毎日幸せに in青森

ヒトはどんなときに幸せを感じるのか?
形而上の話を形而下に

ブログランキングに参加しています

人気ブログランキングへ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 青森情報へ

ヤマユリの自生北限

2014-08-08 | 青森
数年前の夏に山形を旅行して、ちょうどヤマユリの季節でした。
車を走らせる道路わきの其処此処に大きな白い花が咲いていて、自生のヤマユリをはじめて見た感動がありました。
先日、花巻・遠野方面への旅行で、同じようにヤマユリの咲く風景を見ました。
美しい花なので、多分近くの山に自生していたものを移植したのでしょう、山あいの農家の庭先に植えられて強い香りを放っていました。

植物図鑑などでは自生地は青森県より南との記載になっていますが、青森県内での自生を見た事がありません。
私の小さな行動範囲の中にヤマユリの自生地が無かっただけで、どこかに咲いている場所があるのかどうか。
地図を見ると、ヤマユリの北限は岩手青森県境・秋田青森県境の山地にさえぎられて、概ね盛岡以南ではないかとも思うのですが。
代りにオニユリは至る所に生えていて、ちょうど今の時期はオレンジ色の花が見頃です。




盛岡三ツ石神社

2014-08-04 | 名所 旧跡
盛岡市にある三石神社は、鬼が手形を押した岩として「岩手」の名称の由来になっているそうです。
この三ツ石は「鬼」が「ここには来ない」と約束した石で、東北巨木調査研究会の提唱する「三頭木」の、神が宿るという言い伝えとは逆になっています。
「三」の数と信仰の関係として興味深い。
鬼とは何かについては多くの考察がありますが、被征服者の信仰する神を鬼として排除の対象にした、とも言われていますし、東北のエミシを征服していった大和政権の侵攻を表現しているのかもしれない、などと考えていました。
盛岡といえば、坂上田村麻呂とアテルイの攻防の地で、「鬼」はアテルイその人なのか、その一族が信仰していた神なのか。