カメラを片手に

エミール・ガレ没後120年

今朝の最低気温は一気に20度を下回る18.8℃、雲量は多いが最高気温も午後
3時過ぎの28.5℃、秋雨前線の南下で、清々しい秋の空気に覆われた奈良。
それにしても能登半島の状況、目を向けられないほど惨い水害ですね。
それなのに、与野党とも党首選で目の色を変えての戦い、政治家はどこを見て
いるのでしょうかと、呟きたくもなりますね。
      13時、26.7℃、56%

さてNHKラジオ深夜便・今日の誕生日の花は「ヒガンバナ・彼岸花 」、
ヒガンバナ科の球根性の多年草、原産地は中国で、史前の帰化植物とされ、
稲作と同時期に帰化したようだが、日本でのヒガンバナは、中国で突然変異
した染色体が3倍ある三倍体が帰化したため、「種無し」という不稔性を有し、
球根で旺盛に繁殖するクローンです。
このため同じ地域の個体は開花期や花の大きさや色、草丈がほぼ同様に揃い、
人間の手の入らない場所には生えず、里山の秋の風物詩となっている。 

            明日香村・橘寺前9/19
            
万葉集での記載はと探すと、一首だけの「壱師・いちし」が最有力だと?
万葉集 6巻 2480 柿本人麻呂
「道の辺の いちしの花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は」
「道端のいちしの花が目立つように、私の恋しい妻のことが皆なに知られた」
      

さて地下の球根はデンプンを有するも、強い毒性を持つことで、よくすり潰し
水に晒らして毒抜きし、煮込み乾燥させて粉末にすれば救荒作物となった。
そのことと有毒性から、作物を守るため田畑の脇などに植えられたようだ。
 
一般的にヒガンバナと呼ばれる理由は、秋の彼岸に開花することに因むが、
有毒なのに食べた後には「彼岸」=「あの世(死)」という説も???も
なお20種類ほどのアルカロイドを含むも、球根1個だけでは死には至らない。

これから派生する名前としては
「死人花・シビトバナ」「地獄花・ジゴクバナ」「幽霊花・ユウレイバナ」
「剃刀花・カミソリバナ」「狐花・キツネバナ」「捨子花・ステゴバナ」
「毒花・ドクバナ」「雷花・カミナリバナ」「痺れ花・シビレバナ」
「葉見ず花見ず・ハミズハナミズ」など

もつとも有名な別名として「曼珠沙華・マンジュシャゲ」は法華経など梵語で
「紅色の花」を意味し、「テンガイバナ・天蓋花」は仏具の天蓋に似ること
他に 「カミソリバナ」「トウロウバナ」、学名Lycoris radiataから「リコリス」
中国生薬名から「石蒜・セキサン」とも・・・
多種多様な名前を持つ植物です。
花言葉は「再会」で、彼岸の入りと出での時期に咲くことで生と死の境界で
の再会を象徴する言葉となっている。
      

今日は120年前1904年のこの日、フランスのアール・ヌーヴォーを代表する
ガラス作家「エミール・ガレ」白血病により58歳で死去。

草花、昆虫などをモティーフにした美しい曲線と鮮やかな色彩が特徴のガラス
作品で、芸術の域まで高め、現在でも人気のある作家です。      

没後120年を記念した「エミール・ガレ展 奇想のガラス作家」展が
4月6日から6月9日まで「渋谷区立松濤美術館」で開催されていたが・・・

「没後120年 エミール・ガレ展」として
・「徳島県立近代美術館」 2024年10月12日(土)~12月15日(日)
 観覧料:一般 1,200(1,000)円/高・大学生 800(640)円/小・中学生 600(480)円
      徳島県立近代美術館
      
没後120年 エミール・ガレ:憧憬のパリ」展が、富山、東京と巡回する。
ガレとその国際的地位を不動のものとした憧れのパリとの関係に焦点を当て、
彼の創造性の変遷を顧みる試みとのこと。
・「富山市ガラス美術館」 2024年11月2日(土)~2025年1月26日(日)
 観覧料:一般1,200円(1,000円)大学生1,000円(800円) 高校生以下は無料
      富山市ガラス美術館

・「サントリー美術館」  2025年2月15日(土)~2025年4月13日(日)  

連れ合いの故郷富山、新米を取りに行くついでに伺おうかな。    

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