2016年(平成28年)5月2日新緑眩しい筏場道を歩いた。
1961年に大台ケ原ドライブウェイが開通するまでは、大台ケ原へは主に4っの登山道が有った。
三重県側からは、大杉谷コース、尾鷲道。奈良県側からは、河合道、そしてメインルートであった筏場道。
その筏場道を尾根上の交差点、大台辻まで歩いた。
本沢川沿いの県道大台大迫線の車道終点の駐車場に車を置く。
料金600円なり。
林道を歩きケートの手前、左に登山道入り口が有り、その先、白倉又谷を橋で渡る。
古い標識が有り、大台ケ原まで12Kmとある。
道は本沢川左岸に沿って続きます。
川音は耳に心地よく、木々は緑に輝き、渓谷美を堪能しながら歩きます。
大台辻まで4.2Km。
五色湯跡の標識
以前、確認したが、お湯がチョロチョロ出ていた。
新緑が朝日に輝き心地よい雰囲気。
所々気の抜けない所も有るが、桟道や古いが築石も残っていて、実に良く整備されている。
有難い。
黒倉又谷に架かる橋。
道沿いのコケも綺麗だ。
気持ちの良い歩きやすい道だ。
崖っぷちに続く桟道。鎖も有るので慎重に行けば問題ない。
二つ目の桟道。
釜ノ公谷の立派な吊橋。
此処までは特に問題になるような箇所は無く順調に来れた。
吊橋を渡ると「通行止」の標識。
ここからは自己責任で安全第一を肝に命じる。
大台辻まで3.6Kmの標識。
この先、道は植林の中を徐々に高度を上げて行く。
本沢川を離れ高度を上げて行くと、沢音が遠のく。
植林の中の暗い道は、尾根を絡み終えると、前方が明るくなってくると、倒壊した建物のある「三十三荷」に着く。
この先、釜ノ公谷の沢音が高くなるが、渓は遥か下だ。
道は県界の台高山脈主稜線から張り出した尾根を絡み緩く高度を上げて行く。
此処もまた、新緑の輝きが眩しい。
新緑の筏場道を大台辻へ その2へ