夜遅く着いたので気がつかなかったが、朝見ると隣はすぐにゲレンデだった。
シーズンオフのスキー向けホテルを使うことで格安ツアーになるのだろう。
明け方から雪が降っていたらしい。
上信越道、長野道、中央道を2時間以上も走って駒ヶ根の光前寺に着く。
枝垂れ桜がたくさん植えられていたが五分先程度、曇り空もあって今一つだった。
ほかにヒカリゴケ(光苔)も有名だが、寒い時期には見ることができない。
天台宗、宝積山光前寺は860年開基で今年は1150年祭が行われ、
7年に一度の御本尊・不動明王の開帳にも当たっている。
そのせいか地元のテレビ局が取材に来ていた。
仁王門、三門、本堂、講堂、経蔵、鐘楼、三重塔に庭園もあり大きなお寺だ。
江戸時代には徳川家から地方寺院としては破格の扱いを受けた大寺院であったらしい。
本堂脇に延命水というのがあったので飲んでみた。
暑い日だと冷たくておいしいかもしれない。
この後、昼食のために飯田まで往復したのち再び駒ヶ根に戻り高遠に向かった。
高遠城址公園のコヒガンザクラを観るためだ。
コヒガンザクラはエドヒガンザクラとマメザクラの交配種で、やや小ぶりで少し赤みがある。
明治になってから植樹が開始されたそうで樹齢100年を超えるものを含め1500本以上がある。
この公園には桜以外の木がほとんどないので画面いっぱいに桜が広がる。
人が写り込むのはやむをえない。
向こうに見えるのは、もと高遠城楼門で昭和29年から30年間ほど高遠高校の門として使われていた。
杖突峠を越えて諏訪ICから中央道に乗り8時すぎに無事帰宅した。