ヤマシャクヤク(ボタン科) 山芍薬
今年もヤマシャクヤクを見ることができた。
森の中で花弁を開ききらずひっそりとした感じで咲くのがいい。
雌しべの赤い柱頭が微妙に曲がっているのも面白い。
前に見たのは雌しべが3本あったが、変異なのか今回は一つだけ。
ヤマブキ(バラ科) 山吹
ヤマブキは昔、しなやかな枝が風にゆれる様子から山振と書かれたというが、
色あいからしてツワブキとの関連も何かありそうだ。
華やかな八重よりは一重の花のほうが好みだ。
ヤマブキソウ(ケシ科) 山吹草
大きさと黄色い花ということでヤマブキソウと名付けられているが、
花弁も4枚だしヤマブキに似ているとは思えない。
大型のクサノオウといったところだ。
サンショウ(ミカン科) 山椒
椒(しょう)は「辛い味」のものを指し、山椒のほか胡椒にも使われる漢字だ。
山椒の実は小粒でもピリリと辛いが、どの木にも実るわけではない。
これは雄株の花で、実ができるのは下の雌花が咲く株に限られる。
雌雄どちらの花も花弁がない。