腫瘍内科医一家のニューヨーク滞在記

ニューヨーク研究留学中での出来事を感想を交えてメモ代わりにつづります。

人生こんな終わり方もあるのか。

2011年10月04日 01時56分59秒 | 日記

 大学院生時代から、毎年10月初めNYのミッドタウンで開催される腫瘍免疫学のカンファレンスに参加している。

 会の冒頭に、大御所の大先生がついに一線を引かれ、この会も新体制で運営されることがアナウンスされた。その直後のロックフェラー大学の演者が、冒頭に、先週末に亡くなられたRalph Marvin Steinman博士に追悼の言葉を述べられた。Steinman博士といえば、抗原提示細胞のひとつである樹状細胞を発見され免疫学に多大な貢献をされた方である。

 そして、お亡くなりになった直後にノーベル賞受賞が発表された。ノーベル賞は生前にしか贈られないが、今回は選考会議がその事実を知らない時点で受賞が決定されたとのことで取り消されず受賞の運びとなった。それにしても、なんというタイミングなのだろう。

 心からご冥福をお祈りしたい。


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