話ですが。

喫煙効果

2009-01-18 | 思うこと
私はタバコを吸います。

基本的にタバコの香りや味が好きなんだと思います。
だいぶ前に禁煙をしたことがありましたが、連れ合いがタバコを吸っていたのでとても困りました。
禁煙した人はタバコのにおいがとても気になります。
私の場合はとてもいい匂いとして気になりました。
街中でタバコを吸っている人がいるとそばに行って匂いを嗅ぎたくなってしまいます。

結局また吸い始めて今に至っています。(連れ合いはその後止めました)

今は喫煙人口も少なくなり、喫煙場所も決められています。
会議や講習では、休憩時間のたびに喫煙場所で同じ面子が集まります。
それぞれまったく面識のない人であっても、
「最近は肩身が狭いですよね」
この一言でほとんどの方が打解けてくれます。
タバコを吸うという共通点だけで、まるで同志のように思えます。
複数回続く講習等では、最後にはかなり打解けて話せる人が何人もできています。

タバコは健康に悪いのでしょうが、喫煙人口が減ってきたために思わぬ長所もできました。コミュニケーションツールとしてのタバコ。
嫌煙運動が盛り上がり,肩身が狭くなればなるほどパワーは上がる不思議なツールです。

ごみを減らそう

2009-01-17 | ガーデニング
エコという言葉がトレンドになっています。

しかし私は「とにかく省エネ」というような世論誘導には少し違和感を感じます。
いろいろなブログでも書かれていますが、エコと消費は対極にあるのに「エコ替え」という名の消費を促すような洗脳活動のように思えます。

「エコ」「環境」という言葉が出てきたとたん思考や検証を止めてしまうようです。
思想を無条件に受け入れてしまう事はとても怖いものです。やはり自分で情報を集めて比較検討、判断できるようにしたいです。

わが家では十五年ほど前からコンポストを使っています。
ずいぶん前からいつか使いたいと思っていました。
使い出してから劇的に変わったのは燃えるごみの量です。週に二回の燃えるごみ収集日は、ゴミ袋が軽くなって片手で振り回せるほどになっていました。

去年思い立って燃えるごみを一ヶ月計測してみたのですが、生ごみは毎日500gでます。これはわが家の燃えるごみのちょうど半分です。コンポストはわが家の燃えるごみの半分を処理してくれます。
しかもコンポストで処理した生ごみは木や花の肥料になってくれます。
この地域で土地の造成に使うのは山砂という水はけはよいが肥料分のほとんどない土です。わが家の庭も十五年前まではほとんど山砂で植物があまり育たなかったのですが、今では木も花も元気に育つようになりました。

ごみ処理が大規模収集されるのは焼却のためには合理的なことです。しかし生ごみに関しては個別処理の安全な方法があります。庭をもつ家庭でコンポストなどを使用することでかなりの量のごみが焼却灰という廃棄物ではなく、肥料という有効な資源に変えられます。
日本は南北に長いので地域ごとに最適な処理の仕方は違うでしょうが、全国どこでも生ごみの堆肥化はできます。ガーデニングのブームとともに生ごみの堆肥化も広まってほしいと思います。