



偶然にネット検索していたら出てきた映画。
この映画は、まだ観ていませんが興味ある映画でした。
触っていたパソコン上で勝手に始まった感がありましたが、
これもご縁!とそのまま2時間くらい最後まで観てしまいました。
リリーフランキーの自伝的な作品らしいですが、
紆余曲折がありながらも母と息子の
何とも優しい関係が描かれていました。
また地方から東京に出た若者の生活や心情も
同じように経験したので同時代の背景も懐かしかった。
何でもない東京の横断歩道を年老いた母と
手を繋いで歩く二人の姿にグッときました。
同じように私も高齢の母を介護して最後に亡くしているので、
共感できる場面が多々ありました。
主人公が母親を呼び寄せて暮らした最後の7年間は、
煩わしさもありながらも二人にとって
これまでの離れ離れの生活を埋めるような
幸せな時間だったことでしょう。
オダギリジョーと樹木希林の演技もとても素晴らしかったです。
特に樹木希林の闘病で苦しむ姿の演技は圧巻でした。
若い頃の役を娘の内田也哉子が演じていますが
実際にそのまま母娘でそっくりのお二人なので違和感なしでした。
母親の演技を間近で見る也哉子さんの心情はどうだったのでしょうか。
母という存在、心に残るとても優しくて少し切ない映画でした。