先日、ニューヨークで出会った人生の師匠とお会いしました。
私のように世間から隔離された世界に生きている人間にとって、他業種の世界、世界各地の文化、各国での政治、法律、教育の違いのお話をお聞きすることは非常に勉強になります。
私の帰国後の話題になったときに、私のふと発した「日本に帰ったら微力ではありますが、一生懸命がんばります。」との言葉に容赦ない一言が飛び、またもや一本とれました。
「何が一生懸命だ!一生の生の字が違うだろ。日本で医者をしていて餓死することほど難しいことはないんだから。生きていくのに困らない恵まれた状況で何をいってんだ(笑)。先生の場合、生は「笑」の方だろう。日本に帰ったら、変な遠慮はせず、楽しく笑いながら、一「笑」懸命やればいいんだから。」
カウンターの職人さんも含めて一同爆笑。伊達にNYの第一線でご活躍されたわけではありません。
この年になっても、厳しいながらも有り難い励ましをいただけることは幸せなことです。
自分もいい年齢の重ね方をしたいものです。