師匠が班長をつとめる厚労省班会議に出席した後、師匠とその門下生である先輩の先生方(不肖私以外は皆さん教授)と久しぶりに飲みにいきました。
久しぶりだったので懐かしい話題で大いに盛り上がりました。
随分とお酒が入ってきたところで、唐突に師匠がにやりと笑って(目は笑っていない)、「そういや、お前は一生俺についてくると言っていたよな。」
弟子曰く、「僕は今も先生についていっております。自分は私利私欲を捨てて、先生のシーズも含めた日本発の新しい新薬の臨床試験を一日でも早く白黒の決着をつけるためにここにきたのです。それこそが本当の恩返しではないでしょうか。たとえ、先生のそばにいなくても、いや、そばにいないからこそ、より大きな貢献ができるはずです。」
周りの先輩方は納得されたご様子。
師匠は何も答えられなかったが、すべてわかっておられるはず。
帰り際、名古屋駅で師匠といつになく固い握手をしてわかれた。
周りの景色は変わっても、自分自身は昔から全くぶれておりません。