こどもの国の人が多い所から離れて外周道路(といっても園内)を歩いていると、
ちょっと面白い姿の草花に出会った。
すぐには分からなかったがトウダイグサ科らしいと見当をつけて調べたら、
やっぱり仲間のナツトウダイだった。
ナツトウダイ(トウダイグサ科)
トウダイグサ科トウダイグサ属の植物は下記のようにいろいろ見てきたが、ナツトウダイは初めてだ。
トウダイグサ
ソクズとタカトウダイ
オオニシキソウとコニシキソウ
ショウジョウソウとコミカンソウ
ショウジョウソウとハツユキソウ
ポインンセチア
この仲間は杯状花序といって、苞葉の上に雌花ひとつと複数の雄花と腺体が乗っている。
葯が黄色い雄しべ一つだけの雄花が3個見えているほか、先端がまだ白いのがいくつかある。
雌花はすでに伸びて子房が下へ垂れている。
虫が来ている蟹か三日月みたいな形の腺体が雄花と雌花のまわりを取り囲んでいる。
雌性先熟というか、まず雌花が先に出てくる。
このときにはまだ雄花が見えない。
複数の雄花が咲くころには成熟した子房が腺体の外側に出てしまって、いずれ実になる。