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私は音楽が大好きです。
個人的には辛気臭く感じられる演歌と、秋元康氏が手がけるAKB48だけは、どうしても好きになれませんが(ファンの人ごめんなさい。)、基本的に気に入れば何でも聞くといってもいいぐらいです。
その中でも最近はまっているのがジャズピアニストの上原ひろみさんです。個人的には、脂の乗り切った現在、勢い、演奏力ではこの分野ではひょっとして世界最高かもしれないと思ってしまうぐらいです。CDよりも、とにかくライブが凄いです。
近年は毎年、ニューヨークの老舗ジャズクラブのブルーノートで一週間連続!公演を続けています。また、昨年は、伝説的なベーシストであるスタンレークラークのアルバムに参加しグラミー賞も受賞されました。今年はそのスタンレーとのデュオでブルーノートで公演を行いました。
アメリカで下積みから世界の頂点まで駆け上がってきた、彼女の演奏は説得力には満ちています。表面的な知識だけでわかったように語る「評論家」のような人が分野を問わず、世の中にあふれていますが、そのような人にこそ、本物を、「見て」「聞いて」「感じて」いただきたいです。今回のNY公演の最終日の最後の公演には、ジャズ界のリビングレジェンド「チック コリア」、最強のセッションベーシストのアンソニージャクソン、アースウインドアンドファイアーのメンバー、後で知りましたがチェコ共和国の大統領まで聴きに来られていたそうです。妻にも、ぜひ生で聞かせてあげたいです。
以下に、上原さんのすばらしい言葉を引用させていただきます。
近年、インターネットは普及し、音楽も含め、どんなものもネットで買えるし、ライブ映像だって、簡単に動画で見れる時代になった。最近はスーパーの買い物さえインターネットでできる。
人と人との関わりは、30年前に比べたら、本当に薄くなった。
でも、こうやって足を使い、旅をして、人と出逢っては別れ、
という生活を繰り返していると、人は人に生かされていると痛感する。
私が戻りたい場所は、世界遺産でも、おしゃれな場所でもなくて、
人と本気で向かい合った事実を感じる場所だ。
自分で、探して、求めて、つかみ取る場所。
どこにでも、必ず輝きに満ちている場所がある。
それを熱望する事は、私の人生にとても大切だ。
一見何も魔法が起こらなそうな場所も、たくさんある。
みんな「ただのいち仕事」として、仕事をしている時もある。
でも、仕事以上の仕事にするために、
まずは状況や環境にふてくされる前に、
自分から魔法を起こす努力は不可欠だ。
一緒に仕事をしたい人を、世界中に増やそう。
また逢いたいと思える人を、世界中に増やそう。
うまくいかない時だってある。
でも、出逢いたいから、探し続ける。
毎日畑を耕すように。花に水をやるように。コツコツと。
NYCは、あらゆる分野で世界で最も刺激的な場所のひとつだと思います。
妻と近い将来、上原さんの公演に出かけたいと思います。