
昨夜は小浜温泉、二度目の宴会はカラオケだった。
幹事二人の「麦畑」を皮切りに12~3組が歌った。
あまりにも上手なのに感心したり歌いっぷりを笑ったりと盛り上がる。
勝手に審査採点していた男が最後に一人ひとりを講評をする。
「まじめすぎる。ヒゲが似合わない」
「英語の歌は分からない」
「意外な歌にびっくり。50年があんたを変えた」
プロはだしの女性には「うますぎる。62点」
六甲おろしで盛り上げた男には「おれ阪神きらい。3点」などと笑わせる。
最後はみんなで河内音頭を踊った。

大浦天主堂
最終日、ようやく快晴となった。

グラバー園ではエスカレーターや動く歩道が整備されていて、
丘の上まで楽に行ける。

上から眺めると、なるほど長崎は坂の多い街だと分かる。

グラバーは草花が好きだったらしいが、この時期は少なめだった。

最後は長崎伝統芸能館を通って出るようになっている。
長崎くんちのビデオ上映とか、船や傘鉾などが展示されている。

これは奉納龍踊りに使われる龍体。大きくて華麗なものだ。

熊本もそうだったが、長崎市内には路面電車が走っている。
京都にいたころがなつかしい。

中島川の向こうは出島の跡。
江戸時代はもう少し川の中側まであったそうだ。

西門から入ると商館や蔵が残されている。
左の建物はカピタン(オランダ商館長)の部屋。

そのそばにあるのが時鐘
紐を引いて鳴らす西洋式の鐘で、
正午昼食時のほか貿易のための朝の荷降ろし時にも撞かれた。

中央広場を進むと大きな旗竿が見える。
高さ30mでオランダの祝祭日のときや
長崎奉行の船が出島の傍を通るときにオランダ国旗が掲揚されていた。

東側に出島橋がある。
昔は中央付近に表門橋があったのだという。

そしてその先には川に面した表門。平成2年に復元された。

当時の出島の模型の向こうで、現役の修学旅行生が記念撮影をしていた。
50年後に、思い出すことがあるだろうか。
博多から新幹線で九州を後にした。