しらの風景2

自然の中には学びがいっぱい。
野鳥や生きもの、植物が大好き。
五感を育み、楽しく生きる智慧を探します。

リアルな河童。(3/8*土)

2025年03月08日 | 読書


午前は明日返却予定の7冊の本を県立図書館に持参、
次に借りる本を探していたらあっという間に1時間が経ってしまい
10冊を選んで慌てて帰宅しました。
そのうちの簡単に読めそうな本2冊をさっそく読み終えました。
堀文子さんは、好きな日本画家で作品も素晴らしいのですが、
ひたすら自分の生き方を正直に貫いた方です。
伊集院静さんは好きな作家さんで、
これは犬からの視点のメッセージでクスッと笑えます。
フランスやスペイン、イギリスの画家や絵画を巡った
エッセイも読んだばかりですが、出ている本をたくさん読んでいるので
どの本を読んでいても親しみを感じます。







帰ろうとしたときに「河童」が展示されているではないか。
本物の河童にはもちろん会ったことがないので、
このリアルな姿を周りを歩き回ってまじまじと眺めました。
あとで調べるとテーマ「となりのモノノケ」の企画展示らしい。
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読書「歌わないキビタキ」。(3/5*水)

2025年03月05日 | 読書


最近、よく読んでいるのは梨木香歩さんの本。
これは「炉辺の風おと」「家守奇譚」と続き、
3冊目に読んだ本で、興味あること、気になっていることが
似ているので読んでいて共感することも多く面白い。
それに時々、とてもいい言葉を見つけることができます。

この本の中でも、
「自分が大きくなるときに誰に遠慮があるものか。
妬み僻みは蹴散らして行け」

と筆者が心の中で大切にしている言葉が出てきます。
そういえば私は「微力であっても無力ではない」という言葉に
時々励まされているなと、自分の中で思い出していました。
「勇気を持って向かっていく」という言葉や、
ほとんどの仕事で「人間の内面の美しさを磨き、
礼節や品格を重んじる」ことを「本来的な理念」と
心密かに誓うことは、可能なのではないか。
それが日本らしさであれば、日本らしくあることは私の憧れである。

も私がこの本を読んで書き留めた部分です。



今日は一日部屋の中で確定申告の書類作り、明日も続きます。
いつもぐうたらしているので、2日がかりで行う雑事。
早く解放された〜い!!で夕方、気分転換にジムに行ったら
飾ってあったおひなさま。
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「旅行鞄のガラクタ」伊集院静 (2/14*金)

2025年02月14日 | 読書


仕事や遊びで世界を旅した伊集院静氏が
旅で持ち帰った品のあれこれを紹介してくれている。
私も貝殻や石ころなど何でもないものが好きで
持ち帰ることがあるのでその心境がよくわかる。
違うのは彼は大切に並べているらしかったが
私は無造作にどこかにしまい込むので
どこに行ったのか行方不明のものも多い。

ここではガラクタと呼んで一つ一つについての思い出を書かれているが
ユーモアもありさすがに文章が上手だなと思う。
私が自分のガラクタについて書いても
面白い文にはならないだろう。
そう思いつつ、読み進めていく楽しさを味わった。
今は故人となった伊集院氏だがまだ未読の本があるので
それを楽しみにとってある。



今日はバレンタインデーでいくつかチョコをもらったが、
本命も義理も自身はすっかりそのブームからは外れてしまったと感じる。
それでもチョコは好き!買う羽目になった手元にある
フェアトレードのチョコをこの日とばかりに娘たちに渡した。
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読書の冬に。(1/7*火)

2025年01月07日 | 読書


最近読んだ本は、山本容子さんの本。
食にまつわるエッセイに版画の作品が
添えられていて楽しく読めた一冊です。
食については海外からの視点の話が多く、
今まで読んできた食の世界とはひと味違う視点で
語られていているのが、とても興味深かったです。



梨木香歩さんの本は、先日一冊読み終えて
面白かったので、2冊目にこの本を
県立図書館で予約をして借りてきました。
ずっと以前に、梨木さんの本を勧めてくれた知り合いがいたのに
すっかり忘れていて、出てきた手紙からこの本に辿り着いた訳です。
野鳥や植物にも詳しい方で、読んでいて、
自然への想いなど「そうそう」と思うことも多かったです。
私の知らない世界を本の中では紹介されているので
新しい世界を知るような気持ちで読んでいます。
また梨木さんの本の中では、話のついでに、
他の作家さんのお勧めの本の紹介もしているので
次に読んでみたいと思っています。

お天気がいいとすぐに野外に出かけたくなる私ですが、
荒れた天候が続く北陸の冬はそれを許してはくれないので、
読書の楽しみが深まる季節でもあります。
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「またね。」木内みどり (12/28*土)

2024年12月28日 | 読書


今日は大きなぼたん雪が降った金沢です。
郊外では積雪も増えてきました。
帯状疱疹にかかってしまい家の中、
頭痛がひどいので頓服を飲みながら経過を過ごしています。
ということで、先日読んだ本の紹介を。



木内みどりさん、惹かれるように手にとった木内さんの一冊目の本が「あかるい死にかた」でした。読んでいて、木内さんの感じていることに共感できることが多かった。それもそのはずで親しみを感じていたのは、みどりさんが立ち上げた「自由なラジオ」を聞いていたし、その前身の「ラジオフォーラム」も聞いていました。原発事故が起きてから本当の情報を探してたどり着いたのが小出裕章さん、私も尊敬する方です。木内さんも同様だったようで、その小出裕章さんをゲストに招いて何度も放送をしてくれました。そんな好印象の木内さんでしたが、この本で木内さんのメッセージや生きる姿をはっきりと知ることができました。

そして、2冊目に手にとったのがこの「またね。」。
出張先の広島で突然亡くなられたようですが、本人はそれを予感していた感もあり、心のままに正直に真っ直ぐに行動された途上のことでした、それは見事というしかないような。「またね。」では原発事故が起こってから、みどりさんはずっと発熱中!どうにかして危険な原発・核をストップさせたいと熱心に活動を始めます。福一の事故のあったあのあと、国民の多くが原発反対を表明した。ところが現在はまた危険極まりない原発を稼働させ続けている。この地震国に、原発との共存は命にとってあまりにも危険すぎます。それでも原発にしがみつくこの国のエネルギー政策はほんとうに愚かでみっともない。この本の中で小出裕章さんは、「日本では原子力は「国策民営」と言われ、国が大本になって旗を振りました。その周りには電力会社、巨大原子力産業、ゼネコン、中小零細企業、マスコミ、教育が集まり、一体となって原子力は安全だと言ってきました。原発を押し付けられようとし、巨大な力に押しつぶされそうになった住民は、裁判にすがりました。しかし、司法は、原発は行政の専門技術的裁量だとして、住民を切り捨て、原子力の推進に加担しました。彼らは時に「原子力ムラ」と呼ばれてきました。でもフクシマ事故が起こり、原発は安全ではなく、「原子力ムラ」が言ってきたことが嘘だったことが事実として示されました」
「みどりさんは、そのことに気づいてくれました。そして、気づいて以降は、彼女おができることは何でもするとして、原子力を廃絶させるために全力を傾けてくれました」と書かれています。

木内みどりさんのこの本2冊を友人たちにも紹介しました。
最近読んだ本の中ではとても心に残った本でした。
友人たちは図書館で借りて読んでくれているようです。
能登半島地震が示すように日本はどこで地震が起きてもおかしくはない地震国。
その上に立つ原発がどれだけ危険なものか子どもでもわかる判断を
この国はしたくないようです。人の命、野生に生きる命たち、
そんな命を脅かす存在は、あまりに危険すぎます。
みどりさんの真っすぐさが未来を示してくれているようです。
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「続・窓ぎわのトットちゃん」(12/17*火)

2024年12月17日 | 読書


図書館に予約を入れたのが3月で、やっと借りることができたのは11月。
昔、「窓ぎわのトットちゃん」を買って面白くて何度も読み返しました。
子育ての参考にもなりました。その本のおかげもあって、
黒柳徹子さんはとても親しみを感じる方、いくつになっても
天然で愛らしい方だと思います。また、世界の貧困層の子どもたちに
手を差し伸べて親善大使としての活躍もトットちゃんならではの
大きなお仕事でストレートにメッセージが伝わってきます。

今回42年ぶりに「窓ぎわのトットちゃん」の続編が出たので
読むのを楽しみにしていました。この本では、音楽家のお父さんや
お母さんとの出会い、子育てに奮闘したお母さんのこと。
その時代の女性のこと。黒柳徹子さんが子どもの頃経験した戦争体験では、
貧しくて食べるものもない時代のいろんな出来事。若い頃は、
声が個性的過ぎて仕事を外されたことなど。
いくつもの辛い体験を乗り越えてこれたのは、徹子さんの明るさと
楽天的な性格があったからでしょう。個性の時代に入ってから徹子さんは
一躍人気者に。好きなことを続ける大切さ、周りの人との出会いなど、
読んでいるだけで一緒に同じ時代に寄り添ったような気がしました。
そしてあまりに危険な今の時代や世界の情勢のことを改めて考えさせられました。
とにかく、戦争を起こさず平和を保つこと!過去の過ちを繰り返さないこと!が
とても大切なのだと痛感させられる本でした。そのためにも書かれたそうです。
それには私たち国民一人一人が社会を学んで、
しっかりしなくては大きく危険なものに巻かれてしまいますね。
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柳澤桂子「いのちのことば」。(12/5*木)

2024年12月05日 | 読書


これも図書館でふと手にした一冊。
名前も知らなかった方ですが、
本をパラパラとめくると読みたくなりました。
柳澤桂子さんをネット検索してみると・・・
1938(昭和13)年、東京生れ。お茶の水女子大学を卒業後、
分子生物学勃興期にコロンビア大学大学院を修了、慶應義塾大学医学部助手を経て、
三菱化成生命科学研究所の主任研究員として活躍中に、激しい痛みとしびれを伴う
原因不明の病に倒れる。以後30年以上を闘病しながら、医療問題や生命科学に
関する執筆活動を行っている。『お母さんが話してくれた生命の歴史』
『卵が私になるまで』『二重らせんの私』『生きて死ぬ智慧』など、著書・受賞多数。

この本の中から私の心に留まった言葉のいくつかを紹介。
選んだ中の最後のメッセージは、専門家だからこそ語れる
生命の神秘が含まれていると思います。

*ものを所有することにとらわれないで、
存在そのものに喜びを感じるようになることが、
幸せへの道になると思います。
物欲を捨てることです。これは人間にとっては、
難しいことですが、心がけ次第で、
少しづつものに対する執着を絶つことができます。

*持つことの喜びに代わって、
存在することの喜びが強くなっていきます。
生きていることの喜び。
これこそ私たちが感じるべき喜びなのです。

*自由な自分を取り戻す道は、
今のいのちを十全に慈しみ、
束縛のないこころで、
今ある生をおおらかに生きることである。

*何か問題が起きたときに、だめだと思うと
ほんとうにだめになってしまいそうで、
こういうとき、私は幸せの星のもとに
生まれたのだと考えることにしています。

*障害児を中絶するケースが多くなると、
障害をもった子供を産むことに罪悪感を
感じるようになるのではないかと心配する人もいます。
人類という集団の中には、かならず、
ある頻度で障害を持った子供が産まれてきます。
すべての障害児を中絶しても、障害児は次々と生じてきます。
それが、私たちの持つ遺伝子の本質なのです。
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伝記「岡本太郎」。(12/3*火)

2024年12月03日 | 読書


小学校の図書室で借りてきたのは、
伝記「岡本太郎」〜芸術という生き方

子ども向けの本は、わかりやすく説明してあって
主人公がたどってきた人生や時代の流れがストレートに伝わってきます。
そう言えば、子どもの頃から伝記を読むのが好きでした。

世間の常識や権力と闘ってきた岡本太郎。
いつも一人で戦ってきた人。
どんなに叩かれようとも怯まずに歩き続けた強さ、
何と言われようが自分が思うがままの道を歩き続けたことで
他の誰も真似できない岡本太郎という芸術家が誕生し、
やがて世間もそれを認めるようになりました。
その不屈の精神こそが芸術家には必要だし、
打たれ強い精神は、普通に生活している
私たちにも必要なもの。

人生、いろんな人やものごとに出会い、
時にはアンラッキーなこともあります。
でもそんなことを気にも止めずに歩いていきたい!
この岡本太郎の生き方は、
勇気とパワーを与えてくれるような気がします。

「人間として生きること、それが芸術だ」 岡本太郎
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「あかるい死にかた」木内みどり。(11/29*金)

2024年11月29日 | 読書


図書館で借りてきた本の中の一冊。
木内みどりさんのことは詳しくは知らなかったけれど、
福島原発事故後に真実の情報が知りたいと思って
私がたどり着いたのが小出裕章さんでした。
そして木内さんがたどり着いたのも
小出裕章さんからのメッセージでした。
改めて原発のこと学び直した日々、
本当の情報に圧力がかけられている時に、
「木内みどりの小さなラジオ」を立ち上げた木内さん、
ゲストに小出裕章さんも招いていました。
その番組をよく聞いていました。

なので木内みどりさんは私にとって、
意識が同じ方向に向いている親しみを感じる方でした。
屈託のない明るいキャラクターで信じる道を歩き切った方。
この本を読んで、木内さんのことを少し詳しく知りました。
突然亡くなられてしまったようですが、木内さんの生き方は、
清々しさをこの世界に振りまいてくれたように感じます。
大切に自分の生を全うしなくちゃ、と
そう思わせてくれる出会えて嬉しい一冊でした。

この本で最後に残された言葉より
「わたしは仏事が嫌い。お通夜、葬儀、法事が嫌い。
 誰のために生きているのか、何のために生きているのか
 わかりはしないけれど、形式、慣習、常識などに
 縛られて生きていたくはない。一度きりのかけがえのない人生、
 最期の最期を迎える最後まで、わたしらしくありたいと願っています」
この感覚も私は好きです。
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本棚の片付け。(9/20*金)

2024年09月20日 | 読書


これは確か生協で買った宿根草の本。
実家に引っ越して、狭い仕事部屋に
入れることにしたのは子供たちが使っていた電子ピアノ。
それで棚や本を整理していますが、一向にはかどらず。
つい、本を手に取って眺めてしまいます。





「スーホーの白い馬」はモンゴルの馬頭琴の
ルーツとなる物語ですが、馬と人の友情が描かれていて
ちょっと心がチクリと痛くなるお話です。
もう一冊は、「カムイチカプ」。シマフクロウが
森の神だったアイヌに伝わるお話。

仕事柄、絵本も好きで買って集めていたので
残しておくものと小学校に寄付するものに分けています。
今日は代休で仕事を休んで整理していたのですが
続きはまた明日・・。
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