毎日幸せに in青森

ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
形而上の話を形而下に

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00年代

2009-12-31 | 社会
80年代、90年代と続く10年ごとの区切りで考えれば、今は00年代になるのでしょうか。
そして今日が00年代の最後の日になります。
一年の終わりの日でもあり00年代の終わりの日でもあります。

日本にいては分からないニュースも多いのですが、この10年でインターネットの発展は大きく、探せばたくさんの情報を目にすることもできるようになりました。

平成・昭和の年別重大ニュース、年別ヒット曲、ラジオ番組名50音別一覧などを紹介しているこちらのサイトを見ると、時代の持つ雰囲気を感じる事ができます。

個人的にも色々あったと感じるこの10年ですが、子供を持つことでより濃厚な時間を過ごしたのだと思っています。
子供の感覚さえも自分の感情の一部として感じ、自分の子供時代の記憶をもう一度なぞる子育ては、一人で生きているより多重な時間の中にいるようなもの。
なぜ手が2本しかないのかと思っていた頃もありましたが、過ぎてみれば楽しい思い出です。



今年一年もたくさんの事がありました。
終わろうとする2009年にありがとう。



年の瀬の話

2009-12-30 | 家庭・経済
今年もあと僅かですが、門松や注連飾りは一夜飾りをするなと言われますね。
大晦日に慌てて用意するのでは福の神が来てくれないとも聞きます。
元旦もスーパーが営業している今の時代に、絶対に駄目という訳でもないのですが、なんとなく気を付けて30日までには飾るようにしています。

米が通貨だった昔は「笠地蔵」の話にあるように、大晦日に現金収入と引き換えで正月を祝うための食品などを買い求めていたのかもしれません。
中山間地の農家では、生活に必要な食品の殆んどを手作りしていました。
もともと農家であった親戚の話を聞くと、味噌、醤油、豆腐などは手作りで、買うものといえば塩と砂糖と魚だけだったそうです。
お菓子などの甘いものはあまり食べられないそうですが、代わりに季節の果物は完熟の甘いものをたくさん食べていたとか。
山の中なら山菜も採れるでしょう、と聞いてみても、目の前の畑で取れる野菜の方が美味しいのにわざわざ山菜など採りに行かないとの答えでした。
それでも正月は年に一度の贅沢として砂糖を使ったおせち料理を作っていたとのこと。

そういえば数日前に玄関に長芋が2本置いてあって、家族に聞いてもなぜあるのか知らないと。
「何か良い事をしたからお地蔵さんが持ってきたのかな ?」
と言ったら白い眼差しをむけられてしまいました。
明るい家庭を目指していただけなんですけど。




キャッチフレーズといえば

2009-12-29 | 青森
いつも素敵な話で楽しませてくれる港町に生きる 八戸からで、八戸のキャッチフレーズを考えるとしたら、という記事がありました。
地域を宣伝するために作るキャッチコピーは、行政なり観光関係の業者なりがコピーライターに書いてもらったものですが、では地元の人たちがどう感じて何をアピールしたいのかはまた別の物だと思います。

八戸コピー委員会 Vol.1 考え続けて早5年、現状報告

何も良い所なんかない、と言う意見もあるかもしれませんが、地元を愛して地元の魅力を語れるということは最高の情報発信です。
地域の魅力を熱く語る人の話を聞いていると、どんな所なのか行ってみたくなります。

私は八戸の歴史や風土が好きなのと、八戸だけではなくもっと広い青森県全体を応援しているので、

過去と今の出会う町 青森(八戸)

これ位しか思い浮かびませんが、何か良いコピーがありましたら是非港町に生きる 八戸からまでお願いします。

怒ったら負け

2009-12-28 | 人間心理
交渉事に感情を持ち込む人をよく見ます。
要求が伝わらない為に感情を込めた強い言葉になっていくのを見ていると、何のための要求なのか不思議に思います。

交渉は自分の思う方向へ決定を引き寄せていく方法です。
目的は決定が自分にとって良いものにする事で、駆け引きを駆使して決定への道筋をつける以外に途中経過はあまり関係がありません。
怒りを手段とする方法もありますが、怒りの感情があっては冷静な状況判断ができません。そして相手に与えるイメージや感情を損ねてしまいます。
仕事においては感情を抑えることができても、それ以外の人間関係などでは上手くできない場合も多いようです。

学校への苦情が「モンスター」化してしまうこともニュースでよく目にします。
感情が先走ってしまっては目標とする結果からは遠ざかることが多いのですが。

ムッとする事があるから苦情を言うわけですが、最終目的は現状を良い方向へ変えてもらうことです。
怒りをぶつけただけで相手が自分のために動いてくれるとは思えないでしょう。
相手方が納得して状況を変えるようにするには、感情を交えずに分かりやすい説明と「お願い」が一番有効だと考えています。




幸せな人生

2009-12-27 | 登校拒否について
発達障害の子供がいて登校拒否もしている、というのは幸せではないように思われるかもしれません。
でも色々な困難を目の前にして一つずつ対処を考えていると、困難があることが実は幸せの元なのだと思えてきます。
乗り越えてしまった課題は次に同じ物が発現したときに容易に乗り越える知恵を付けてくれます。

障害のある子供を「チャレンジド」と呼びますが、神が与えてくれた乗り越えるべき障害、それはその人に出来る筈の課題として課せられたという考え方があります。
乗り越えられるからこそ障害のある子供は生まれてくるのだ、という考え方はステキだなと思います。
苦労は勿論あるのですが、乗り越えた後に広く物事が見える感覚は経験した人でないと分からないかもしれません。

どん底まで落ちなければ浮かび上がれない、と言われる事も同じだと思います。

上手に世渡りすることが良い事だという風潮がありますが、それだけでは見えない事もたくさんあります。
苦労をした人だけに分かる共通認識が確かに世の中にはあり、そんな人は広い度量を持っていると感じるようになりました。






三陸温泉の楽しみ方

2009-12-26 | 温泉
三沢漁港の近くにある三陸温泉は、塩味のする源泉掛け流しの温泉です。
寒くなったので久し振りに行ってきました。

併設されている食堂「ドライブイン三陸」では以前釜飯を出していて、料理に40分かかるこの釜飯を入浴前に頼んでから入るというのが決まり(笑)だったのですが、今は釜飯はメニューからなくなっていてちょっと寂しくなりました。
代わりにホッキ丼などの海鮮料理が充実していて美味しい食堂であることには変わりありません。





やや高めの湯温と充満する湯煙で浴室内はスチームサウナ状態、湯船の縁に腰掛けているだけで汗が噴き出してきます。
海岸の松林が借景の窓を眺めながら、のんびりした時間を過ごすのは青森ならではの贅沢です。

温泉からあがったら隣の食堂で昼食。
左から、若鶏唐揚げ定食、鍋っこラーメン、日替わりランチ。



そしてこの日一番美味しかったのが、鴨ネギラーメンでした。
どれも美味しかったんですけど。





ごちそうさまでした。


天然温泉 三陸
入湯料   250円
営業時間  8:00~22:00

ドライブイン三陸
営業時間  11:00~20:00
定休日   木曜日




八戸ガイド

2009-12-25 | 青森
旅行ガイドを見ていると、自分の行きたい所はほんの少ししか書かれていなくて、結局何冊もガイドを取り揃えてしまいます。
こうしてまとめてみると、個人の好みに偏った話ばかり書いていたと気が付きました。
全くガイドにならないガイドですみません。



見どころ            イベント
種差海岸            海の朝市
八戸の町            八戸緑化まつり
八戸市縄文学習館        八戸市博物館 土偶展
八食センター          アルカディア in更上閣
吉田初三郎 屋敷跡       八戸公園 バラ展
寺下観音            ひいなまつり展 更上閣
南部糠部三十三観音マップ    南部氏庭園    
帆風美術館 
                温泉
                熊の沢温泉       

八戸の味            
八戸の鯖の話          
続 八戸の鯖の話
八戸の魚
八戸産スルメ

おいしいお店
漁港ストア
大野屋(ラーメン)
福兆
まんげつ庵
八戸ヨネクラホテル カレーバイキング(現在閉鎖中)

リンク
はちみーつ 南部糠部三十三観音
温泉手帳2002~ 青森県(三八地方)の温泉






サンタが今年もやって来る・・のか

2009-12-24 | 子供のこと
子供たちが小さい頃、澄んだ瞳で「ウチにもサンタは来るのかなぁ」と訊かれた時、「ウチは臨済宗だから来ないのよ」と答えていた事をこの時期になると思い出します。
個人的に、どこかの縁もない人がプレゼントを持ってきてくれるという話をブラックジョークのように感じていたからでしたが、子供には少し申し訳ない気持ちも持っています。
サンタは来ないけどクリスマスの飾りはいいのよ、と年末が近づくと天井にモールやイルミネーションを吊るして、寝る前の時間を楽しく過ごしていました。

いつの間にかクリスマスの飾りつけもしなくなりました。
今では年末の夜を楽しみに車で走りながら町のイルミネーションを見に行くだけです。
三沢市は米軍関係者も多く住んでいて、住宅地でもちょっとした飾りがあちこちで輝いています。
12月は三沢市の一番綺麗な季節かもしれません。







冬休みが始まりました

2009-12-23 | 登校拒否について
12月22日は二学期の終業式でした。
北国では冬休みが長く、1月15日までの三週間ほどが冬休みです。
代わりに夏休みは短くて、7月22日から8月23日までの一ヶ月間です。
市町村によって若干の違いはありますが、夏休みは短く冬休みは長くなっています。

2学期から登校拒否を始めた下の子供は、2週間ほど前から歩いて登校しています。
まだ朝から登校しているわけではありませんが、10時頃になると自分から準備を始めて一人で家を出ます。
家庭でも自然に振舞い、近所の友達と遊んだり兄弟と遊んだりしています。
9月には学校を頑なに拒否していた硬さも今はなくなりました。

以前学校で対応について話し合ったとき、私の目標として自分で歩いて学校に行く事と伝えていましたが、もう目標は達成したことになります。
いろいろあったはずなのですが、過ぎてしまえば自然にそう進んでいたと思えます。
この間の対応として良かった事は学校側との意思疎通がうまく行った事と、家庭内で一人で抱え込むことなく全員が歩調を合わせることが出来た事の二つだと思います。
周囲の人の皆がペースを合わせて、無理をさせることなく学校に行く道筋を作ることができたのでしょう。
学校との協力関係、家庭内での協力関係が重要だと実感しました。

まだ全面解決には至りませんが、明るい兆しが見えています。


子供の喧嘩に親が出る

2009-12-21 | 子供のこと
子供社会の中で人間関係の作り方やコミュニケーションを子供たちが学んでいるとすれば、その中に大人が入っていく事は子供が自ら学ぶことを阻害してしまいます。
喧嘩や小さな揉め事が起こっても、自分たちで解決法を考え出しお互いが楽しく遊べるようなルールに変える、という作業が社会性を作り出す基礎だとすれば、大人が大人のルールを持ち込んでくることは子供の考える機会を奪ってしまうからです。

毎日の遊びの中で繰り返し続く人間関係構築のための試行錯誤は、大人から見れば無駄な行為に見えますが、どんな事でも反復練習なしの上達はありません。
歩く、走る、投げるなど運動能力に関しても、子供の頃の遊びの中で自然と身につくようになっていて、遊びが楽しくて何度も繰り返す子供の特性こそが人間に備わった成長のための能力なのだと思います。
運動能力と同じように社会に適応する能力も子供の遊びの中に組み込まれていて、毎日の反復練習(これこそが遊びなのですが)でしっかりと身についていきます。

科学というものは、細かく分類してそれぞれの小さいパーツごとに特性を調べ検証する作業の積み重ねです。
一見不条理で無駄に見える子供同志の遊びに、見えない大切な効果があると科学的に裏付けることはできないでしょう。
科学には再現可能であることが必要ですが、一人一人が違う人間では再現可能性はありません。
それでも子育ては先人からの知恵として諺や格言の中に生きています。
人間が後天的に獲得する能力を如何に育てるのかは、集団で生きることが大切だった時代には重要な事柄だったと思います。

子供の喧嘩に出てくる親の多い時代になりましたが、できる限り子供たちだけで解決させる、という視点は忘れないようにしています。
子供のためにと思っていることが逆に子供の成長を妨げてしまう事例は多くあります。